




面接前にサクッと簡単に緊張をほぐす方法はありますよ。




この記事を読んでほしい人
- 面接やプレゼンで緊張してうまく話せない人
- 人前で何かする時に極度に緊張してしまう人
- あがり症の人
面接前に緊張をサクッと簡単にほぐす3つの方法
面接とは、とても緊張するものです。
面接前となると、心臓がドキドキして、呼吸が荒くなり、手に汗が滲んできます。
そして誰もが、「少しでもこの緊張が和らげば落ち着いて面接に臨めるのに」と思うものです。
そこで今回は面接前に緊張をほぐす方法をお伝えしていきます。
ここで紹介する方法はたった3分でできるものですので、面接直前にサクッと簡単に行えます。
センタリング
一つ目は”センタリング”という方法で、これはスポーツ心理学者であるロバート・M・ニデッファー氏が提唱しているものです。
これは、スポーツ選手が緊張によって試合で本来の力を発揮できないということを防ぐために開発されたものです。
やり方は以下の通りです。
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1腹式呼吸
お腹に意識を向け、膨らませたり、しぼませたりしながらゆっくりと1分ほど呼吸を繰り返します。
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2ボディスキャン
頭、首胸、肩、背中、腰、足、腕、手、つま先と体の隅々に意識を向け、各部位に緊張して力が入っていないか確認します。
緊張している(力んでいる)部位を確認したら、ゆっくり腹式呼吸をしならが緊張を和らげる(力んでいる部位から力が抜けていく)イメージを1分ほど行います。
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3センタリング
ボディスキャンで確認した緊張が自分の体の中心(へその辺り)へ向かって緊張が溜まっていき、息を吐くと当時に体の外側へ抜けていくようなイメージをゆっくりと行います。
胸を張る
二つ目は”胸を張る”という方法です。
これは単純に1分間胸を張るだけで緊張(ストレス)に強くなるということなのですが、トロント大学ボーンズと南カリフォルニア大学ウィルタームスの研究によってその効果が証明されています。
加えてこの研究では、胸を張ることで自己評価も高まり、それによってなのか面接の評価も上がったということです。
誰かと感情を共有する
この方法は集団面接やグループワークで使えるものです。
近くにいる誰かと「緊張している」という感情を共感することで。緊張を和らげる効果があります。
こちらの実験についてご覧ください。
南カリフォルニア大学の研究で、52人の女性を対象に2つのグループに分けて何人かの前で一人でスピーチをしてもらった。
(1)スピーチ前に一人で考えてスピーチをしたグループ
(2)スピーチ前に他人と感情(緊張していること)をシェアしたグループ
この実験の結果、(2)はコルチゾール(ストレスホルモン=緊張などで分泌される)が激減していた。
参照 Are You Feeling What I’m Feeling? Emotional Similarity Buffers Stress - SAGE Journals
このように、自分と同じような感情を抱えていそうな他人との感情を共有することで緊張が和らぐのです。
面接に臨むにあたっては、準備をしていれば心に余裕を持てるはずです。
深呼吸について
緊張すると深呼吸をする人は少なくありませんが、これはあまりオススメしません。
以前に「仕事で感じるプレッシャーとそれを簡単に解消する4つの方法【解説】」で説明しましたが、深呼吸をして緊張を落ち着かせようとすることは逆効果なのです。
それよりもむしろ、「自分は今興奮している!」と考えて自分を奮い立たせた方が結果的に緊張がほぐれるということが分かっています。
「面接が苦手」という人は安心してください。
「適度な緊張」と「極度の緊張」
ここでは緊張のほぐし方について紹介してきました。
しかし、全く緊張がない方が良いかといえばそうではありません。
なぜなら、適度に緊張した方が良いパフォーマンスが発揮できると言われており、そのためには極度の緊張を和らげることが重要なのではないでしょうか。
緊張の緩和具合は個人差があるかと思いますが、面接を控えている人は面接前に試してみてください。
面接前に緊張をほぐす3つの方法
センタリング
胸を張る
誰かと感情を共有する
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