















この記事を読んでほしい人
- お金に細かい人
- お金が絡むとムキになってしまう人
- 貯金が趣味だという人
なぜお金を意識すると他人に嫌われるのか?
誰しもお金が欲しいものです。
お金を稼ぐために仕事をしていますし、夢や希望を叶えるためにお金を求めると言っても過言ではありません。
しかし先ほど伝えたように、お金のことを考えるだけで他人から嫌われてしまうのです。
それが、こちらの実験で判明しました。
香港理工大学の論文において、お金とお金以外のもの(貝殻)を見せた時、お金を見た人は感情を隠そうとする傾向があったということです。
また他の実験、お金にまつわる単語(給料、ボーナスなど)を多く見せられた被験者ほど、他人を助けるまでの時間が多くかかり、募金する傾向も低くなりました。
この実験と論文から言えることは、感情を抑えることで人間味を失ってしまうのではないかということです。
つまり、お金のことを考えてしまうと、人間っぽさが出にくくなることで不信感が漂ってしまうのです。
それゆえ相手から信用や信頼を得られず、仕事での成果にも悪影響を及ぼす可能性があるということです。
でも、仕事で営業や交渉したりする際にはお金のことを意識してしまいますよね?
そういった場合はどうすればいいのでしょうか?
ビジネスにおいてはお金を意識せざるを得ないですが、EQがあれば相手からの印象を良くしてくれるはずです。
目的をお金以外のものに置き換える
結論、お金以外のものに意識を向けることです。
お金を意識することで信用や信頼を得られなくなってしまうのであれば、それはマズイですよね。
しかし仕事ではお金が絡む状況がとても多いので、全く考えないわけにはいきません。
そこで対処法としてオススメしたいのが、あなたが取る行動の目的を「お金以外」のものに置き換えてみることです。
例えば、あなたが営業職ならこのように考えてみるといいでしょう。
「その商品やサービスを相手や相手の会社に売るのは『自分が活躍すると家族や恋人が喜ぶ』から」
「この値段を下げることが『会社の助けになる』から」
これは「コンパッションゴール」というもので、シアトルパシフィック大学の研究で、「他人のための目標を掲げることで人間関係良の改善につながる」とされています。
このことからも、自分の目的のためにお金のことを考えるのではなく、誰か他の人のためにお金のことを考えることで、あなたの感情や人間味を失わずに済むのではないでしょうか。
実際、社会的に認められている世の中のお金持ちが社会的に意義のあるビジョンを持つことは、コンパッションゴールに通じているのかもしれません。
お金を稼ぎつつも人からも好かれるお金持ちを目指すには、彼らの考え方や特徴を知ることが大事です。
参考 【解説】お金持ちが持つ性格!この性格があればお金持ちになれる?!
お金の先のことを考える
お金の先にあるものを目的にすることが重要です。
ここまで、お金のことを考えると他人から嫌われるということ、そしてその対処法を伝えてきましたが、お金の先にある物事を考えられるか否かがポイントです。
「お金を稼ぐ」、「お金を儲ける」、「お金を節約する」など、お金そのものが目的となると人間の性として卑しさが出てしまうのでしょう。
一方で「何かを実現させる、誰かのためになる」というように、お金の先にあるものを目的とし、お金は「それらを叶えるための手段」として考えることで、あなたの本来の人間性を引き出し、相手に魅力的に映ることにつながるのだと思います。
転職においてもあまりお金のことを意識しすぎるのは禁物です。
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