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腐った組織に見られる5つの特徴。倒産まっしぐらの会社がこちら。

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KEI
キャリ子さんは、倒産する会社っていうのはどんな会社だと思いますか?

 

 

業績が悪い会社でしょうか?
キャリ子

 

 

KEI
では、なぜ業績が悪くなると思いますか?

 

 

う~ん、商品やサービスが売れなくなるからですよね…?
キャリ子

 

 

KEI
では、なんで商品やサービスが売れなくなってしまうのでしょうか?

 

 

う~~ん…、なんででしょう…?
キャリ子

 

 

 

KEI
もちろん他に革新的な商品やサービスが登場したり、景気が悪くなってしまったりといった外部要因で倒産するケースは少なくないでしょう。
KEI
しかし、組織が腐ることによって倒産まで至ってしまうケースも少なくありません。

 

 

 

”組織が腐る”ですか?
キャリ子

 

 

KEI
はい。
内部要因によって倒産するケースのほとんどは組織が腐ることに起因します。

 

 

そうなんですね。
でも、”組織が腐る”っていうのはどういうことなのでしょうか?
キャリ子

 

 

KEI
実は腐った組織にはいくつかの特徴があります。

 

 

特徴ですか?
キャリ子

 

 

KEI
はい。
ということで、今回は「腐った組織に見られる5つの特徴」について解説していきましょう。

 

この記事を読んでほしい人

  • 会社の業績が落ちてきたという人
  • 優秀な人が次々と辞めているという人
  • 割とみんなが優しいという職場にいる人

 

 

腐った組織に見られる5つの特徴

 

会社の業績が悪くなったり、優秀な人が続々と辞めたり、不正行為が行われるのは、組織が腐ってしまうことが原因です。

 

 

冒頭でも挙げたように、他に革新的な商品やサービスが登場したり、景気が悪くなってしまったりというような外部要因によって会社にとってネガティブな状態が引き起こされることはあります。

 

 

ただ、組織が腐ってさえいなければ外部環境の悪化によるダメージを受けても回復することはできます。

 

 

しかし組織が腐ってしまうような内部環境の悪化は、外部環境の有無にかかわらず会社に深刻なダメージを与え、回復することが不可能になります。

 

 

そして、そのような腐った組織には5つの特徴が見受けられるものです。

 

 

段階的に5つの特徴が現れてくる

 

腐った組織には5つの特徴がありますが、往々にして順を追ってその特徴が表出してきます。

 

それがこちらです。

  1. 現状維持に努める
  2. 見て見ぬ振りをする
  3. 失敗や間違いに対して寛容になる
  4. 受動的になる
  5. 変化を拒む

 

このように徐々に組織は腐り始め、最終的には取り返しがつかなくなるのです。

 

 

 

1.現状維持に努める

今の状態を維持することが目的となってきます。

 

現状から飛躍することに目を向けず、今手にしている状態や環境を守ろうとしてしまいます。

 

そのため新しい試みや挑戦的な行動をすることを避け、現状を保つことを目的とした動きをするようになります。

 

 

2.見て見ぬ振りをする

問題や課題を認識したとしても見て見ぬ振りをするようになります。

 

例えば何か施策を打つ時、明らかに欠点や問題があったことが分かっていても、誰もそれに疑問を呈したり指摘することをしなくなります。

 

そのため問題や課題が深刻である場合、それに気づいた人から我先にと辞めていくことも少なくありません。

 

 

3.失敗や間違いに対して寛容になる

仕事における失敗や間違いに対して反省することもなく流すようになります。

 

失敗や間違いを犯してでもチャレンジするわけでなく、これまでの仕事において失敗や間違いをしても誰も叱咤することはなく、むしろ面倒ごとにしないため許容するのです。

 

そのため、同じような失敗や間違いが組織内で散見されるようになります。

 

 

4.受動的になる

仕事に対する主体性や積極性が消え、受け身で取り組むようになります。

 

誰もが自分から目的意識を持った行動をすることを止め、上から降りてきた指示や依頼の意図や目的を考えずに無意識的に対応するだけです。

 

そのため現場からの本質的なフィードバックやリアクションが消えるため、会社としては市場にあるチャンスや変化を見逃すようになります。

 

 

5.変化を拒む

些細な変化に対しても嫌悪感が生まれ、拒否するようになります。

 

事業や組織にとってメリットのある施策や投資であっても、それによる状況の変化を嫌い受け入れなくなるのです。

 

そのため会社に深刻なダメージが露呈した際には、もう再生できるような状態ではなくなっている可能性が高いと言えます。

 

感情に偏重したり、同じ方向を向く組織も崩壊の可能性が高い組織と言えます。

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関連記事 組織が同じ方向を向いているのは危険!同じ方向を向く組織の特徴

 

 

満足してしまうことで組織が腐りはじめる

 

ここまで「腐った組織の5つの特徴」について解説してきましたが、なぜ組織は腐ってしまうのでしょうか?

 

 

業績が好調であったり、優秀な人材を多く抱えていたり、待遇も悪くないにもかかわらずです。

 

 

結局のところ、現状に満足してしまうことで組織が腐り始めるのだと思います。

 

 

「段階的に5つの特徴が現れてくる」で挙げた一つ目の”現状維持に努める”ことがきっかけとなり、現状に満足してしまうのです。

 

 

現状に満足することでより高みを目指そうというハングリーさを失い、むしろ既得権を守ろうという現状維持思考になってしまうのです。

 

 

そして満足感を醸成してしまう原因としては、会社が新たなビジョンを打ち出せなかったり、長期的な方針を定められなかったり、社員を評価する仕組みを設けられないことが考えられます。

 

 

人は先を見据えることができれば、そこに行きつくための歩みを案外止めないものです。

 

 

しかし自分たちがいる場所が最終地点だと思った瞬間に歩みを止めてしまうのは人間の性でしょう。

 

 

それゆえ、組織とは常に新たな景色を見せることが必要だと思うのです。

 

 

一方で組織で働く個々人は、常に新たな景色を提示する組織かどうかを見定める必要があります。

 

 

そうでなければ、いつの間にか組織は腐り始めるからです。

 

 

 

 

あなたが腐った組織にいるのであれば、取り返しがつかなくなる前に逃げるのがオススメです。

 

 

組織とは水である

 

水は流れていれば腐りませんが、流れが止まると腐り始めます。

 

 

つまり、組織とは水と同じなのです。

 

 

常にどこかへ流れてさえいれば、自ら腐ることはありません。

 

 

しかし流れが止まってしまえば、それは腐ることを意味します。

 

 

あなたの組織は常に流れる水でしょうか?

 

 

 

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