仕事

【解説】「好きを仕事に!」最初から仕事に情熱を求めることの危険性

更新日:

 

やっぱり、好きを仕事にした方がいいんでしょうか?
キャリ子

 

 

KEI
仕事を変えようと考えているのですか?

 

 

最近はユーチューバーやゲーマーになる人が多いと思うんですけど、彼らって好きなことで稼いでるじゃないですかぁ。
キャリ子
だから好きなこと、すなわち情熱を傾けられるものを仕事にした方が幸せなのかなぁ〜って。
キャリ子

 

 

 

KEI
確かに、自分の情熱を傾けられるものを仕事にすることは素晴らしいですよね。
KEI
しかし、最初から仕事に情熱を求めることは止めた方がいいでしょう。

 

 

 

そうなんですか??
キャリ子

 

 

KEI
はい。

なぜなら、初めから仕事に情熱を求めることは危険だからです。

 

 

危険?なんでですか??
キャリ子

 

 

KEI
なぜだと思いますか?

それでは、「最初から仕事に情熱を求めることの危険性」について解説していきましょう。

 

 

 

仕事に情熱を求めることの危険性とは?

仕事に情熱を求めることの危険性は2つあります。

 

 

それはこちらです。

理想が高くなる

ストレスに弱くなる

 

つまり、仕事に情熱を求めることによって理想が高くなる分、仕事に対しての満足度が低下し、かつ仕事に対するストレスにも弱くなってしまうのです。

 

 

このことを示す研究がありますので、ここで紹介します。

ワシントン大学とオックスフォード大学の研究で、北米の動物保護施設で働く50名の男女にインタビューを行いました。

 

長期間のヒアリングを重ね、調査チームは参加者の”働き方”を3つのパターンに分けました。

 

(1)アイデンティティ思考:自分にはその仕事に対して才能がある、この仕事が天職だと考えている

(2)貢献思考:この仕事を通じて社会に貢献するとか世の中を良くすると考えている

(3)実践思考:仕事と割り切って、自分の能力も現実的に考えそれに合った仕事を冷静に見極めて行う

 

この結果、最も仕事のスキルが上がりやすく安定して職場に居続けることができた人は、(3)実践思考の人だけだったのです。

 

一方で(1)アイデンティティ思考の人や(2)貢献思考の人は情熱はあるものの、その分理想も高くなるため、現実のストレスに対して弱くなる傾向があるということが判明したのです。

 

参照 Negotiating the Challenges of a Calling: Emotion and Enacted Sensemaking in Animal Shelter Work - Academy of Management

 

この研究からも、情熱を仕事に求める人ほど理想が高くなることでストレスに弱くなり、仕事を継続することができなくなる可能性が高くなってしまうことが分かるかと思います。

 

 

そもそも自分が希望する仕事が見当たらないという人はいませんか?それは〇〇に原因があるのです。

【解説】「転職活動しても良い求人がない」希望に合う求人がない理由

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また、多くの人が情熱を持ちやすい仕事自体、市場に少ないというミスマッチもあります。

 

 

例えば、スポーツ選手しかり、芸術家しかり、大手有名企業の社員しかりですね。

 

 

それを裏付ける研究がこちらです。

カナダの大学生の研究によれば、84%の学生には情熱を傾けられるやりたいことがあり、その90%はスポーツ、音楽、芸術に関することです。

 

しかしスポーツ、音楽、芸術産業に関わる仕事は仕事全体のたった3%だけです。結果として数少ない貴重な仕事に就くのは高い競争率となります。

 

そして、例えば音楽に対して情熱があるからといって、ことさらに素晴らしいプロの音楽家になるとは限りません。

 

引用元 「好きな仕事を追いかけろ」が、ひどいアドバイスである理由 - lifehacker

 

ここまで仕事の情熱を求めることの危険性について話しましたが、もちろん仕事に情熱を持つ人すべてがそうだというわけでありません。

 

 

あくまで、”最初から”仕事に情熱を求める人にとって、この危険が及ぶ可能性が高いということです。

 

結果的に自分が望んだ仕事に就ける人と就けない人の違いは何だと思いますか?

参考 【解説】転職に成功する人と失敗する人!コレを知ればうまくいく!

 

 

 

情熱は求めるものではない?

では、仕事に情熱が必要ないのでしょうか?

 

 

と言うと、そうではありません。

 

 

情熱とは求めるものではなく、生まれるものだと僕は考えています。

 

 

先ほど伝えたように、最初から情熱を求めて仕事をするのではなく、仕事をしていくうちに情熱が芽生えるということです。

 

この副業解禁時代において、情熱は副業で追い求めるという道もあります。

参考 【解説】僕が趣味でお金を稼ぐ方法。気軽に趣味を副業化しよう!!

 

 

転職支援の仕事をしていると、「情熱が先か?仕事が先か?」のような悩みに付き合うことが多いのですが、転職後に満足度が高いのは後者(仕事が先)の人だという実感があります。

 

 

情熱が先行してしまうと、仮にその仕事に就けたとしても理想に縛られることで、必要以上に思い悩むことが多くなります。
(いわゆる理想と現実のギャップを感じるためです)

 

 

一方で、最初は情熱を持たずにその仕事に就くと、高い理想を持たないために理想と現実のギャップに陥ることはありません。

 

 

むしろその仕事の現実を受け入れた上で、やりがいを見出していくことにつながります。

 

 

初めはその仕事に情熱が持てないという人であっても、ずっと情熱を抱くことができないわけではなく、むしろ最初は情熱がない分、情熱を持てる余地があるのです。

 

 

大事なことは、仕事に情熱を求めることではなく、どう仕事に情熱を見出すのかだと思います。

 

仕事に情熱を見出すには、「ジョブ・クラフティング」が効果的です。

参考 【解説】仕事をやりがいあるものに変える「ジョブ・クラフティング」

 

 

 



好きが仕事になっても苦悩する

もしも好きなことを仕事にできたとしても、必ず苦しみ悩むことはあります。

 

 

僕が転職の相談を受けた人で、その仕事に憧れて好きだからこそ努力して就いた人がいましたが、そんな人でも鬱気味になり、辞めてしまう人も中にはいます。

 

 

情熱を抱いてその仕事に就くことが間違っているわけではありません。

 

 

しかし情熱がある人ほど、理想と現実の違いに苦しむ可能性は高いのだと言えます。

 

 

仕事に情熱を求めることの危険性

理想が高くなる

ストレスに弱くなる

 

 

 

どんな仕事に情熱を見いだせるか知りたいのであれば、ちょっとカジッてみることをオススメします。

【解説】「サラリーマンの兼業化のススメ」兼業のメリットとは?

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KEI

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