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キャリアプランを立てるにあたり、やってはいけないこと3選【解説】

更新日:

 

KEI
ところで、キャリ子さんは将来のことって考えていますか?

 

 

そうですねぇ、漠然とですけど!
キャリ子

 

 

KEI
ちなみに具体的に何か考えているんですか?

 

 

ちょっと恥ずかしいですけど、将来的には、今いる会社よりも大きい会社に転職して、そこで自分の部署を立ち上げようかなぁって。そうすれば今よりもハッピーになれると思うんですよね。
キャリ子

 

 

KEI
ありがとうございます。

 

 

私のキャリアプラン、どうですかね??
キャリ子

 

 

KEI
ケチをつけるわけではありませんが、あまり良いキャリアプランではありませんね。

 

 

え?!なんでですか…?
キャリ子

 

 

 

KEI
キャリ子さんのキャリアプランには、キャリアプランを立てるにあたってやってはいけない3つのことが含まれているからです。

 

 

 

やってはいけない3つのこと、ですか?
キャリ子

 

 

KEI
はい、キャリアプランを立てるにあたってそれらをやってしまうと、キャリアプランが意味のないものとなってしまうのです。

 

 

なんかショックです…。ちなみに、その3つのことって何ですか?
キャリ子

 

 

KEI
それでは、「キャリアプランを立てるにあたり、やってはいけないこと3選」について解説していきましょう。

 

この記事を読んでほしい人

  • 将来の具体的な夢や目標を持っている人
  • 具体的なキャリアプランを立てている人
  • 将来の計画を立てようと考えている人

 

 

キャリアプランを立てるにあたり、やってはいけないこと3選

 

あなたは将来のことをどのように考えていますか?

 

 

次の転職で〇〇という会社に入り、□□の経験を積んだ上で35歳までにマネジャーのポジションに就き、40歳でエグゼクティブマネジャーとなり、45歳で独立して、というようなことを考えてはいませんか?

 

 

特に現在20代の人や学生の人ほど、このように将来のことについて考える機会が多いかと思います。

 

 

しかし、キャリアプランを考えるにあたってやってはいけないことが3つあるのです。

 

 

それをしてしまうほど、そのキャリアプランは意味のないものになってしまうからです。

 

 

では、その”やってはいけない3つのこと”とは何なのかというと、それはこちらです。

高い理想を持つ

やりたいことを絞る

感情を予想する

 

キャリアプランを立てるとなると、特に”高い理想を持ち”、”やりたいことを絞る”のではないでしょうか?

 

 

しかしそれをやってはいけないのです。

 

 

ではキャリアプランを立てるにあたって、なぜこれらをしてはいけないのでしょうか?

 

 

それについては、社会心理学者ダニエル・ギルバートとティモシー・ウィルソンが行った研究を基に解説していきましょう。

 

 

高い理想を持つ

 

特に20代の頃に理想を高く持ってしまうと、30代を過ぎて燃え尽きてしまう可能性が高くなります。

 

理想を持つことは大事ですが、その理想に囚われることは避けなければいけません。

 

いわゆる”意識の高い”人ほどこの状態に陥ってしまうので、もしあなたが意識の高い人なのであれば注意しましょう。

 

新卒者ほど高い理想を掲げて社会人になるので、理想を掲げるなら現実も受け入れましょう。

参考 【考察】「もう仕事を辞めたい」早期退職を考える新卒入社者の特徴

 

 

やりたいことを絞る

 

将来の具体的すぎるプランやビジョンを持っている人はいますが、やりたいことを絞りすぎることはオススメしません。

 

将来やりたいことを絞ってしまうと、それができなかったり、イメージしていたようにできないことでギャップが生じ、それによってショックを受けてしまいます。

 

実際、今から10年前を思い出しても今とは状況は大きく変わっており、そもそも当時イメージしていた世界とはギャップが生じているはずです。

 

そういう意味でも、やりたいことは漠然と考えるくらいがちょうどいいのかもしれません。

 

「そもそもやりたいことが無い」という人もいますよね。見つけるためには…。

参考 「やりたい仕事の見つけ方」それは□□ではなく〇〇を考えることが大事

 

 

感情を予想する

 

「その仕事に就ければ今より幸せになれる」「それに携わることができたら人生が変わる」というように、将来の感情を予想するほどその期待は裏切られてしまいます。

 

一流企業に入社予定の人に、「この会社に入ったらあなたはどうなると思うか?」と尋ねた実験によると、入社前に抱いていたポジティブな感情は、入社半年でほぼ無くなってしまっていたのです。

 

つまり、キャリアプランを立てる上では、ポジティブに考えない方が良いでしょう。

 

ポジティブシンキングの弊害についてはこちらの記事で詳しく話しています。

参考 【解説】転職に成功する人と失敗する人!コレを知ればうまくいく!

 

 

 

結論、キャリアプランを立てることに意味はない

 

社会人になったばかりの人ほど、キャリアプランについて考える機会が多いかと思います。

 

 

しかし、そもそもキャリアプランを立てることは意味がないのではないでしょうか。

 

 

というのも、キャリアプランを考える場合、どうしても理想を掲げ、やりたいことを考え、それを達成した時のポジティブな感情を無意識に想像してしまうからです。

 

 

つまり、キャリアプランを立てるにあたってやってはいけない3つのことは、キャリアプランを立てるにあたってやる必要があるからなのです。

 

 

それならいっそのこと、キャリアプランを立てることを止めた方が良いと言えるでしょう。

 

実は目標を立てることも、あまり意味がないと言われています。

参考 【理由】「仕事の目標はない方がいい?!」その目標が成功を邪魔する

 

 

 

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将来よりも今に目を向ける

 

将来のことを考えることは確かに大事なことです。

 

 

しかし、その将来とは”今の積み重ね”でしかありません。

 

 

今、目の前のことに対して悩み考えて行動することでしか将来は形づくられないのです。

 

 

だからこそ、遠い未来の計画を立てること以上に今に目を向けることを意識するようにしましょう。

 

キャリアプランを立てる時にやってはいけないこと

 

 

今に目を向けられない仕事をしているのであれば…。

転職した方がいい6つの状況とは?こんな場合は転職するのがオススメ

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