











それでは「ブラック職場の特徴パート2」について紹介していきましょう。
この記事を読んでほしい人
- 職場環境に悩んでいる人
- これから転職を考えている人
- 仕事が原因で体調が優れない人
ブラック職場の特徴
改めて、以前「『あなたの職場は当てはまる?』ブラック職場の特徴【パート1】」で南フロリダ大学が提唱する『身も心も壊してしまう会社の特徴』を基に、ブラック職場の特徴を紹介しました。
しかし今回は、スタンフォード大学のジェフリー・フェファー教授による「ブラック職場があなたを殺す」で『メンタルが壊れたり寿命が縮んでしまう職場の特徴』というものがありましたので、こちらについて紹介していこうと思います。
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メンタルが壊れたり寿命が縮んでしまう職場の10の特徴
改めてここからは、ジェフリー・フェファー教授による『メンタルが壊れたり寿命が縮んでしまう職場の特徴 - ジェフリー・フェファー (著)』に挙げられている特徴について紹介していきます。
この特徴は10個あり、以下のものがブラック職場にあたる職場の特徴です。
保険がない
シフト制
業績が不安定
仕事が原因で家庭や恋人との間に不和が生じる
仕事の責任が重すぎる
仕事がない
仕事に関する権限が少ない
仕事でのサポートが少ない
組織内の不公平
長時間労働
よく見るととパート1で紹介したものと重なる特徴もありますが、それぞれ順に説明していきます。
ブラック職場とは異なりますが、このような状況もオススメしません。
保険がない
日本の企業においては当てはまるケースは少ないでしょう。
一方でフリーランスとして仕事をしている人の場合、会社の保険に加入しているわけではないのである意味当てはまると言えるでしょう。
また、従業員数が5人未満の個人事務所の場合は社会保険の加入義務はないため、そのような職場に務めている人の場合は当てはまります。
保険がない状態で仕事をするというは精神的にもそうですし、実際に職を失ったときに生活するためのサポートがないという意味でキツイと言えるでしょう。
シフト制
早番や遅番、夜勤などの交代制の勤務形態の職場がこれに当たります。
特に遅番で帰りが深夜になったり、夜勤で昼夜逆転の生活になるなど、シフト制によって生活リズムが乱れて体調を崩す可能性が高くなります。
実際、昼夜逆転の生活をしている人ほど老けているように、生理学的に無理の生じる働き方をすることは身体や精神に良くないと言えるでしょう。
業績が不安定
職場の業績に波があるようば状況です。
毎月ノルマがあり、達成できるか否か分からなかったり、職場の業績が芳しくなくて部署の存続が危うかったりする場合、当然ながら精神的に負の影響を受けてしまいます。
実際、毎月のノルマや納期に追われて常に疲弊している人は少なくありません。
仕事が原因で家庭や恋人との間に不和が生じる
残業で帰りが遅く成ったり、出張が多く家を空けることが多いような状況です。
昔のドラマで「仕事と私どっちが大事なの?!」なんてセリフ一度は耳にしたことがあると思いますが、あのような仕事が原因で家族や恋人との関係性が悪化するということはよくある話です。
しかしこのような状況に至ることで、仕事と私生活の両方での悩みが生まれ、心身の調子が崩れてしまうのです。
仕事の責任が重すぎ
自分の能力や経験ではカバーできないような仕事の責任を負う状況です。
例えば、いきなりそれまでに受け持ったことがないくらいの部下を抱えるような役職を任されたり、任されたことのある金額の数百倍の予算を掛けたプロジェクトリーダーに任命されたりといったようなことです。
急に重責を負うような仕事を任されることで、想像できないほどのプレッシャーい晒されるため、ストレス耐性がない状況だとすぐにメンタルに異常を来してしまうでしょう。
仕事がない
「【解説】『仕事が忙しい!』と『仕事がヒマ!』どちらが幸せなのか?」でも話しましたが、仕事がない状況というのは案外ツライものです。
いわゆる社内ニートのようなもので、組織には属しているものの与えられている仕事がないとアイデンティティを見い出せなくなります。
仕事が忙しすぎて心身不調になるというケースはよく目にしますが、やることがない状況というのも心身不調の原因になるということはあまり知られていないものです。
仕事に関する権限が少ない
「『あなたの職場は当てはまる?』ブラック職場の特徴【パート1】」で”裁量権の欠如”として紹介したものと同じで、細かく指示され管理され仕事というのはストレスになります。
また、「任せてもらっている」という感覚が少ないこともアイデンティティの喪失につながり、精神的に病む原因となるのです。
仕事でのサポートが少ない
「『あなたの職場は当てはまる?』ブラック職場の特徴【パート1】」で紹介した”他者との不仲”と関連する特徴で、お互いが助け合える風土がない職場のことを指します。
これは希薄な人間関係が原因である場合が多いのではないでしょうか。
ブリガムヤング大学の研究によると、職場に友人が3人以上いることで、平均的な人よりも人生の満足度が96%も上がるということからも、職場での人間関係が心身に与える影響は大きいということです。
組織内の不公平
「上の者の言うことは絶対」であったり、「上司のお気に入りにだけ良い案件を任される」といった状況です。
当たり前ながら、真っ当なことをしているにも関わらず上の者に潰されたり、自分と同じ立場・能力の人にいつも良い仕事が回ってくれば仕事に対する熱意は失われていくでしょう。
長時間労働
当たり前ながら、毎日夜遅くまで残業したり休日返上で出勤したりという環境においては心身共に疲弊していきます。
社会問題として取り上げられるようになってからは以前と比べて是正されてはきましたが、それでも人手不足やIT化の遅れなどのよって長時間勤務が恒常的な企業・職場もまだ多く存在しています。
もしブラック職場にいるのなら…
この記事でも「『あなたの職場は当てはまる?』ブラック職場の特徴【パート1】」に引き続き、ブラック職場の特徴について紹介してきました。
そしてこれも改めてにはなりますが、もしあなたがここで紹介したような特徴に当てはまる職場にいるのであれば、遅かれ早かれ転職を検討することをおすすめします。
社内で異動ができるのであればそれでも良いかもしれません。
しかし社内での異動は転職する以上に難しい可能性もあるため、社外の方がより良い職場環境が見つかるかもしれません。
ブラック職場の特徴
もしあなたがブラック職場にいるのであれば、早めに転職した方がいいかもしれません。
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