
※ここでいうリーダーとは、マネジメントを担う役割の人のことです。
















この記事を読んでほしい人
- 上司から言われた通りやってるのに成果が出ない人
- 上司の言っていることに納得できない人
- 上司に疑問を感じている人
なぜリモチベート型のリーダーはダメなのか?
多くの組織のリーダーが「モチベーター」です。
しかし、これからのリーダーはモチベーターではうまくいかない可能性が高いでしょう。
僕が考える理由がこの2つです。
今は環境や状況の変化が激しく、これからさらに加速するため
モチベート型とされるリーダーの多くは本質的なモチベーターではないため
それでは、この2つの理由について詳しく説明していきます。
上司によって合うor合わないは付きものです。
今は環境や状況の変化が激しく、これからさらに加速するため
変化のスピードの速い現代において、モチベート型リーダーでは日々の些細な変化を捉え、その変化に応じた解決策を提示することは難しいものです。
よく耳にすると思いますが、現代では環境や状況が変化するスピードが日々早くなっています。
今日使っているサービスや商品が、3年後どころか1年後には別のものに移り変わっているなんてことはざらです。
基本的にモチベート型のリーダーは、部下(内部環境)に対して目線が向いています。
そのため、部下の状態を把握して、その状態に応じてコントロールすることには長けています。
その一方で、市場や競合といった外部環境に目線が向くことはあまりありません。
そのため、外部環境の変化に疎くなってしまうのです。
しかし先ほど言ったように、現代は環境変化のスピードが早いものです。
そして刻々と環境が変化している状況において、その状況ごとに合わせた動きを指示できないということは致命的です。
イメージしてほしいのですが、あなたの上司から叱咤激励されて仕事を頑張ったものの、一向に成果が出ないとします。
加えて同僚や後輩も、あなたと同じように仕事に励んでいるのに成果が出ません。
そこで疑問を感じて調べてみると、競合が新サービスを出していたためシェアが奪われていたり、対象の地域だけでは目標を満たせるほどの人口がいなかったのです。
ちょっと極端な例えではありますが、もしこのような背景があって仕事の成果が出ないとしたら、上司に対する信用は無くなるのではないでしょうか。
また今の20代~30代の人ほど、何かをする”理由”や”背景”を気にします。
「Aという状況であるため、Bを行うから効果的なのだ」というように、物事に対する原因や要因を理解できないと、納得して行動に移せないという人は多いものです。
そんな人に対して、「まずはやってみよう!」「やりきることが大事!」みないたことを言って励ましたとしても、やはり納得できないものです。
このような理由から、変化が早い状況においてモチベート型のリーダーはうまくいかない可能性が高いと考えられるのです。
モチベート型リーダーの多くは本質的なモチベーターではない
二つ目の理由としては、そもそも本質的なモチベーターではないのです。
モチベーターというと、どんなイメージでしょうか?おそらくこんな感じではないでしょうか?
励まして勇気づけ行動を促す
叱って気合いを入れなおし行動を促す
悩みを聞いて寄り添いサポートする
叱咤激励して、部下の士気を上げる人をイメージするのではないでしょうか?
しかし、”モチベーター”という言葉の意味を見てみると、以下のように書いてあるのです。
心理学や精神分析学の手法を用い、人にやる気をおこさせる技術を習得した専門家。
引用元 コトバンク
ここに書かれているように、モチベーターとは本来”心理学や精神分析学の手法を用いて”他人の士気を上げる人のことなのです。
しかし実際に、心理学や精神分析学を基に部下をマネジメントしている人はいるでしょうか?
おそらくは、「なんとなく」自分の感覚に任せて部下を叱咤激励している人がほとんどでしょう。
つまり本質的にはモチベーターを成しておらず、単に「頑張れ!行ってこい!」と言うサポーターと変わりないのです。
これでは的確な人心掌握には至らず、闇雲に励ましたり叱ったりするだけに留まります。
そのため、上司を持つ20代~30代の人が納得して行動できるわけがないのです。
「なぜ上司は無能なのか?」その理由は科学的に証明されています。
モチベート型リーダーでも機能する場合
ここまで、「なぜモチベート型リーダーはダメなのか?」について話してきました。
しかし、全てのモチベート型上司は必要ないのかというとそうではありません。
ということで、このトピックでは”モチベート型リーダーでも機能する場合”について話していきます。
リーダー同様、モチベーションに傾倒した組織も危ういでしょう。
参考 仕事において”気持ちを重視”する組織が死に絶える理由とは
モチベート型リーダーが機能するには?
僕が考える”モチベート型リーダーが機能する場合”とは、「分析や戦略立案ができるロジカル型の人のサポートを受けられる場合」です。
外部環境に視線を向けて状況を把握・分析でき、それを基に論理的に戦略を考えられる人がそばにいれば、モチベート型リーダーでも機能します。
つまりそのような人材が、モチベート型リーダーが足りない”分析力”や”論理思考”を補完するのです。
そうすることで、モチベート型リーダーは部下の状態に基づいたサポートに専念できるわけです。
中には、モチベート型としての側面とロジカル型としての側面の両面を持つ人も存在します。
しかしそれはごく一部のリーダーであり、ほとんどはどちらかの一方の側面しか持っていません。
上司が嫌い、冷たい、怖い、頼りない。あなたの上司はどうですか?
歴史に名を遺したリーダーたち
実際、歴史に名を遺すようなリーダーには、有能な副官(ロジカル型)が存在しました。
- 松下幸之助&高橋荒太郎
- 本田宗一郎&藤沢武夫
- 星野仙一&島野育夫
- スティーブ・ジョブズ&スティーブ・ウォズニアック
- ビル・ゲイツ&スティーブ・バルマー
このように、モチベート型とロジカル型の両者が補完関係にある状況を作ることができれば、これからの時代でもモチベート型リーダーが活躍する余地はあるのではないでしょうか。
もしあなたがリーダーという立場なら、部下を思い通りにマネジメントできていますか?
それでもモチベート型のリーダーは難しい
これからの時代、モチベート型リーダーの肩身はさらに狭くなると思います。
データに基づいた組織運営がさらに進んでいくなかで、原因や要因に紐づかないマネジメントは必要とされなくなるでしょう。
特にこれから中心となっていく20代~30代は、感情より論理を優先する傾向にあり、論理に基づかない感情的な指示には疑問すら感じてしまいます。
そのため、従来のモチベート型リーダーが生き残るには、論理的思考力もしくはそれを持ちえた人材を手にするほか道はないのかもしれません
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