















この記事を読んでほしい人
近く面接の予定がある人
忙しくて面接準備に戸惑っている人
これから面接の準備に取り掛かろうという人
面接準備で押さえておくべき2つとは?
面接準備は色々と面倒ですよね。
冒頭でも挙がったように、企業研究、求人確認、自己分析、自己アピールなど色々と考えなければならないことが多いです。
でも実は、この2つを押さえておけばいいのです。
企業が求めるもの
自分ができること
ここに挙げた「企業が求めるもの」と「自分ができること」、この2つだけを確認し、面接で言及できるようにしておけば、面接の8割ほど準備ができたと言っても過言ではないでしょう。
ではここからは、それぞれについて説明していきます。
ただし前提として、印象が良くないことには何をしても意味がありません。
企業が求めるもの
まず”企業が求めるもの”についてですが、これは「企業がどんな人を求めているのか?」ということです。
基本的には求人内容や採用情報の中で、「必要な経験・能力」や「求める人物像」という項目に記載されています。
そしてそこに書いてある内容こそが、企業が求める人ということです。
ちなみに、いくつかの企業の求人における募集要項を例に挙げます。
- 物事を前向き、多面的に捉えられる人
- 社会貢献性の高い仕事に携わりたい人
- 快活なコミュニケーションスキルをお持ちの方
- コツコツと真面目に辛抱強く業務がこなせる方
- 目標に向かってチームで協力して最後まで取り組める人
- 短期間での目標設定~振り返りをする組織での実務経験を有する人
これらがその企業が求める人材であり、押さえておくべきことの一つ目です。
ちなみにこのような記載がなく、「営業経験をお持ちの方」というようなことだけという場合があります。
基本的にこのような場合は明確な人材像がなく、あくまでポテンシャル重視(印象重視)ということになります。
ポテンシャル重視の採用においては、印象が合否を左右します。
自分ができること
続いて”自分ができること”についてですが、これは「経験に基づいた能力やスキル」のことです。
そしてこれを、一つ目の募集要項に記載されている「企業が求める人材」に当てはめるのです。
企業が求める人材に対して、「自分は求めている人材にピッタリだ。なぜなら〇〇ができるから」ということを考えるのです。
しかし、単に「〇〇ができます」と言っても信憑性に欠けるので、その背景をイメージできるストーリー(経験したこと)に基づくことが重要です。
例えば、先ほど募集要項で挙げた例をもとに考えてみましょう。
求める人物像:
物事を前向き・多面的に捉えられる人
この場合、「経験に基づいた能力」を示すためには、以下のように伝えることが必要になります。
私は常に前向きに考え、広い視野を持って物事に取り組めると自負しております。
私は一時期営業の成績が3ヶ月ほど低迷するということがありましたが、自己改善に努めれば必ず営業成績も上向くと思い、自身に欠けている点や直した方が良い点を上司や先輩に聞き、10人の方々からアドバイスをいただきました。
そしてそこで得たアドバイスを基に、共通して挙がった「人の話を聞く際の頷き方」、「自分が話す時の声の大きさ」、「テレアポの量の少なさ」という点を徹底的に改善しました。
そうしたことで、徐々に営業成績が上がり、改善から3ヶ月目には営業目標を120%達成することできたのです。
このようなことから、改めて私は常に前向きに考え、広い視野を持って物事に取り組むことで御社に貢献できると考えています。
このように、自分ができることをストーリーと共に考えることが、押さえておくべきことの二つ目です。
「経験や実績が無いので強みが無い」という人がいますが、そんなことはありません。
面接の準備に際して
改めて面接準備に際しては、その企業が求めるものは何なのか、そして自分の企業が求めるものを持った人なのだということを、”ストーリー”に基づいて示すことだけを考えればいいのです。
ちなみにストーリーとは、実体験に基づいたことを自分なりの言葉で伝えることです。
自分が体験したことによって得られたものを自分の言葉で伝えることによって、より真実味を持って企業に伝わるようになります。
そのため、「企業が求めるもの」と「自分ができること」を考えた上で、それを伝えるための自分なりのストーリーにすることをするだけで、面接で企業に自分というものをより理解させることができるようになります。
しかし、ここで一つ疑問があるかと思います。
「なぜ、この2つだけを押さえておけばいいのか?」ということです。
伝えるものが立派でも、伝え方が下手だと伝わりません。
この2つだけを押さえればいい理由
面接準備において、なぜ「企業が求めるもの」と「自分ができること」だけを押さえておけばいいのでしょうか?
それは、面接で聞かれる質問の8割方はこの2つのことに共通しているからです。
つまりこの2つのポイントを押さえてさえおけば、どんな質問に対しても回答ができるということです。
これを理解するためには、面接で聞かれる質問と、質問の背景を知る必要があります。
ところで面接で”成長”を謳う人は少なくないですが、成長の意味を理解できていますか?
面接の際に聞かれる質問とは?
面接で聞かれることというのは、大体決まっています。
おそらくこのようなものです。
- 強み/弱み
- 現在の仕事について
- 過去に苦労したこと(失敗体験)
- 過去に成し遂げたこと(成功体験)
- 入社してやりたいこと
そしてこれらの質問は、全て「企業が求めるもの」と「自分ができること」に関係しているのです。
面接の際には、企業への質問を必ず考えていきましょう。
質問の意図を理解する
このように、どんな質問も「うちの会社は〇〇ができる人(〇〇という人)が欲しいけどあなたはどうなの?」ということを聞いているのです。
先ほど挙げた「面接の際に効かれる質問」ですが、例えば強みも「あなたは何ができるのか?あなたはどんな人なのか?」を示すためのものです。
また、過去の失敗体験や成功体験も同様です。
例えば、過去の失敗体験を聞かれたとしましょう。
※求める人物像:コツコツ物事に取り組める人
「〇〇さんが過去にした失敗体験をお聞かせください。」
「恥ずかしながら、私は現職でお客様への納品日を1ヶ月誤って認識していたため、納品予定日に商品をお渡しすることができませんでした。
その際のクレームもあり、お客様からお取引の停止を言い渡されてしまいました。
しかし私はお客様との取引再開をすべく、お客様へのお詫び後も必ず毎週1回お客様先に顔を出しました。
もちろん当初は門前払いされましたが、それでもお客様に役立ちそうな情報をまとめた資料などを持参し、通い続けることをしました。
そのようなことを3ヶ月ほどした時、お客様からご連絡をいただき伺ってみたところ、それまでの私の行動を評価してくれたということで、取引再開いただけるとことになりました。
私はこの一件でお客様はもちろん、自社にも多大な迷惑を掛けましたが、この失敗を通じて地道に行動することの大事さを学び、これ以降私は何事にもコツコツと取り組むことをモットーとしております。」
あくまで一例ではありますが、このように面接での質問とは結局のところ、あなたという人物が、その企業が欲しい人物に合うか合わないかを見極めているだけなのです。
ここで解説したようなことから、面接においては「募集要項」と「自分ができること」だけに集中して準備すればいいのです。
その企業が求める人材像を確認・把握し、それにマッチした自分の能力やスキル、人物面をアピールすれば、企業が知りたいことに対して自ずと答えることにつながります。
面接で志望動機や自己紹介を話す場合も、これに則って答えるようにしましょう。
他のことに惑わされないことが大事
面接というと、色々と準備や対策を立てようとします。
しかし目的が複数になると、企業が本質的に求めるもからずれた準備をすることになってしまいます。
色々な質問を想定して対策を立てることは大事なことです。
しかしそれによって、自分という人がどんな人なのかがブレてしまい、結果的に自分が何者なのかを伝えられずに面接を終える人は少なくなりません。
面接とは時間を掛けて準備をすることよりも、本質的に伝えるべきことは何なのかを考えることが大事なのです。
この点を踏まえて面接に臨むことで、面接の合格率は上がるはずです。
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