










この記事を読んでほしい人
- 仕事が忙しく疲れが溜まっている人
- 仕事のストレスが溜まっている人
- 休日でもなかなか休まらない人
瞑想にはどんな効果があるのか?
瞑想というと、リラックスにつながるというイメージを持つのではないでしょうか?
もちろんそうですが、実は瞑想はそれ以外にも様々な効果をもたらしてくれます。
そのため日々の生活はもちろん、仕事や勉強にもポジティブな効果を瞑想から得ることができるのです。
では、具体的に瞑想することでどんな効果があるのでしょうか?
瞑想によってもたらされる6つの効果
瞑想には様々な効果がありますが、ここでは6つの効果について紹介していきます。
これらの効果は、仕事や勉強で良い結果をもたらすためのきっかけになるはずです。
そして、その6つの効果というのがこちらです。
不安や恐れが軽減される
記憶力が高まる
睡眠の質が高まる
客観的になれる
共感力が高まる
集中力が高まる
それでは、これらの効果について一つずつ解説していきたいと思います。
ちなみに、瞑想と併せて運動を行うとより効果的だとされています。
不安や恐れが軽減される
瞑想をすることで、不安や恐れが軽減します。
なぜなら、脳にある前頭葉という部位の働きが活発になるのですが、この前頭葉という部分が怒りや恐れ、喜びや悲しみという情動を司る扁桃体の働きをコントロールしています。
そのため、前頭葉の働きを促すことで、不安や恐れが軽減されるのです。
記憶力が高まる
瞑想をすることで、なんと記憶力が高まるのです。
というのも、こんな研究結果があります。
ハーバード大学の心理学者であるサラ・ラザール准教授が2010年に行った研究によると、1日30分程度のマインドフルネス瞑想を8週間行うことで、「海馬」の灰白質の神経密度が高まっていることがわかりました。海馬は慢性的なストレスによって萎することが知られていますが、マインドフルネスの継続によって、この部分の厚みが増したのです。つまり、脳機能的に見てストレス耐性が上がったわけです。
海馬は短期記憶をつかさどる部位であることから、ビジネスの処理能力速度が上がるとも言われています。
このことから、瞑想することで仕事や勉強の効率も高まると言えるでしょう。
一方で、体調が悪いと記憶力まで低下してしまうって知っていました?
睡眠の質が高まる
瞑想をすることで、睡眠の質が高まります。
瞑想と睡眠に関する研究は色々とありますが、例えばケンタッキー大学のブルース・オハラ博士の研究によると、
ヨガの修行者の睡眠習慣と脳の関係を研究したところ、毎日2時間の瞑想とわずか4時間の睡眠が、7時間と同等の精神的回復を及ぼす睡眠効果があることが分かったのです。
参照元 Meditation: The Best Thing To Happen To Sleep Since Pillows - Prevention
このことから、瞑想によって睡眠の質が向上すると言えるのではないでしょうか。
睡眠の質を高めるには、自分の睡眠タイプを把握することから始めましょう。
客観的になれる
瞑想をすることで、客観的になれます。
マインドフルネス瞑想といって、自分の行動や感情そのもの(どのように呼吸をしているのか、身体はどのように感じているのか、今何が頭に浮かんでいるのかなど)に注意を向けることで、気づきを得ることにつながります。
瞑想をすることでマインドフルネス効果が得られ、それによってメタ認知能力(自分自身を客観的に見る能力)が高まるとされています。
寝付けない時にもマインドフルネス瞑想はオススメです。
共感力が高まる
瞑想することで、共感力が高まります。
これも、ハーバード大学の心理学者であるサラ・ラザール准教授の研究からですが、
普段瞑想をしない人たちが毎日30分~40分の瞑想を8週間続けた結果、他人の立場に立って考える能力、共感、思いやりに関わる、耳の上にある側頭頭頂接合部に変化があったのです。
※共感、同情を司る耳の上にある側頭頭頂接合部が増えたことを示す画像
引用元 ジョブズも実践したビジネスの結果を向上させるマインドフルネスのやり方と私自身の実体験 - Dropbox Business
最近では共感力が高い人ほど収入も高いという研究結果もあるため、この瞑想による効果はとても重要です。
共感力を高めると年収が劇的にアップするかもしれません。
集中力が高まる
瞑想することで、集中力が高まります。
2010年に発表された論文によると、3ヶ月間瞑想トレーニングを行った人たちは、単純作業やつまらないと感じる作業に対して集中して取り組めるようになったそうです。
また、2008年の論文によると、1日10分の瞑想を2~3日間続けるだけで、集中力が高まり、作業を先延ばしすることが減り、目の前のことに集中することができるようになったとのことです。
仕事が退屈だと集中力が切れますよね。瞑想以外にも遊びを取り入れてみては?
いつ瞑想する?
瞑想は多くのポジティブな効果をもたらしてくれるということが分かったかと思いますが、ほとんどの人は普段の生活において瞑想に馴染みがありません。
また、忙しくてなかなか落ち着いて瞑想の時間が取れないという人もいるでしょう。
ただその心配は必要なく、瞑想効果は時と場所を選びません。
転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?
以前、「『会社が休みの日に簡単にできる』科学的に有意義なリフレッシュ方法」でマインドフルネス瞑想について話しましたが、皿洗いをしているだけで瞑想効果を得られるのです。
つまり、家で食器を洗ったり、洗濯ものを干したり、床を拭いている時でも瞑想はできるのです。
また、ただ歩くということに集中するだけでも瞑想効果があることから、通勤や帰宅中に歩いている時でも瞑想は可能です。
瞑想というと、座禅して行うイメージがありますが、割とカジュアルにできるのも瞑想のメリットなのです。
1日中座って仕事をしている人は、むしろ立ったり歩いたりして瞑想する方が良いかもしれません。なぜなら…
著名な企業も瞑想を取り入れている
ここまで瞑想の効果について紹介してきましたが、実は誰もが知っている企業も瞑想を取り入れているのです。
例えばGoogleではずいぶん前から瞑想を取り入れており、またアップルやセールスフォースやツィッターでも瞑想が取り入れられています。
当初はシリコンバレーの企業によって取り入れられた瞑想ですが、最近ではウォール街にも波及しているようで、ゴールドマン・サックスでも従業員の福利厚生として「瞑想アプリ」の使用を推奨されているそうです。
参照元 シリコンバレーの瞑想ブーム - テックキャリアマガジン
参照元 ゴールドマン・サックスの福利厚生にも。数十億円規模の調達続く“マインドフルネス”テックとは - BUSINESS INSIDER
このように業種を超えて名だたる企業が瞑想を取り入れる背景には、従業員の生産性向上やストレス緩和といった効果が実証されているからだと考えられます。
しかし日本の企業において、瞑想を福利厚生として取り入れている企業はほとんどありません。
それゆえ、日々の生活で意識的に瞑想をすることで、仕事やプライベートでポジティブな影響を受けることにつながるのではないでしょうか。
最近は昼寝を取り入れる企業も増えてきています。なぜなら、昼寝も仕事に好影響を及ぼすからです。
瞑想は習慣化することが大事
もしかすると、これを読んで瞑想をする人がいるかもしれません。
しかし、瞑想は習慣化することが大事です。
この記事で紹介した研究や論文でも、瞑想を一定期間することで変化が生じたと示しているように、単発で瞑想をしてもあまり意味はありません。
ほんの少しでもいいので、毎日瞑想に時間を割いて行うことで、意味のある瞑想になるということです。
習慣化すれば考えたり意識したりせずとも、自然とその行動を取れるようになります。
「毎日瞑想する!」という目標よりも、考えたり意識したりせずにできる仕組みを持つことが重要です。
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