この記事を読んでほしい人
- ポジティブ思考の人
- 自分は不幸だと思っている人
- 自分の考え方を見直してみたい人
不幸になってしまう12の考え方
人は色々な考え方を持ち、仕事や生活を送っています。
しかし、いくつかの考え方は自分自身を不幸にしてしまうかもしれません。
インフォグラフィック作家アンナ・バイタル氏が提唱した「How not to be Hard on Yourself(自分を責めないための方法)」というものがあます。
画像引用元 Great Infographic on Self-Compassion: How not to be Hard on Yourself - mappalicious
そしてこれを日本版にしたものがこちらで、「確実に不幸になれる方法12選」と訳されています。
画像引用元 確実に不幸になれる方法12選 - Paleolithic Man パレオな男 アラフォー男がアンチエイジングについて考えるブログ
非現実的なレベルの期待を持ってしまう
根拠もないのに自分を特別な人間だと思う
自分の幸せを間違った尺度で判断する
自分の所有物に慣れてしまいもっと欲しくなる
悪いことが起きていないことを良いことだと勘違いする
自分を取り巻く不幸な状況に特別な意味を見出そうとする
他人が自分を幸せにしてくれると思っている
新しいことに挑戦することよりも失敗する恐怖を重くみている
不幸をなぐさめ合う相手がいる
幸せを追い求めるのはわがままな行為だと考えている
嫌なことがあった後には必ず楽しいことが起きると思っている
仕事が幸福にあたえる影響を甘くみている
転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?
いかがでしょうか?
自分の考え方に当てはまっていたものはありましたか?
ちなみに、ここで半分以上の考え方があてはまっていたら不幸になる可能性が高いとされています。
したがって、割とここで紹介した考え方をしてしまっているという人は、これを機に考え方を改めていくようにしましょう。
また、アンナ・バイタル氏のインフォグラフィックをダイレクトに訳した画像もあるので、参考までここで紹介しておきます。
この『ムダに自分を責めないための心がまえ』は結構大事だと思ってる。
これを持っておくと精神安定する。 pic.twitter.com/XvmaAbusWv— R y o s u k e K a m i y a (@dokkoi_mikoshi) July 6, 2020
「好きを仕事に」という考え方も危ないものです。
その他の不幸になってしまう様々な原因
ここまで「不幸になってしまう考え方」について紹介してきましたが、それ以外にも不幸になってしまう様々な原因があります。
ここでは、いくつかのことについて紹介していきます。
見栄を張る
環境のせいにする
自分を責める
バイアス
ここで紹介することに思い当たる人は気をつけるようにしましょう。
見栄を張る
見栄を張る人ほど不幸になってしまうかもしれません。
それを示唆するようなこんな研究があります。
経済学者ヒューゴ・マイロン氏が3000組の夫婦を対象に行った研究によると、高価な結婚指輪や婚約指輪を買ったカップルほど不幸になっていたという結果が確認されたのです。
具体的には、結婚指輪に2000ドルから4000ドルを使ったカップルは離婚率がとても上がっており、1000ドル以下であれば結婚生活が長続きする可能性がはっきりとデータで確認することができた。
ちなみに、裕福な人から一般的な人まで幅広く調査を行っており、結論として見栄っ張りな人ほど結婚指輪に無理にお金を使っており、見栄っ張りなカップルたちは夫婦関係として破綻しやすくなっていたのです。
見栄を張りがちだという人は、控えるようにしましょう。
単純に見栄を張る人ほどお金を捨てるようなことをしがちです。
環境のせいにする
環境のせいにする人ほど不幸になってしまうかもしれません。
それを示唆するようなこんな研究があります。
ジョンズ・ホプキンス大学で、500人の参加者に2つのアンケート調査を行ないました。
(1)人生に対しての幸福度はどれくらいか
(2)一次的コントロール(環境を変えようとする、環境要因を潰そうとする)と二次的コントロール(自分を変えようとする、自分を環境に適用させようとする)のどちらを使うことが多いか
その結果、どちらのコントロールも幸福感を増やす効果はありましたが、一次的コントロールには不幸を誘発することもあったのです。
一方、二次的コントロールには不幸を誘発することはありませんでした。
「会社のせいで…」、「上司のせいで…」と普段から思っているのであれば、それは不幸を呼び込んでしまうかもしれません。
また、環境=人を変えようとするのではなく、環境=場所を変えようとすることは効果的だと考えられます。
環境を変えることで自分を変える=幸福になる」という考え方は一理あります。
自分を責める
自分を責めて自尊心を下げてしまう人ほど不幸になってしまうかもしれません。
それを示唆するようなこんな研究があります。
707人の学生を対象に、自己破壊的行動(自分を傷つけること、自暴自棄になること)をしたことがあるかという調査をし、セクシャルマイノリティー(LGBTQ)とへトロセクシャル(異性愛者)に分けて結果を出しました。
その結果、LGBTQの35%が過去に自己破壊行動/へトロセクシャル(異性愛者)は14%が過去に自己破壊行動を起こしていたのです。
つまり、差別や偏見を受ける状況の多いLGBTQの人ほど自尊心を打ち砕かれる経験が多いことが背景としてあるのだと考えられます。
そのことから、自尊心を低下させる=自分を責めることで不幸になってしまうのです。
自責傾向は悪いことではありませんが、あまり責めすぎないようにしましょう。
自分を責めたくなったら瞑想することをオススメします。
バイアス
バイアスに掛かってしまうことで不幸になってしまうかもしれません。
特に不幸を招いてしまう可能性の高いバイアスが3つあります。
- 楽観バイアス
- ポリオアンナ効果
- 快楽の踏み車効果
これらのバイアスによって不幸な状況が生じてしまうのです。
楽観バイアス
人は特に根拠がないのにもかかわらず、今よりも未来の方が幸せ(時間もお金もあり成長して成功しているだろう)だと思う傾向があります。
そんため、現在と未来を比べてしまい、今が不幸なように感じてしまいます。
楽観バイアスにはあんな活用法があります。
ポリオアンナ効果
人は過去の嫌な経験の記憶は薄れていくことで、その時のネガティブな感情を少なく見積もる傾向があります。
本来は今よりも悪い状況であっても過去は良かったと思えるため、今が不幸なように感じてしまうのです。
不遇な状況に置かれているときほど、過去が良かったと思えるものです。
快楽の踏み車効果
人は良いことがあってもすぐに慣れてしまい、もっと良い事が起きると考える傾向があります。
そのため、いつまで経っても今に満足する事ができなくなるのです。
ちなみに職場にも幸福を招く職場と不幸を招く職場があるのです。
不安と不幸は別もの
ここでは、不幸になる考え方や原因について話してきました。
人によっては「自分は不幸だと」思っている人もいるでしょう。
しかし、それは単に不安なだけかもしれません。
そして、不安を不幸だと勘違いしてはいけません。
ノックス大学の心理学者フランク・マクアンドリュー博士曰く、「人間というものは、”今”が一番不幸や不安を感じるように適応してきたのではないか」とのことです。
すなわち、人は不安を感じるからこそ次を考えて準備をして前に進んでいけるのです。
常に不安を感じることがなく幸福だと感じてしまっていたとしたら、何ら努力もしなくなってしまうかもしれません。
そのため、不幸にならないためには不安は重要な感情なのです。
強い不安に襲われて落ち着かないのであれば、不安を軽減してみましょう。
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