










この記事を読んでほしい人
- 職場に自分以外に若い人がいない人
- 職場の年配者とそりが合わず悩んでいる人
- 職場で一番年次が低く肩身が狭い人
なぜ職場で自分だけ若いと憂うのか?
「職場で自分だけが若い…」ということで憂いている人は案外少なくありません。
実際、それを理由に転職を考える人もいるものです。
それでは、なぜ「職場で自分だけが若い」ことに思い悩んだり、心配したりするのでしょうか?
それはおそらく、このようなものが根底にあるのではないかと思うのです。
- 話しが合わない
- 自分の意見が通りづらい
- 常に自分が下っ端扱いされる
- 職場に活気がない
- 職場の先行きが不安
これら以外にも思い当たるものがあるかもしれませんが、「職場で自分だけが若い」人の多くはこれらのようなことが根底にあるのではないでしょうか。
実際、話が合わないというのは最たるもので、もしあなたが20代や30代なのであれば、自分の両親と考え方や価値観は一緒でしょうか?
おそらく、違うはずです。
これは以前聞いた話なのですが、あるコミュニティーにおいて、白人、黒人、アジア人など異なる人種、かつ20代、30代、40代、50代と異なる年代という人たちがいた場合、人種よりも年代で固まることが多いそうです。
つまり、年代における乖離は思っている以上に大きいということです。
また、自分の意見が通りづらいというのもよくあることでしょう。
これは日本社会においても同様で、政策に反映されるのは高齢者の意見が多いものです。
つまり、そのコミュニティーで多数派となっている人たちの意見が優先されるというのは、職場に限らずどこでもあり得るということです。
そのため、そのコミュニティーにおいて自分だけが若い=自分が少数派という状況であるなら、自分の意見はないがしろにされてしまうのは仕方のないことなのかもしれません。
これも先述した「自分が少数派」ということにも通じますが、年齢による上下関係意識が強い日本においては、年齢が若いというだけで下に見られることが多いものです。
また実際、年功序列として年配者が自ずと役職に就いており、それも相まって若年者は下になってしまいます。
また一方で、年配者が多い(若年者が少ない)職場では活気がないというのもよくあることでしょう。
体力的な点もあるかもしれませんが、むしろ先が長くないため仕事に対して夢や希望を見づらくなっていることが、活気の無さに大きく影響していると思います。
その職場で社会人を終えると考えていれば、定年まで波風起こさず安泰に過ごしたいという思いにつながるのは自然のことかもしれません。
そして活気のない状態において自分だけが若いと、その職場の先行きが不安になるものです。
やはり年配者が多い職場において、その多くは”ことなかれ主義”を掲げるため、何か新しい試みを起こすものはいませんし、起こそうという人がいたら潰そうとするのが自然の流れでしょう。
そのような状況から、若い人ほど将来に不安を感じてしまうのです。
と、このように、職場で自分だけが若いという状況は、当事者(若者)にとっては不利な状況ばかりです。
しかし、本当にダメなことばかりなのでしょうか?
他の人と年齢が離れすぎていると、職場で話すことが少なくなるものです。
職場で自分だけが若いことはダメなことばかり?
ここまで話してきたように、”職場で自分だけが若い”ことは当人にとってはネガティブに感じるのはもっともでしょう。
しかし、果たして本当にネガティブな側面しか無いのでしょうか?
ここでは視点を変えて、”職場で自分だけが若い”ことにおけるポジティブな側面、いわばメリットを考えていこうと思います。
そして、以下が僕が独断と偏見で考え出したものになります。
そのため、納得や共感ができないものもあるかもしれません。
- 責任を負う必要がない
- ゆとりを持って働ける
- ライバルがいない
いかがでしょうか?
もしあなたが職場で唯一の若手であるならば、納得したら共感できるでしょうか?
それでは、これらについて一つずつ説明していきましょう。
まず職場で自分だけが若手という場合、周囲(他の年配者)に合わせる必要性は低いのではないでしょうか。
年配者が多い職場においては、自ずと若手が責任を負うポジションに就くことはほとんどありません。
そのため、無用な責任を負うことなく仕事ができます。
自分が責任を負う必要がもっとも少ないと考えれば、割と気楽に仕事に臨めるかもしれません。
建前としては責任感を持って働くべきですが、実際のところ仕事における責任は年配者に投げてしまえる状況だと言えます。
また、職場で自分だけが若手という場合、割とゆとりを持って働けるかと思います。
年配者が多い職場は往々にして活気が無く、それゆえ必要以上の残業をしたり、過度な業務量を持つことは少ないと言えます。
そのため、遅くまで残るような人が少ない環境であるために、時間に余裕を持って働けるとも言えるでしょう。
実際に僕も年配者が多い職場で働いていますが、若手が多かった前職よりも圧倒的に残業時間は減りました。
そして職場で自分だけが若手という場合、それはすなわちライバルがいないということです。
同期や歳の近い先輩後輩がいる場合、彼らは全員がライバルとなり、出世競争を争うこととなります。
しかし自分だけが若手で、他が年配者であれば、自ずと将来的なポジション(役職)は保証されるということに外なりません。
つまり時間さえ立てば、(よっぽどヘマをしない限り)競争をせずに自分がその職場で高い地位に立つことができるということなのです。
ただし、もちろんその職場や会社が生き残ればですが。
このように、職場で自分だけが若いという状況も考えようによってはポジティブに捉えることもできるのではないでしょうか?
もし、現在若手が自分だけという状況に辟易しているのであれば、一度冷静にこのようなことを考えてみることをおすすめします。
年配者の中に若手が自分一人だけだと、息苦しさや孤独を感じるものです。
自分だけが若いということは…
職場で自分だけが若いということは、希少価値が高いとも言えます。
特に若い人材の不足が叫ばれる昨今においては、若い人の価値の高まりは顕著です。
主観的に見れば自分だけが若い状況は不利なことが多いものです。
しかし客観的に見れば、若いというだけで職場において最も希少価値が高いと言っても過言ではありません。
そして経営陣を始めとする組織のリーダーは、このことを痛いほど理解しているはずです。
そのため、職場で自分だけが若いという状況に憂うだけの必要は無く、むしろ喜ぶべきこともあることを理解できるのではないでしょうか。
一方で、職場や会社の存続が難しいのであれば環境を変えなければいけません。
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