











この記事を読んでほしい人
- 職場でやりきれない思いを抱えて仕事をしている人
- 自分の境遇は他の人と比べて不幸だと思っている人
- 会社で正当な評価を得られていないと思っている人
不遇の時代とは?
まず、「不遇の時代」とはどんな状況なのでしょうか?
仕事における「不遇の時代」とは、このような感じではないでしょうか。
地方拠点に異動となる
新人と同じような仕事を任される
自分よりも能力が低いと思われる人が、花形の仕事を任されている
このように、仕事における不遇とは「左遷させられたり」、「干されたり」、「弾かれたり」することではないでしょうか。
しかし長い人生において、このような状況は誰にでも訪れるものだと思います。
もちろん能力も関係なく、優秀な人にも不遇の時代は訪れるものです。
そしてこれは、その時の”運”としか言いようがないものです。
ちなみに僕も不遇の時代を過ごした経験があるのですが、それについて話していこうと思います。
不遇の時代ほど、日々漠然とした不安に襲われます。
僕に訪れた不遇の時代
僕はこれまでに2度も不遇の時代が訪れました。
(この10年間で2度も訪れているので、「こんなやついるんだ」と安心してください。)
1度目はリーマンショック後に出向となった時、そして2度目がまさに今です。
それでは、それぞれの時代について話していきましょう。
不遇は運ですが、不幸はそうではありません。
リーマンショック後の出向
まずは1度目の不遇の時代についての話です。
当時、僕は新卒で大手人材サービス会社に入社してもうすぐ1年という時期でした。
しかしリーマンショックの煽りで、多くの企業が採用を凍結させたことで人材業界も大打撃を受け、僕の会社もその例に漏れませんでした。
会社の業績も傾き始めたことで、当時大量採用した新人のほとんどが関連会社への出向を命じられたのです。
しかも、その会社というのは人材系の会社ではなく、僕が任された仕事も「通信回線導入による通信コスト削減の営業」というものでした。
人材業界での活躍を希望に入社した僕にとっては、まさに天国から地獄に落ちたような状況でした。
入社した1年弱で積み上げてきたもの、例えばクライアントとの関係性や業界や仕事の知識・スキル、上司や先輩、同僚との信頼感も全て無くなってしまったのです。
当時は転職も考えましたが、リーマンショックの影響で社会人1年目の若造を採ってくれるような会社もなかったので諦め、出向先の仕事で成果を出すことに専念しました。
そしてその甲斐もあってか、幸いながら約1年後に元の会社に戻ることができたのです。
当時は、入社したその年にまさかこんなにも早く自分に不遇が訪れるなんて思ってもみませんでした。
しかし、僕以外の多くの新人は同じような不遇に直面したわけですから、そこまで悲観的になることはなかったことを覚えています。
まさにこの時、僕は転職しようとして失敗しました。
事業廃止後の今
2度目の不遇はまさに今訪れています。
一昨年前に僕が任されていた事業が終了となって以降、現在までに特段任されている仕事というのはありません。
一応、他事業部のサポートという役回りにはなっていますが、実際のところ大してやることはありません。
幸か不幸か社長肝入りの事業であり、その指揮を社長直々に依頼さらたため、責任を感じてなのか、見限られてなのか、責任を負うような仕事を任されることもなく、また上司という存在のいないポジションにいます。
「楽そうでいいな」という声も聞こえてきそうですが、確かにその通りではあります。
しかし、大した仕事を任されることがないのも、やりがいがなく、今の会社でレベルアップする道も途絶えたのではないかと頭をよぎることもあり、まさに”不遇”を感じています。
1度目の不遇よりも長い不遇の時代となっていますが、一方で次第に慣れてきたというのも感じもしています。
この状況がいつまで続くか分かりませんが、これが僕にとって2度目の不遇の時代です。
やることがなく暇なのも割とツライものです。あなたはどうですか?
不遇の時代を乗り切る考え方と過ごし方
ここまで「不遇の時代」について話してきました。
「不遇の時代」とは、誰にでも訪れるものなのです。
しかしそうは言っても、実際にそれが訪れると辛いですよね。
では、不遇の時代を乗り切るための”考え方”と”過ごし方”について話していこうと思います。
もし仕事で不遇に直面したとしても、「働く理由」が明確であれば心の支えになるはずです。
不遇の時代に持つべき考え方
不遇の時代が訪れると、いつ開けるかも分からない暗く長いトンネルのような気がします。
しかし、そう考えてしまうと絶望的に感じメンタルが病んでしまいます。
そこで大事なのは、不遇の時代にこそ「これは人生のスパイスだ」と考えることです。
良い物語には、良い時と悪い時のことが描かれているものです。
ひたすらに幸せな主人公の物語では、何もおもしろくないでしょう。
そしてこれは人生でもそうで、自分が主人公である人生においても、悪い時代があってこそ彩りが鮮やかな物語となるものです。
悪い時代があるからこそ人生にスパイスが加えられ、より深みのある人生となると考えるのです。
そしてこのような考え方、つまり思考の変換を「リフレーミング」と言います。
リフレーミングを行うことで、ネガティブな思考をポジティブに変えることができ、ストレスの軽減につながるのです。
リフレーミングについて詳しく知りたい人は、こちらの記事で説明しています。
不遇の時代にすべき過ごし方
そして不遇の時代の過ごし方ですが、僕自身の考えとしては「肩ひじ張らず、むしろ力を抜いて次に備える」ことを心掛けました。
どういうことかと言うと、不遇の時代とは運のようなもので、自分でどうにかしようとしても思い通りにはならないものなのだと思います。
だから流れに逆らわず与えられた事に取り組みつつも、不遇の時代を抜け出した時に飛躍できるようにコツコツ下積みに徹するのです。
得てして不遇の時代というのは、時間だけは十分にあるものです。
そのため時間的な余裕を活かして、スキルアップのための勉強をしたり、もともと興味があったものの取り組めなかったことに挑戦したりすることはオススメです。
というのも、そういった行動にこそ不遇の時代を抜け出せるきっかけがあったりするからです。
また、世間ではスゴイとされる人ですら不遇な時代を過ごしているのです。
ちなみに僕は不遇の時代を過ごしていた時に、元日産COOである志賀俊之氏に訪れた不遇の時代について知り、心を打たれました。
もし今不遇を感じているのであれば、社会的に成功を収めている人が経験した不遇を知るだけでも、心の支えになるはずです。
仕事で不遇を感じると、自分なんて必要ないのではと思ってしまいますよね。
不遇はチャンス
僕自身、「不遇の時代」はチャンスの前触れだと思っています。
なぜなら、不遇の時に蓄えたものがチャンスを作るきっかけになるからです。
例えて言うのであれば屈伸みたいなもので、不遇の時代に屈んで力を溜めたものを発揮するのです。
そしてこの時に大きく屈む、つまり不遇の時代が長いほど、その後大きくジャンプ(飛躍)できるのだと思うのです。
そう考えれば、不遇とは良いきっかけなのではないでしょうか。
ただし大事なことは、「不遇の時代」にただ漫然と過ごすのではなく、次の機会に備えることだということを肝に銘じておかなければいけません。
どうしても現在の状況に納得できない場合は、思い切って働く環境を変えてみるのも一つです。
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