














この記事を読んでほしい人
- 「自分てどんな性格なの?」という人
- 「自分のことは分かっている」という人
- 今の職場や環境に違和感を抱いている人
ビッグ・ファイブとは
ビッグ・ファイブとは、アメリカの心理学者ルイス・ゴールドバーグが作った、人の性格を特定するパーソナリティ理論のことで、「特性5因子モデル」とも呼ばれています。
心理学の分野ではもちろん、それ以外の分野でも活用されており、統計的に検証もされ、かなり信頼性の高いものだと言えます。
5つの要素は研究者によって提唱するものがいくつかありますが、こちらでは現在最も利用されているポール・コスタ・Jrとロバート・R・マックレイのモデルを紹介します。
外向性:興味関心が外の人や物に向けられているかどうか/積極性や社交性に関連
協調性:利己的でなく、他者のことを思いやれるかどうか/協調性や思慮深さに関連
誠実性:真面目で計画的かどうか/責任感や勤勉さ、自己規律に関連
開放性:新しい物事や経験に対してオープンかどうか/好奇心や想像力に関連
神経症傾向:不安や緊張に対する耐性が高いかどうか/ストレス耐性や気持ちの安定に関連
多少ざっくりとした説明にはなりますが、各要素をイメージできれば問題ありません。
例えば、外向性が高い人は「人見知りせずに誰とでも打ち解けられる」であったり、誠実性が高い人は「物事に対してコツコツ継続的に取り組める」というような感じです。
ちなみに、神経症傾向が高い人というのは「神経質でストレスやプレッシャーに弱い」というように、この要素が高い人は他の要素とは逆で、ネガティブな特性になります。
では次に、このビッグ・ファイブを使った性格診断をしていきましょう。
ショート・ビッグ・ファイブテスト
ビッグ・ファイブに基づいて、あなたの性格がどんなものかを診断してみましょう。
ビッグ・ファイブを診断する方法やツールは数多くありますが、ここではたった10個の質問で診断できる方法をお伝えします。
これは、ロンドン大学のチャモロ・プレムージク博士が考案した、少ない質問で性格が分かる「ショート・ビッグファイブ・テスト」というものになります。
それでは、基準に沿って、下記の質問に採点しみてください。
(普段の自分を思い出して答えると良いです。)
質問と回答
■基準
・0点→全然当てはまらない
・1点→当てはまらない
・2点→どちらでもない
・3点→当てはまる
・4点→すごく当てはまる
■質問
(1)自らすすんで人に会うことも平気で、初対面でも会話を楽しめる
(2)他人を思いやり、皆に親切にする
(3)物事を計画的に考えて効率的に行なう
(4)好奇心が強く、新しい物事に惹かれる
(5)心配や緊張することが多く、不安になりやすい
(6)シャイで物静か
(7)思ったことはすぐ口に出し、他人の感情に振り回されずに判断する
(8)考えるより先に行動したり、物事にギリギリで着手する
(9)物事を飛躍的にではなく、現実的に考える
(10)リラックスして、落ち着いている
お疲れ様でした。それでは採点をしていきましょう。
こちら採点方法が少し変わっているので、続いて説明していきます。
採点と採点方法
1.質問(1)~(5)はそのまま
2.質問(6)~(10)は点数を反転させる(0点⇔4点、1点⇔3点、2点はそのまま)
3.それぞれの要因に点数を付ける
外向性:(1)と(6)の点数を足す (話すのが好き、社交的、積極的、陽気、活動的)
協調性:(2)と(7)の点数を足す (優しくて心が広い、親切、素直)
誠実性:(3)と(8)の点数を足す (計画的、几帳面、こだわりが強い)
神経性::(4)と(9)の点数を足す (神経質、悲観的、不安症、気苦労)
開放性:(5)と(10)の点数を足す (好奇心、興味関心、チャレンジ、センス、頭の回転、応用力)
4.各要因を採点(0点~4点は低い/5点~8点は高い)
5.各要因について診断(ざっくりとまとめた特徴)
いががでしたか?特性ごとの点数は出ましたでしょうか?
それでは、点数の高い特性があなたの性格を表しているものになりますので、以下から詳細を確認してみましょう。
外向性が高い人
社交的で活発で、人見知りせず誰とでも打ち解けることができます。
色々な刺激を受ける環境で積極的・主体的に行動したり、集団の中で周囲を巻き込んで引っ張っていくようなパーソナリティを有していると言えます。
一方で外向性が低い人は、人と接するのが苦手で引っ込み思案なシャイだと言えるでしょう。
協調性が高い人
親切で思慮深く、チームワークを重視します。
人を助けたり、人のためになることを進んで行うことができ、優しさや思いやりを持って他人と円滑に関係を気づくことができるようなパーソナリティを有していると言えます。
一方で協調性が低い人は、批判的で自分よがり(自己中心的)、独断的だと言えるでしょう。
誠実性が高い人
真面目で計画性があり、コツコツ物事に取り組みます。
物事に対して洞察し客観的な判断を行うことができ、困難なことに対しても責任感を持って諦めることなく挑戦し続けられるようなパーソナリティを有していると言えます。
一方で誠実性が低い人は、だらしがなく情緒的、刹那的だと言えるでしょう。
開放性が高い人
好奇心や興味関心が旺盛で、環境変化へ適応します。
自身の感情を理解することができ創造性に富み、新しいことや未知のことへのチャレンジできるようなパーソナリティを有していると言えます。
一方で開放性が低い人は、環境変化に弱く、形式的なものにとらわれがちだと言えるでしょう。
神経症傾向が高い人
心配したり不安になりやすく、ストレスやプレッシャーに弱いです。
繊細で感受性に富んでおり、周囲の空気や環境の変化をいち早く察知することに長けているようなパーソナリティを有していると言えます。
一方で神経症傾向が低い人は、ストレスやプレッシャーへの対応力があり、落ち着いていると言えるでしょう。
自分のビッグファイブが分かったら、適職を診断してみませんか?
採点した結果は?
いかがでしたでしょうか?
診断結果とあなたが思う性格は一致しましたか?
それともズレがありましたか?
あなた自身が考えている自分の性格とは異なった結果になったとしても、それはそれで新たな発見ができたのではないでしょうか。
※ちなみに、より細かくかつ正確に自分の性格を診断したいという人向けに、「NEO-FFI/NEO-PI-R 人格検査」というものもあるようなので、興味がある人はお試しください。
ビッグ・ファイブと併せてあなたの『クロノタイプ』も診断してみてはいかがでしょうか?
自分の性格特性を活かそう
あなたの性格がどうであれ、最も重要なことはあなたの性格特性、つまり強みを活かすことです。
もちろん、この診断結果であなたの性格100%明らかになったわけではありませんが、その傾向はあるということです。
自分の性格を、どう仕事や生活とリンクさせていくのかを考えてみましょう。
すると、少しずつ人生がより良いものになるかもしれません。
5つの性格特性
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