











この記事を読んでほしい人
- つい夜更かししてしまう人
- 最近仕事が忙しくてあまり眠れていない人
- なぜか仕事がうまくいっていない人
睡眠不足が仕事に引き起こす3つの悪影響
寝不足だと、仕事がはかどらなかったり、そもそもやる気が出ないなんてことはあると思います。
しかし、寝不足によってもたらされる悪影響はそれだけではないのです。
実は寝不足は、以下のことを引き起こしてしまうということが分かっています。
人と対立しやすくなる
人を避け、避けられるようになる
原因不明の頭痛や腰痛になる
人との対立、人との接点、体調と、全て仕事に影響することです。
ということで、それぞれについて詳しくみていきましょう。
人と対立しやすくなる
寝不足によって、同僚、上司、部下、ひいては顧客との対立を引き起こしてしまう可能性があります。
カリフォルニア大学バークレー校の実験です。
この実験では、78組のカップルを集め、彼らの2週間の暮らしを細かくノートに記録してもらいました。
そして、その2週間でどれぐらい口喧嘩や口論があったのか、どのような食事をして、どれぐらい睡眠を取り、どれくらい運動をしたのかなどの記録もしてもらったのです。
その結果、カップル間のコミュニケーションの問題と最も相関が高かったのは睡眠時間の少なさだったのです。
参照元 The Role of Sleep in Interpersonal Conflict: Do Sleepless Nights Mean Worse Fights? - SAGE journals
”有意義な喧嘩”であれば、良いのです。
人を避け、避けられるようになる
寝不足によって、自ら他人を避け、かつ他人からも避けられてしまうのです。
こちらも、カリフォルニア大学バークレー校の実験です。
男女18人の被験者に寝不足の日をあえて設けて、寝不足中に人が近づいてくるという動画を見せました。
その上で、被験者の脳のスキャンを行ったのです。
その結果、脳内の社会的嫌悪が示されるエリアが60%=1.6倍も広くなっていたのです。
(つまり、他人に近づいてほしくないという反応。)
また一方で、人は寝不足の人のことを「社交的ではない」と無意識的に判断する傾向があり、寝不足だと他人から避けられてしまうということにつながります。
どんなに体調が優れていたとしても、こういう人であれば避けるようにしましょう。
原因不明の頭痛や腰痛になる
寝不足になると、頭痛や腰痛になるかもしれません。
こちらの研究によると、睡眠不足が脳の痛みを処理する機能に影響を与えることで、痛みを誘発するとのことです。
ただし、そのメカニズムは不明なのだそうです。
寝なさすぎも良くないですが、座りすぎも良くありません。
睡眠不足は人にどのように作用するのか?
寝不足は仕事において、3つの悪影響を与えるということについて話してきましたが、寝不足はどのように人に作用するのでしょうか?
様々な研究から言われているのは、寝不足によって4つの作用を人にもたらすということです。
共感力の低下
共感力の低下によって、他人の感情や考えへの理解が及ばなくなってしまいます。
仕事においては、共感することがニーズや状況の理解につながるため、共感力の低下はすなわちレーダー機能を失った潜水艦が海底をさまようようなものでしょう。
共感力を高めたいのであれば、”紙やすり”をポケットに入れておきましょう。
対応力の低下
対応力の低下によって、課題や問題と向き合う意欲がなくなってしまい、かつ判断力も失ってしまうのです。
仕事では日々、様々な問題やトラブルが発生し、それを解決することで前進できるのですが、それが滞ってしまうということです。
寝不足でなくても、モチベーションが下がることってありますよね。
負の感情の増大
負の感情の増大によって、我慢することが難しくなってしまうのです。
寝不足でイライラするというのこれに当たり、普段であれば何でもないようなことに対しても怒りをぶつけてしまったりするのです。
「負の感情=ストレス」はどのような状況で感じてしまうか知っていますか?
自己本位性の増加
自己本位制とは、自分勝手になってしまうことです。
仕事においては、他人を慮って協力することで成り立ちますが、自分の欲求や希望を優先して判断や行動をしてしまうのです。
「十分寝てるのになぜか寝不足気味」という人は、枕が合っていないのかもしれません。
仕事で活躍したいなら、しっかり寝よう
寝不足になると仕事で活躍できなくなるだけでなく、周囲の人たちからも嫌われてしまうのです。
だからこそ、仕事で活躍したいのであればしっかりと寝るべきなのです。
体調管理はもちろんですが、メンタルの管理もとても重要であり、そのために必要不可欠なものが睡眠なのです。
自分だけではなく、周囲にも迷惑を掛けたくないのであれば、しっかり寝ることが求められると言えるでしょう。
「寝る」という行為にあたっては、自分の睡眠タイプ(クロノタイプ)を把握することは重要です。
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