












※最終面接で”よくされる質問”に関しては「最終面接 質問」で調べると数多く出てくるので、別途調べてみてください。
この記事を読んでほしい人
- 最終面接を控えている人
- 第一志望の面接が控えている人
- 最終面接に際しての準備をしている人
最終面接で質問すべきこと。質問すべきではないこと。
多くの面接は一次面接の後に最終面接があったり、一次・二次を経て最終面接があったりと、面接が複数回用意されています。
そして最終面接では、その多くが重役(社長や専務、常務、部長など)との面接になります。
そのため、一次面接や二次面接で対峙した現場の担当者や人事部の採用担当とは異なった対応をした方が良いと考えられます。
それはなぜなら、重役者は現場担当や採用担当とは異なった視点や観点を持って面接に臨んでいるからです。
そのため、彼ら重役に合わせた回答だったり質問をしなければいけないのです。
したがって、ここでは最終面接ですべき質問とすべきではない質問について紹介し、それらについて解説していこうと思います。
質問すべきこと
まずは最終面接ですべき質問から話していきます。
それがこちらの3つです。
会社や事業の展望について
市場や競合について
重役自身のことについて
これらの質問をすることで、結果的には良い印象を面接官に与える可能性が高まります。
会社や事業の展望について
その企業の経営や事業の運営を担っている重役だと考えると、日々考えているのは自分が率いる会社や事業のことだと言えます。
そのため、その会社や事業を今後どのように展開していくのかということについて質問すると、彼ら重役が考えている内容に適すると考えられます。
例えばこのような感じで質問すると良いでしょう。
「御社は今後、〇〇という商品(サービス)も展開していくおつもりなのでしょうか?」
「〇〇事業において、今後は~~エリアへの進出も考えていらっしゃるのでしょうか?」
ここで一つポイントとしては、自分の考えを交えて質問をすることです。
そうでないと浅はかな質問になってしまうため、あくまで「私は〇〇と考えているのですが…」と自分の考えを併せて述べた上で質問することが大事です。
そしてその考えが合っているか否かは関係なく、あくまでも自身で思考しているということが重要なのです。
面接においてはうまく錯覚資産を使うようにしましょう。
市場や競合について
その会社が存在している市場やその会社のライバルである競合についても、重役が日々注目していることです。
企業をさらに良くしていこうと考えるにあたり、市場や競合の動向に目を配っていない経営者や事業責任者はいません。
そして、それらに対しての視点を持っている面接者というのも滅多にいないものです。
そのため、この質問を投げかけることで他の候補者と差別化を図れます。
例えばこのような感じで質問すると良いでしょう。
「御社の主戦場である〇〇市場に関して、今後の課題は何だとお考えですか?」
「御社の競合である〇〇と比べた際、〇〇と比べての強みは何でしょうか?」
もちろんこのような質問をする場合でも、「会社の事業や展望について」質問するのと同様に、自身の考えを交えることを忘れないようにしましょう。
転職活動をする場合は、自分でも業界の動向を把握しておきましょう。
重役自身のことについて
これは多少テクニカルではありますが、面接官である重役自身のことを質問してみても良いでしょう。
なぜなら、往々にして人は自分自身のことを聞かれることに対して良い印象を持ちます。
そのため自分自身のことを尋ねられると、人は尋ねた相手に好意的になるものです。
それゆえに、このような感じで質問すると良いでしょう。
「〇〇社長が会社を経営するにあたって何を大事にされていますか?」
「〇〇部長は採用するにあたって、何を重視していますか?」
このように、まずはその会社や事業と絡めた上で重役の考えや思いを聞くと良いでしょう。
初対面の人から、いきなり趣味嗜好について聞かれたら誰だって驚いてしまいますのです。
面接ではいかに印象を良くするかが合否を分けます。
質問すべきではないこと
次に最終面接ですべきではない質問です。
それがこちらの3つです。
業務内容について
配属予定の部署について
諸条件について
これらの質問をすることで、もしかすると印象が悪くなってしまったり、そこまではなくとも印象に欠けてしまうかもしれません。
転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?
業務内容について
業務内容についての質問は、あまり良いものではありません。
なぜなら最終面接で面接官を務める重役は、募集職種の詳細な業務内容についてあまり理解していないことが多いからです。
重役が把握しているのはあくまでその会社や事業の全体感であり、一つのポジションの詳しい動き方までを把握しているわけではないため、業務内容について尋ねたところで、期待する回答は返ってことないことの方が多いでしょう。
基本的に詳しい業務内容は、現場担当や採用担当に質問すべき事項だと言えるでしょう。
重役が趣味について聞いてくるような企業であれば…
配属予定の部署について
配属予定の部署についての質問も、あまり良いものではありません。
これも「業務内容」に関する質問と同様に、その部署の詳細についてはあまり把握していない可能性が高いからです。
こちらに関しても、現場担当や採用担当に質問をした方が詳細な回答を得られるはずです。
もし圧迫面接をするような会社であれば…
諸条件について
給与や休日、福利厚生などの諸条件についての質問も、良いものではありません。
これに関しても重役が詳細を把握していることは珍しく、質問するのであれば採用担当もしくは現場担当に尋ねるべきです。
また諸条件について質問をしてしまうと、目先の利益を重視する人物だと捉えられてしまう恐れもあるため、これに関しては下手に口にしないことをオススメします。
条件についての質問は、内定が出されたあとに人事担当(採用担当)に尋ねれば良いのです。
ただし、ヘッドハンティングによって誘いを受けた人に限っては、重役との面接で条件を伺う(条件交渉)ことはOKです。
面接官が本当にイヤな奴だった場合は…
最終面接ですべき質問をする”もう一つの意味”
ここまで、最終面接ですべき質問とすべきではない質問について話してきましたが、最終面接ですべき質問をするのはもう一つの意味があるのです。
それは、その企業を見極めるためです。
例えば、その会社や事業の展望やその会社がいる市場や競合について質問を投げかけた際に、面接官である重役から的を射ない返答やあやふやな返答が来るかもしれません。
そのようば場合、もしかするとその企業の幹部たちの能力が疑わしいかもしれません。
真っ当な経営幹部や事業責任者であれば、会社や事業の展望、市場や競合についての質問に対して、真摯にかつ詳細を答えてくれるはずです。
そのため、ここで紹介した”最終面接ですべき質問”をすることで、その会社の「質を問う」ことができるのです。
当たり前ですが、面接者も選ばれる立場である一方で、選ぶ立場でもあるということを忘れてはいけません。
そのため最終面接に臨むにあたっては、有意義な質問を用意していくことをオススメします。
この3つのポイントを押さえて面接に臨めば、転職すべき会社か否か判断がしやすいでしょう。
質問の威力
質問をするというのは、単に分からないことや知らないことに関する情報を得るだけではありません。
本質的には、あなた自身の印象を操作したり、相手を見定めることを目的とするものなのです。
良い質問をすれば、「この人は他と何か違う」と思わせることができる一方で、質問に対する相手の返答を見ることで「この人は付き合うに値するのか」を測ることができます。
このような質問には大きな威力があるため、面接に臨むにあたっては入念に質問を準備していくと良いでしょう。
転職するにあたっては、信頼できる転職エージェントを選ぶことも重要です。
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