








この記事を読んでほしい人
- 職場環境に悩んでいる人
- これから転職を考えている人
- 仕事が原因で体調が優れない人
ブラック職場の特徴
実は以前に「『仕事が続かない』それはあなたではなく職場に原因があるかも??」で触れたのですが、南フロリダ大学が提唱する『身も心も壊してしまう会社の特徴』というものがあります。
正にこれが「ブラック職場の特徴」を72件の論文のメタ分析から導いており、とても参考になるかと思いますので、こちらについて紹介していきます。
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身も心も壊してしまう会社の7つの特徴
改めてここでは、南フロリダ大学による『身も心も壊してしまう会社の特徴』に挙げられている特徴について紹介していきます。
この特徴は7つあり、以下のものがいわゆるブラック職場にあたる職場の特徴です。
制限・制約の過多
裁量権の欠如
統一性の欠如
具体性の欠如
他者との不仲
業務量の過多
長時間労働
これらの特徴がある職場は、辞める人が続出したり、異動を申し出るような人が出るような職場である可能性が高いと言えます。
それでは各特徴について説明していきましょう。
制限・制約の過多
一つ目の「制限・制約の過多」ですが、これは人手不足だったり、予算が少なかったり、規程が厳しかったりするせいで、自分の意思を多少なりとも反映した働き方ができないような状況です。
仕事において人は、少なからず自分の意思を持って働いているはずです。
それにも関わらず、人手や予算が不足している、規程が厳格すぎるといった状況では仕事を通じて達成したい目的をかなえることができません。
すると、その抑圧された状態が精神的なストレスとなってそこで仕事をする人にのし掛かるのだと考えられます。
裁量権の欠如
二つ目の「裁量権の欠如」も、ある種一つ目の「制限・制約の過多」と似ていますが、こちらはより行動が制限される状態だと言えます。
例えば営業職を例にとって説明すると、どの商品やサービスを提案するのか、どの企業・個人にアプローチするのか、どの時間帯に電話をするのかなど、事細かに指示されるような状況です。
いわゆるマイクロマネージメントと呼ばれるものですが、一挙手一投足まで管理されて自分の意思を業務に反映できない状況は非常にストレスが溜まるということです。
統一性の欠如
三つ目の「統一性の欠如」は、方針や指示などがバラバラであることです。
上司からの指示と先輩からの指示が異なっていたり、会社の方針・方向性と部署の方針・方向性が一致しないというような状況になります。
特に上の立場の人からの指示が異なった場合、どちらに従えば良いのかという無用な葛藤に苛まれる原因にもなるため、統一性の欠如はそこで仕事をする者に大きな心理的不安を与えると考えられます。
具体性の欠如
四つ目の「具体性の欠如」は、やるべき仕事が明確になっていない状況を指します。
ただ単に”営業業務”や”事務業務”というだけであって、具体的に何をどうすればいいのかがはっきりせず、曖昧な仕事内容(業務内容)が曖昧なのです。
特に業界経験や職種経験がない者にとって、業務に関する具体的な指示がない状況というのはとてもストレスフルな状態になってしまうでしょう。
他者との不仲
五つ目の「他者との不仲」は、社員同士がギスギスしているような状況です。
いわゆる社内いじめでも見られるような、情報の共有をしなかったり、社内会議への参加メンバーから外したり、または社員同士のコミュニケーションの欠如も含めて、社員同士の関係性が悪い、もしくは淡白であることです。
そのような職場では自ずと雰囲気が悪くなるため、そこで仕事をする人の多くが連鎖的にストレスを感じることにつながります。
業務量の過多
六つ目の「業務量の過多」は、正に適正な業務量を超えてやるべき仕事を抱えることです。
人手不足の職場で起こりがちですが、本来は二人分の業務を一人で担うような場合です。
または、業務に必要な時間が与えられていないような状況においても業務量が多すぎると言えるでしょう。
このような状況下においては、自ずと長時間労働や過重労働につながる可能性が高いでしょう。
長時間労働
七つ目は「長時間労働」ですが、これは言わずもがなでしょう。
業務量が多すぎる、上司や先輩が残業しているから先に帰れない、顧客に振り回されるなど、長時間労働(長時間勤務)になる原因というのは多岐に渡ります。
ただいずれにせよ、仕事で拘束されることは当人にとってストレスとなり、それが続くと心身に変調を来す可能性が高いと言えます。
もしブラック職場にいるのなら…
ここまでブラック職場の特徴を紹介してきましたが、あなたの職場はいかがでしょうか?
ここ数年で「ブラック企業」の認知は広まりましたが、一方でブラック職場にも注意を払わなければいけません。
企業としては法令遵守しておりクリーンなイメージがあったとしても、その企業内の特定の部署や組織だけ就労環境がとても劣悪である場合もあります。
そしてこの記事でもお伝えしたように、ブラック職場で仕事を続けることによって、まさに身も心も壊れてしまう可能性をはらんでいるのです。
したがって、この記事で紹介したような特徴があなたがいる職場にも当てはまるのであれば、遅かれ早かれ職場を移ることを考えることをおすすめします。
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なぜブラック職場化するのか?
そもそも、なぜブラック職場が生まれるのでしょうか?
これはあくまで僕の推論ですが、ブラック職場とは人の循環が滞っており、他者からの鑑賞も欠けているからではないかと思うのです。
その部署や組織に特定の人が留まることで長くいる人が特権を持った気になり、また他社からの指摘や異議も上がらないためにより悪習が蔓延ってしまうのです。
異動が発生することや他部署からの関与は時に面倒に感じるものですが、もしかすると職場の空気を循環することでブラック職場化することを防ぐ効果があるのではないでしょうか。
ブラック職場の特徴
- 制限・制約の過多
- 裁量権の欠如
- 統一性の欠如
- 具体性の欠如
- 他者との不仲
- 業務量の過多
- 長時間労働
ブラック職場の特徴はここで紹介した以外にも実はたくさんあるのです。
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「あなたの職場は当てはまる?」ブラック職場の特徴【パート2】
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