




















この記事を読んでほしい人
- 海外で生活してみたい社会人
- 何か人と違った新たな経験を得たい社会人
- 30代に向けて飛躍的なキャリアアップを目指したい20代
社会人のワーホリをオススメする3つの理由
社会人がワーホリに行くことをオススメする理由は3つあります。
それがこちらです。
創造力(発想力)が高まる
許容力(忍耐力)が高まる
自信が高まる
僕は10年以上社会人をした上で、改めてワーホリに行きたいと思ったのは以上の理由があるからです。
これらは社会人になってから、より一層求め・求められる素養であり、学生時代にはあまり意識しないものだったからです。
それゆえ、社会人を経験したからこそこれらの素養を高めたいと思う機会が多々あります。
では、なぜワーホリに行くことでこの3つが養われるのかを話していきます。
異なる環境で生活することで価値観が変わります。
創造力(発想力)が高まる
ワーホリに行く=海外で生活することで創造力が高まります。
なぜなら、とある研究によって証明されているからです。
こちらをご覧下さい。
創造性の高い成人を対象にした研究によると、彼ら彼女らは子供時代に、よその土地での生活を経験した頻度が、一般的な人たちよりもかなり高いことが分かった。
戦略を専門とするフレデリック・ゴダート教授が率いるチームは、海外で過ごした経験が創造性に影響を及ぼしているかどうかを調べている。
その結果、最も創造的なコレクションは、ディレクターの海外経験が最も豊富なブランドのものであったが、特に興味深い点が3つある。
1つ目は、海外に「住んだ」時間は関係なく、海外で活動的にデザインに携わり「仕事をした」経験が、新しいコレクションがヒットするかどうかの指標となったという点だ。
オリジナリティの最も高いコレクションは、二ヵ国または三ヶ国で仕事をした経験のあるディレクターだった。
二つ目は、接した外国の文化が自国のものとかけ離れているほど、その経験がディレクターの創造性に与える影響が大きかったという点だ。
アメリカ人が韓国や日本での経験から得られたオリジナリティと比較すると、アメリカ人がカナダで働いた経験で得たものは少なかった。
三つ目の点にしても最も重要だったのは、「経験の深度」出会った。つまり、どのぐらい長く海外で仕事をしたかが重要だったのだ。
最もオリジナリティが高いとされたコレクションは、海外勤務経験が35年あるディレクターのものだった。
このことからも、海外旅行ではなく、あくまで”海外での生活”が創造性に寄与するということが分かるかと思います。
加えて、留学と異なり仕事にも就けるワーホリであれば海外での仕事ができ、かつ日本での仕事の経験も活かせるかもしれません。
したがって、社会人がワーホリに行くことでこれまでの仕事の経験を基に、さらに創造力(発想力)を高めることができるはずです。
そして、その創造力(発想力)を日本に帰ってから発揮することで、仕事や転職で大きな機会を作ることができるでしょう。
ある方法で創造力が少し高まるかもしれません。
許容力(忍耐力)が高まる
ワーホリに行く=海外で生活することで許容力(忍耐力)が高まります。
なぜなら、日本以上に理不尽であったり、いい加減な状況に面することが多いからです。
そのため、いちいち怒ったりイライラしていても仕方がないと思うようになるのです。
例えば、僕がワーホリでオーストラリアで暮らしていた時にはこんなことがありました。
- 店員がお釣りを誤魔化す
- 何度呼んでもオーダーに来てくれない
- 歩いていたら生タマゴをぶつけられる
- 家の建付けが悪くて窓やドアが閉まらない
- おそらく差別的対応で入店を断られる(アジア系以外は入店していた)
- 英語力の問題でなかなか意図が伝わらない&理解でいない(これは自身の問題)
日本で生活していたら起こらないようなことが、海外で生活していると頻繁に起こります。
もちろんイラっとしたり、落ち込んだりすることはあるのですが、時が経つにつれてそれが当たり前になってくるためあまり気にならなくなるのです。
そのため海外生活をしているうちに、ちょっとやそっとのことでは動じない許容力(忍耐力)がいつの間にか身に付いているのです。
日本でも誰かと仕事をする上で、気に入らないことや憤りを感じることはありますが、海外のそれと比べるとほんと些細なことだと感じるようになるはずです。
必要以上に忍耐を要する職場で働く意味はあるのでしょうか?
自信が高まる
ワーホリに行く=海外で生活することで自信が高まります。
当たり前ですが、日本とは大きく環境がことなる土地で生活したという経験が大きな自信となり、自分はどこでもやっていけると思えるようになるでしょう。
そしてこれは”セルフコンセプト・クラリティ―”といって、自分に対する信念が明確で、自信を持って定義でき、時間を経ても一貫して安定している状態を築けるということなのです。
ちなみに、それを証明する実験があります。
ライス大学の実験で、266人の男女を対象にオンライン上で下記の質問をしました。
(1)自分がどんな人間か?
(2)いくつかある自分のパーソナリティー同士が衝突することがあるか?
その結果、海外で暮らしたことのある人ほどセルフコンセプト・クラリティーが高かったのです。
これは、様々なバックグランドの人との関わり合いから自分を見ることで高まるのだと考えられています。
つまり、考えも価値観もバラバラな人たちと共に生活を営んでいくことで自分自身を見つめることにつながり、自分が明確になることで自信につながるのだと言えます。
したがって、海外で生活することでより一層自信を持つことにつながるのです。
海外で生活をすると社交性が身に付くため、自信が高まるのかもしれません。
社会人がワーホリをする際に注意すべき3つのこと
ここまで社会人のワーホリがオススメできる理由について話してきましたが、一方で気をつけなければいけないこともあります。
それがこちらです。
予め目的を持っておく
帰国後の計画を立てておく
お金を持って行きすぎない
これらを念頭に置いた上でワーホリに行かなければ、せっかく時間とお金を掛けたワーホリを無意味なものにしてしまうかもしれません。
それでは、これらワーホリをするに際して注意することに関して詳しく話していきましょう。
転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?
予め目的を持っておく
ワーホリに行くにあたっては、あらかじめ目的を決めておくべきです。
これは社会人だろうが学生だろうが関係ありませんが、目的が無いと、ただなんとなく海外で生活することに終始してしまうでしょう。
一方で目的を持ってワーホリに臨むことで海外生活で目指すべき方向性が明確になり、その達成可否にかかわらず結果的に何かを得られるはずです。
例えば、このような感じで目的を持つようにしましょう。
- 日本でのキャリアアップのために海外で実務経験を積む
- 将来的に海外での就職機会を得るための人脈作り
- 日本でのビジネスに活かせるような製品やサービスの発掘
このような目的があれば、その目的を達成するために必要なスキルや知識がはっきりし、それを蓄えるための努力が自ずとできる状態になるというわけです。
仕事をするにしても、個人的に目的を持つことが大事です。
帰国後の計画を立てておく
ワーホリに行くにあたっては、帰国後の計画も予め立てておくと良いでしょう。
そもそもワーホリとは、それが終わった後に役立てられる何かを得るためのものだと言えます。
そのため、ワーホリが終わった後に一体何をするのかというプランが無いと、ワーホリでせっかく得た経験や知見が無駄になってしまいます。
また、帰国後にすべきことや目指すべきことから逆算することで、ワーホリの目的が決まることの方が、社会人にとっては理想的な状態だと言えるはずです。
また、将来的に何をするのか、どんな状態になるのかという計画に基づいて行きべく国を決めるということが最も効果的だと考えられます。
将来どんなニーズ(仕事)があるのかという視点から逆算してやるべきことを考えると良いでしょう。
お金を持って行きすぎない
ワーホリに行くにあたっては、お金を持っていきすぎないようにしましょう。
たくさんお金があると、直面した問題や課題をお金で解決しようとしてしまうからです。
本来は自分で調べたり学んだりして解決すべきことをお金の力に頼ることで、せっかくのレベルアップの機会を不意にしてしまうのです。
実際、僕がワーホリをしていた時、社会人でワーホリをしている人が周囲にいました。
彼らは日本で仕事をしてお金を貯めてワーホリをしていたため、十分な資金を携えて海外生活をしていました。
ところが、お金があるが故にちょっとした苦労や面倒をそれで解決していたのです。
例えば、ホームステイ先や学校を探すということをエージェントに依頼したり、バスや電車を乗り継いで向かう場所にタクシーで向かったり、高給ではあるものの英語のスキルが必要な仕事に付くのではなく、英語力はあまり必要ではなく誰でもできそうな安給の仕事に就くといったようなことです。
お金を持っていた方が安心できますし、色々な面倒事や厄介事を解決できます。
しかし、お金が無いからこそ面倒事や厄介事を自分の努力で解決するのです。
したがって、ワーホリで自分の能力や経験値を高めたいのであれば、必要以上にお金を持って行くことはオススメしません。
ワーホリに行けずとも、海外に趣くことで色々な気づきがあるはずです。
社会人ワーホリにおすすめの国3選
ここまで、「社会人のワーホリをオススメする3つの理由」と「社会人がワーホリをする際に注意すべき3つのこと」について話してきました。
そして、ここでは社会人ワーホリにおすすめする3つの国を挙げたいと思います。
それがこちらです。
オーストラリア
ポルトガル
アルゼンチン
それでは、なぜこの3ヶ国が社会人ワーホリにおすすめなのかを話していきます。
ワーキングホリデー協定国についてはこちらが参考になります。
おすすめ① オーストラリア
オーストラリアは社会人ワーホリにオススメの国の一つです。
オススメの理由は、日本とほとんど時差がないことがその理由になります。
(最大でも1時間半です。)
そのため、日本での仕事を抱えたままワーホリをすることも可能だと言えます。
現代だとネットさえ介していれば行える仕事がたくさんあり、もし打ち合わせなどが必要になったとしても、時差がほとんどないため時間を気にせず対応できます。
また、やはり英語国ということもあり、英語を勉強したい社会人にとっては適した環境です。
加えて、自炊をするにあたって日本人に必要不可欠なものがお米だと思いますが、オーストラリアだとお米が3キロ6ドル~8ドル程度(2021年9月のレートで480円~660円)ととても安く手に入れることができます。
もちろん日本で食べているお米と比べると少々品質は落ちますが、それでもこれだけ安く手に入るため食費を浮かすことはできます。
実際、僕もオーストラリアでワーホリをしていた際、時差がないことによる日本とのコミュニケーションのしやすさや、お米の安さにはとても助かりました。
これらの理由から、オーストラリアは社会人ワーホリにオススです。
オーストラリアもモノによっては物価が高いので、お金の使い方が重要になります。
おすすめ② ポルトガル
ポルトガルも社会人ワーホリにオススメの国の一つです。
オススメの理由としては、親しみやすい国民性と比較的物価が安いことです。
ポルトガルはラテンの国ではあるもののノリノリな気質ではなく、どちらかというと思慮深くいわゆる”空気を読む”という日本人に近い気質を備えていると聞きます。
そのため、交友関係を築きやすい国だと言えるでしょう。
また、ポルトガルは物価の高いヨーロッパの中でも比較的物価が安いです。
そのため、コストを抑えて異国での生活ができるでしょう。
さらに、日本人でポルトガルを訪れるという人は極めて少ないため、希少性の高い経験を積むにはピッタリの国だと思います。
ただし、ビザを取得するにあたって200万以上の資金証明が必要であるため、その点は予め貯金しておく必要があります。
ポルトガルでワーホリするなら貯金しなければいけませんね。
おすすめ③ アルゼンチン
アルゼンチンも社会人ワーホリにオススメの国の一つです。
オススメの理由は、スペイン語を学べることと日本人がほとんど訪れないことです。
まず、最近では、特に米国においてスペイン語を話す人の割合が多くなっています。
これは、メキシコやカリブ諸国からの移民の増加によるものが多く、それによってスペイン語の重要性が米国内で増しています。
そして、将来的に米国で仕事をしたいという社会人は多くいますが、英語と併せてスペイン語も話せると米国でのビジネスチャンスは各段に拡がります。
また、日本人から物理的にも情報的にも離れているアルゼンチンだからこそ、人間的な部分も含めて最も成長幅が大きい国だと考えられます。
言葉や文化だけでなく、物理的・情報的にも距離がある土地で生き抜くことで得られる経験値は極めて大きいものになるはずです。
そのため、より飛躍したいと思う社会人であれば、アルゼンチンでのワーホリはオススメだと言えます。
社会人だからこその海外生活の価値
社会人だからこそワーホリに行く価値はとても大きいと思います。
社会に出て荒波に揉まれたからこそ、海外の文化や価値観というもへの理解や吸収が促されると思うのです。
そして、社会人として積んできた素養を基に海外での生活を経験することで、人間的により一層深みを持つことができるのではないでしょうか。
かつては海外で生活をするとなると、とても大きくかつ数多くの障害がありました。
しかし現代では、ワーキングホリデー制度のおかげで多くの人が以前よりも海外生活を経験できるようになりました。
加えて、これからは日本にいたとしても様々な価値観や考え方と対峙して仕事や生活をしていかなければなりません。
そのような時代を前にして、ワーホリというのはそれに対応できる自力を身に付けるにピッタリの機会になるはずです。
もしあなたがワーホリビザを取得できる年齢なのであれば、休職または離職しても一度は経験することをオススメします。
「海外生活をしてみたいけど、どうせ自分には…」という考え方だと何も成し得ません。
ワーキングホリデーから帰国し、仕事を探すのであれば転職エージェントに相談してワーホリ経験を活かせる仕事を紹介してもらいましょう。
退職をする場合、執拗な引き留めや嫌がらせに遭うということがあります。
しかし転職エージェントに相談することで、そのようなトラブルへの対処法を教えてもらうことも可能です。
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したがって、これらを理解した上で”自分の状況に合った”転職エージェントを活用することで、満足のいく転職を叶えることができます。