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この記事を読んでほしい人
- 短所を聞かれることに不安を感じる人
- 短所の伝え方が分からない人
- 自分の短所が分からない人
自分の短所の伝え方
面接で「あなたの短所を教えてください」と聞かれることはよくあります。
しかし、短所を伝えるというのは案外難しいものです。
なぜなら、自分の短所をそのまま伝えてしまっては相手に与える印象は悪くなってしまうからです。
例えばこちらをご覧ください。
面接官「あなたの短所を教えてください」
あなた「私の短所は自信を持てないことです。どういうことかというと、私は何かにチャレンジする際に自信が持てないため躊躇してしまい、動き出すことが遅くなってしまいます。そのため、この短所を改善することで、自信を持てる人間になろうと思っております。」
いかがでしょうか?
もちろん人によって受けた印象は異なると思いますが、ほとんど人はこの人に対して「気弱でスピード感に欠ける人」という印象を持つのではないでしょうか。
あくまで自分が認識している短所を伝えたとしても、もしこの企業がスピード感のある人材を求めていたとしたらこの人は見送られてしまう可能性が高いと言えます。
そのため、短所とはそのまま伝えてはいけないのです。
短所をリフレーミングする方法
では、どのように短所を伝えればいいのでしょうか?
そこでオススメしたいのがリフレーミングという方法です。
冒頭で説明したように、リフレーミングとは「物事の解釈を変換すること」です。
この方法を使うことで短所ではあるものの、相手に与える印象は悪いものではなくなるのです。
それではやり方を説明していきましょう。
これには3つのステップがあります。
step
1自分の短所を洗い出す
自分に欠けている点や自信がない部分を上げましょう。
step
2短所をポジティブな側面を見つける
短所が逆に長所になるような側面を探してみる
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3短所をステップ2で見つけた長所となる側面と合わせて言語化する
2で見つけた長所となる部分を短所と組み合わせて言葉にしてみる
ここでポイントとなるのはステップ2です。
短所である一方、長所と見なせる側面を見つけることが重要です。
そこで、ここからはいくつか例を挙げてみますので、こちらを参考にしてください。
仕事で不遇や強いプレッシャーを感じた場合もリフレーミングが効果的です。
短所①:飽きっぽい
一つ目の例は短所が「飽きっぽい」という場合です。
飽きっぽいがないというのは、一方で好奇心旺盛や視野が広いという側面もあると言えます。
そして好奇心の旺盛さや視野の広さを用いることで、短所をこのように言い換えることができます。
私の短所は飽きっぽいことです。
なぜかというと、私は何かに熱中はするものの、すぐに冷めてしまう傾向があるからです。
しかし一方で、視野を広く持つことで様々なことに興味関心を持って取り組めることにつながっていると考えております。
ただし、中途半端にならず最後まで粘り強く物事に取り組む努力をしていかなければいけないと認識しております。
あながち飽きっぽいことは悪いことじゃないんです。
短所②:せっかち
二つ目の例は「せっかち」という場合です。
せっかちというのは、一方でスピード感や行動力という側面もあると言えます。
そしてスピード感や行動力を用いることで、短所をこのように言い換えることができます。
私の短所はせっかちなところです。
なぜかというと、結果を出すためについ先走ってしまい、次から次へと行動を起こしてしまうからです。
しかし一方で、何事にもスピード感を持って取り組めることでもあり、だからこそ仕事で手数を掛けることにつながっているのだとも考えております。
ただし、拙速になってしまうことで確認や対応が疎かになってしまう可能性は心得ておりますので、対応の稚拙がないよう努めて参りたい思います。
せっかちというのもスピード重視の仕事においてはむしろ◎です。
短所③:周囲に流されやすい
三つ目の例は「周囲に流されやすい」という場合です。
周囲に流されやすいというのは、一方で協調性や共感力があるとも言えます。
そして協調性や共感力を用いることで、短所をこのように言い換えることができます。
私の短所は周囲に流されやすいところです。
なぜかというと、人の意見に耳を向けすぎてしまうことで自分よりも他人を信じてしまうからです。
しかし一方で、協調性を持って周囲の人と行動を共にしたり、他人の考えや思いに共感できることにつながっているのだとも思います。
ただし、協調や共感をしすぎることで自分の考えや意思を蔑ろにしてしまっていることもあるため、自己主張と協調・共感のバランス感を養っていかなければと思っています。
周囲に気を遣えることは良いですが、人間関係のストレスの原因にもなります。
参考 仕事には人間関係の悩みがつきもの。嫌やあの人への対処法【解説】
短所を伝えるにあたっての注意点
ここまで短所の伝え方について話してきましたが、短所を伝えるにあたっては短所として挙げてはいけないものがあります。
もしこれをしてしまうと、面接官からの信用を損ねたり、場の空気が悪くってしまう恐れがあるので注意しましょう。
そして短所として挙げてはいけないものこちらです。
人間性を疑われるようなことは短所として挙げない 例:嘘をつく、暗い、マイナス思考など)
外見的なことは短所として挙げない 例:太っている/痩せている、目が悪い、背が低いなど)
まず、人間性を疑われるようなことは短所として挙げてはいけません。
嘘をつく、暗い、マイナス思考などにはポジティブな要素がなく(カバーできない)、かつ相手に対して決定的に悪い印象を与えてしまうからです。
加えて、外見的なことも短所として挙げてはいけません。
当たり前ですが、外見的な特徴を短所として挙げられた人に対してかける言葉はありません。
それを言われたとしても、相手は気まずさを感じる以外どうしようもありません。
したがって、人間性を疑われるようなこと、外見的なことを短所として挙げることは避けましょう。
転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?
自分の短所の見つけ方
ここまで伝えたように、短所を伝えるにあたっては以下のことが大事だということです。
自分の短所を伝える
その短所の別の側面(ポジティブな)も伝える
その上で、改めて短所を改善することを伝える
こうすることで、「この人は自分の短所を認識した上短所の応用の仕方も心得ており、かつしっかり改善の意志がある」という印象を面接官に与えることにつながります。
一方で、「自分の短所が分からない」という人もいるのではないでしょうか。
いわゆる自己分析をしてみたものの、自分の長所や短所が分からない、つまり自己認知できないということは多々あります。
そのような場合にオススメしているのが他己分析です。
これは、両親や兄弟、友人や恋人など自分と近い他人に自分のことを尋ねてみるのです。
そうすることで自分の短所となるような回答が得られるため、共通して多かった短所を洗い出せばよいのです。
できれば十人以上の人に聞き、多くの意見をもらった方がバイアスのない自分の短所が見つかると思います。
ただ、他己分析が難しい場合は、こちらの自己分析ツールを使ってみることをオススメします。
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短所は捉え方によっては長所となる
面接ではあなたの短所について問われることがよくあります。
そして短所を伝えるということは、どうしても「これを言ったら落とされるんじゃないか」と疑心暗鬼になってしまいます。
しかし、短所というのは捉え方によっては長所にもなり得るのです。
だからこそリフレーミングという方法を用いることで短所を長所に変換し、自信を持って短所を伝えることが大事なのです。
仕事でパフォーマンスを発揮するためにも自己分析は重要です。
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