この記事を読んでほしい人
- 仕事中の姿勢が悪い人
- デスクワーク中心の人
- 仕事へのやる気や自信が無い人
姿勢を良くすることのメリット
仕事中、特にデスクワークの人ほど猫背になったり、イスに沈み込むような体勢になったりと、悪い姿勢で仕事をしがちです。
姿勢を正した方が良いということは分かってはいるものの、なかなか直すことができないものです。
それはもしかすると、姿勢を良くすることのメリットを知らないからかもしれません。
実は姿勢を良くすることで、首や肩、腰への負担を軽減する以外にもメリットがあるのです。
では、それはどんなメリットなのでしょうか?
それがこちらです。
やる気が出る
魅力的に見える
知的に見える
ただ姿勢を良くするだけで、仕事に関係するこれらのメリットが得られるのです。
ということで、一つずつ説明していきましょう。
姿勢を良くするだけでやる気が出る
これは以前「『仕事において体力は重要』具体的に仕事で必要な体力とは何か?」でも話したのですが、姿勢を良くすることで交感神経が刺激され、それによってやる気スイッチが起動するのです。
背中には多くの神経が集まっているため、姿勢を良くすることでそれらの神経を刺激し、活動意欲を促進するのだと考えられます。
背伸びをした後にリフレッシュしたと感じたことがあるかと思いますが、それが神経に働きかけ、モチベーションUPにつながるというわけです。
やる気を持続させるためのちょっとしたテクニックを知っていますか?
姿勢を良くするだけで魅力的に見える
まずはこちらの研究についてご覧ください。
カリフォルニア大学などの研究で、16パターンの様々なプロフィール写真を用意し、出会い系サイトに登録して異性からの印象やアプローチの数を調べました。
プロフィール写真は大きく2種類に分かれ、一つは体をオープンに大きく見せるような姿勢を取り、もう一つは体を小さく見せるような姿勢を取りました。
その結果、体をオープンに大きく見せた人たちは小さく見せた人たちに比べ、マッチングのアプローチをした際に異性がOKしてくれる確率が27%(約1.3倍)も高かったのです。
※男女ともに同様の結果でした。
参照元 Dominant, open nonverbal displays are attractive at zero-acquaintance - PNAS
このことから、仕事で他人とコミュニケーションを取る際にも姿勢を良くするだけで、相手から魅力的だと思われる可能性が高まるのです。
面接でも姿勢を正すだけで印象がガラっと良くなります。
姿勢を良くするだけで知的に見える
まずはこちらの実験についてご覧ください。
ブランダイス大学の実験で、182名の学生を対象に「出来るだけ頭が良さそうに振る舞って下さい」と指示しました。
そしてその様子をビデオで撮影し、それを第3者に見てもらい誰が頭が良さそうかという調査を行いました。
その結果、”背筋を伸ばして姿勢良く話すだけで頭が良さそうに見える”という結果が出たのです。
ちなみに他にもこのようなことが分かりました。
- 真面目な表情、身振りを小さめに冷静な感じで、周りよりもテキパキ動く、難しい言葉を使う、全て意味がないもしくは逆効果だった
- 効果があったのは「目を見て話す」ことだった。目を見て話し時間が長ければ長いほど知的に見える
- メガネをかけると頭が良さそうに見える(シックなもの)
- 相手の利き手の方のジェスチャーを大きく意識して使った方が説得力も上がり頭も良さそうに見える
- 楽しそうな表情や声も頭が良さそうに見える(不機嫌そうな人は頭が悪く見える)
このことから、仕事中に姿勢を良くしているだけで、周囲から知的に見られる可能性が高まるということです。
たかが姿勢、されど姿勢
この記事では、”仕事中に姿勢を良くすることによるメリット”について話してきました。
ただ、中には「姿勢を良くしたって大した意味はない」と思う人もいるでしょう。
しかし、姿勢を良くすることでモチベーションが高まり、周囲から魅力的かつ知的に見えるというだけでも、かなりのアドバンテージを得られていると思います。
つまり姿勢を正すということは、特段スキルや知識も必要なくできるライフハックだと言えます。
”たがが姿勢”だと思っていた人は、これを知って”されど姿勢”だと思えるようになったのではないでしょうか?
姿勢が良くても、一日中座りっぱなしはオススメしません。
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