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パラレルキャリアとは?
そもそも、パラレルキャリアとは何なのでしょうか?
パラレルキャリアとは簡単に言ってしまえば、「今の仕事以外の活動をすること」です。
そもそもパラレルキャリアとは、経営学者であるピーター・ドラッカーの著書「明日を支配するもの-21世紀のマネジメント革命」で提唱されている”働き方・生き方”です。
ちなみに彼は、「本業を持ちながら、第二のキャリアを形成すること」と言っていますが、第二のキャリアについては、特に定義していません。
そのため、転職も当てはまりますし、起業やさらにはボランティア活動も当てはまります。
一方で、「副業ではないのか?」という疑問もあるかと思います。
それに関しては、「報酬を得ることを目的としていない」という点で副業とは異なるようです。
副業は稼ぐことを前提としていることから、どちらかというと”複業”に近いかもしれません。
こちらのサイトで様々な働き方に関して分かりやすく解説されています。
パラレルキャリアが重要な理由
冒頭でも話していますが、これからキャリアアップにパラレルキャリアが重要であるのは、この2つの理由からです。
環境変化への対応
アイデアのきっかけ
どういうことかというと、パラレルキャリアを実践している人ほど環境変化に対応しやすく、また新たな発想を生み出せる可能性が高いということです。
それでは、それぞれについて解説していきましょう。
週4勤務になればパラレルキャリアももっと普及するはずです。
環境変化への対応
パラレルキャリアを実践していることで、環境変化に対するリスクヘッジにつながります。
現代は、時代の変化のスピードが早い時代です。
しかし、今後はさらにそのスピードが早まるはずです。
例えば、2~3年前まで当たり前のように使っていたサービスや商品が今では誰からも使われなくなってしまったり、かつては必要不可欠だった仕事がAIで代用できてしまうようなことが、今後どんどん起こっていくでしょう。
このようなパラダイムシフトが起こると、ある特定の分野の経験やスキルがは無価値になってしまいます。
しかし複数の経験やスキルを持っていることで、ある意味保険が効く状態になると言えます。
つまり時代の変化が激しい環境においては、パラレルキャリアでいくつもの経験・スキル、人とのつながりなどを有していることがリスクヘッジになるのです。
2030年には働き方もかなり変化していると思われます。
アイデアの源
パラレルキャリアはアイデアの源になります。
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。
かつてアメリカの実業家であるジェームズ・ウェブ・ヤングが言った言葉で、まさにアイデアとは何かと何かの組み合わせなのです。
そのため、複数のことに携わっている方がユニークな発想を生み出せる可能性が高くなるはずです。
ある特定の分野にのみ携わっていると、どうしても視野が狭くなり、一辺倒な考え方になってしまい、ありきたりな発想に留まります。
しかし異なる分野に携わることで、多面的な考え方に発展し、一風変わった発想へとつながるのではないでしょうか。
実際、ここ最近ヒットしたものの多くは既に存在するもの同士の組み合わせによって生み出されています。
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- iPhone→携帯電話+カメラ+パソコン
- Amazon→本屋+インターネット
- ナイトプール→プール+instagram(インスタ映え)
※ナイトプールは2017年ころに流行りましたね。
このように、全く関係ないもの同士が組み合わさることで面白いアイデアとつながるように、パラレルキャリアはアイデアの創出に役立つはずです。
アイデアを出すためにはコツが必要です。あなたはそのコツを知っていますか?
これまでのキャリアアップ
これまでのキャリアアップとは、「特定の分野における専門的な経験やスキルを身につけ、経歴を高め、転職することでより収入が多い仕事を得たり、ポジションが上がることで、市場価値が高める」ということでした。
しかし、このようなキャリアアップの考え方からシフトし、「様々な分野における多様な経験やスキル、人とのつながりを持ち、転職だけに限らず、起業やプロジェクト参加することで市場価値を高める」というようなものになるのではないでしょうか。
そのため、パラレルキャリアを視野に入れたキャリア形成の重要性がますます高まってくるはずです。
キャリアに関しては、業界動向を把握している転職エージェントに相談してみてもイイかもしれません。
転職エージェントとの面談においは一つだけはっきりさせておきましょう。
パラレルキャリアを実現するためには?
ここまでパラレルキャリアの重要性やメリットについて解説してきましたが、では実際にパラレルキャリアを実践するにはどうしたらいいのでしょうか?
それについては、パラレルキャリアの始め方と注意点を押さえておくことをオススメします。
この2つのポイントを押さえてさえいれば、誰でもパラレルキャリアを実践できるはずです。
パラレルキャリアも含め、今後は働き方にイノベーションを起こす物事が色々出てきます。
パラレルキャリアの始め方
まずは自分が興味のあることに取り組んでみることをオススメします。
例えば、それに関する本を読んで業界を知ったり、真似してモノを作ってみたりと、手近で手軽にできることから始めてみましょう。
趣味の延長線上のような感じでまずは初め、そこから派生させていくようなイメージで取り組んでいくといいでしょう。
自分が興味のあることであれば、モチベーションを維持して継続できるはずです。
一方で、本業におけるモチベーションUPには”やりたくない仕事”がモチベーションを上げるものです。
パラレルキャリアを実践する上での注意点
いきなり全力で取り組まないことです。
仕事をしつつ複数のことに取り掛かるとなると、仮に好きなことであってもなかなか大変です。
そのためいきなり長時間にわたって色々なことをやるのではなく、まずは一つのことに絞り、取り組む時間も徐々に増やしていくことがオススメです。
加えて、お金を掛けずにできることから取り組むようにしましょう。
いきなり成果を上げて稼ごうと思ったり、規模を大きくしようとして先行投資する人がたまにいますが、副業と違って報酬を得ることが目的ではありません。
あくまでも、自分の経験と視野を広げるための取り組みだということを念頭に取り組むようにしましょう。
もしもお金を掛けて何かしたいのであれば、生活に影響を及ぼさない余剰資金で行うようにしましょう。
僕が実践するパラレルキャリアについて
ちなみに、僕もパラレルキャリアの一環として行っていることがあります。
それはWEBサイト作成や動画作成です。
元々、情報発信するのが好きだったこともあり、SNSで色々と発信していました。
しかしある時、発信できる媒体を自分で作りたいと思い、このブログサイトを作ったわけです。
実際にこのサイトを作る仮定で、HTMLやCSSに関する知識を得ることができましたし、またSEOやSNSマーケティングに関する知識も多少ではありますが身につきました。
幸いながら、WEBサイトに関しては多少収益も出るようになりました。
そして最近は、動画で発信できたらいいなという思いから、動画作成にも着手しています。
本業である仕事とは全く別のことに取り組むことで、会社のWEBサイト作成にもつながるなど、パラレルキャリアを実践できています。
サラリーマンほど、本業以外のことにも取り組むことのメリットが大きいと思います。
パラレルキャリアはスタンダードになる
パラレルキャリアはまだ一般的ではありません。
しかし、これからは多くの人のキャリアはパラレルキャリア化していくはずです。
なぜなら、寿命の伸びとともに働く期間も長くなる一方で、時代変化の激しさから一社でキャリアを全うするのは難しいばかりか、最初に就いた業界自体が未来永劫存在するとは限らないからです。
栄枯盛衰の激しい時代においては、多様なキャリアを形成することが必要不可欠であるため、ほとんどの人はこの流れに従う他ないのではないかと思います。
だからこそ、一早くパラレルキャリアを実践することをオススメします。
最近では、ダブルワークや副業を容認する企業も増えています。
転職をする場合、多くの人は転職サイトで求人を探します。
ただし自分一人だと、多くの求人をの中から自分の能力や経験、条件に見合う求人を探し、さらに面接日程の調整や労働条件、給与の交渉までを行うのはとても時間と労力が掛かります。
一方で転職エージェントに任せれば、数十~数百社もの求人からあなたに最適な求人を紹介してくれます。
また、応募書類の添削、面接日程の調整、労働条件や給与の交渉と全てを行ってくれます。
そのため、普段仕事で忙しくてもスムーズに転職活動に励めます。
ただ、ひとえに転職エージェントといっても、「求人数が多い」「新卒・第二新卒向け求人が多い」「高年収の求人を扱っている」「専門職系の求人を扱っている」「地方求人が多い」など、各転職エージェントによって特徴や強みはバラバラです。
したがって、これらを理解した上で”自分の状況に合った”転職エージェントを活用することで、満足のいく転職を叶えることができます。