【時間がないなら動画で聞き流し】
でも大したことじゃないので、スルーしちゃおうかなぁって。
でも大したことでもないので、わざわざ報告するのも恥ずかしいなぁと…。
【失敗の捉え方が我々のDNAに染み付いている】
オーストラリアは、グルフィス大学のシドニー・デッカー教授によると、失敗を不名誉なものとして捉える傾向は、少なくとも2500年前から見られるという。なるほど、だからあなたの会社の上司は、明らかな判断ミスや対応ミスに対して言い訳するのか。
— ケイ@定時で帰ります。 (@mikaitabi) June 18, 2019
この記事を読んでほしい人
- 仕事でミスをしてしまった人
- 仕事でミスするのが怖い人
- 仕事のミスを隠している人
仕事でミスを隠すとさらに仕事がうまくいかなくなる?
仕事のミスは言わなければバレれないかもしれません。
しかし、ミスを隠すと結果的にさらに仕事がうまくいかなくなってしまうかもしれません。
「別にバレなければ何も影響はないんだし、逆に誰にも迷惑を掛けないんじゃない?」
もしかしたら、こう思うかもしれません。
でも、それは悪魔のささやきなのです。
仮にバレなかったとしても、結果的には仕事をうまくできなくなってしまうでしょう。
仕事でミスを隠すことで生じる3つのデメリット
人は仮にミスをしたとしても、自分の中に留めていれば何も起こらないと思いがちです。
しかしそうではありません。
仕事でミスを隠すと、このようなデメリットが生じるのです。
完璧主義になってしまう
素の自分が出せなくなってしまう
他人へ悪影響を及ぼしてしまう
では、これら3つのデメリットについて説明していきます。
完璧主義になってしまう
ミスを隠してしまうと、二度と失敗することができなくなってしまいます。
つまり「完璧主義者」になってしまうのです。
完璧主義になると、些細なミスも怖がるようになり、リスクを取るような行動が一切できなくなってしまうのです。
これが、完璧主義者になることの最も怖いところなのです。
結果的に何事にもチャレンジできなくなってしまい、手にできるはずのチャンスすら逃してしまうのです。
こちらの記事で完璧主義の弊害について解説しています。
素の自分が出せなくなってしまう
ミスを隠すようになると、本来の自分すら隠してしまうようになります。
人は何かを隠していると、自分の感情をも隠すようになります。
ちなみにこんな研究があります。
オレゴン大学の研究で、参加者に映画を観てもらい、半分は感情を表に出してもらい、もう半分には感情を表に出さないようにしてもらいました。
そして彼らの動画を撮り、149人の学生にその動画を見てもらいました。
その結果、感情を表に出さずに映画を観ている人の動画を見た学生は、彼らがを「内向的で好感が持てず、関わり合いたくない」という評価を下したのです。
ここから言えるのは、感情を隠すと印象が悪くなってしまうということです。
つまり、ミスを隠すことで感情が出にくくなり印象すら悪くなるということです。
また「自分を隠すことは、交渉能力を落とすとことになる」ということも言われています。
おそらく感情が表面化しないため、相手に警戒心を持たれてしまうのかもしれません。
こんな上司の下で働いていると、素の自分すら出せなくなります。
他者へ悪影響を及ぼしてしまう
ミスを隠すことは自分だけの問題と考えがちですが、そうではありません。
『【感想】「失敗の科学」を読んで、”失敗とは何か”を考えてみた』で話しているのですが、ミスを隠すことで「クローズド・ループ現象」というものが生じてしまいます。
これによって、失敗や欠陥に関する情報を放置してしまうことで改善がなされず、より大きな失敗や事故につながるのです。
そして往々にして一人のミスの隠蔽によって、結果的に”自分以外の他者も含めた大きな悪影響”へと発展してしまうのです。
ちなみに他人はどんなミスをやらかしているのでしょうか?気になりませんか?
なぜ人は仕事でのミスを隠そうとするのか?
そもそも、なぜ人はミスを隠そうとしまうのでしょうか。
当たり前ですがミスを隠すということは、ミスが他の人に知れてしまうことによって何らかの不利益を被ると考えるからです。
では、その不利益とは何なのでしょうか?
会社にいられないくらいの失敗をしたのであれば、転職すればいいのです。
ミスを隠そうとする2つの理由
ミスを隠そうとする理由は主にこちらだと考えられます。
怒られるから
恥ずかしいから
つまりこの2つを避けるために、ミスの大きさにかかわらず人はミスを隠そうとするのです。
実際、僕自身も仕事でミスしてしまったとき、「怒られるから」「恥ずかしいから」とそれぞれの理由で隠してしまったり、流してしまったことはあります。
仕事でミスを隠すのは怒られるから
仕事でミスしてしまったときに隠そうとするのは、発覚した時に”怒られてしまうから”という人は少なくないはずです。
特に若いうちは上司や先輩からの厳しい指導が前提にあるため、ミスを報告してわざわざ自分から怒られにいくようなことには抵抗を感じるでしょう。
実際に僕も社会人1年目で仕事が慣れてきた矢先、先輩が担当する企業に間違えて訪問してしまうというミスをしてしまいました。
幸いにも企業から何も言われなかったため、「何も言われなかったから黙っておこう」と上司や先輩に報告をしませんでした。
しかし社会経験がない僕は「でも、もし大ごとになったらどうしよう…」という不安に襲われた結果、翌日正直に上司に報告しました。
もちろんミスに対しては叱られたものの、それを機に予防策が立てられ、チームに共有されることにつながりました。
当時の僕は叱られたことで落ち込みましたが、それよりも抱える必要のない不安から解放されたことの方が大きかったものです。
ミスをしたら怒られることは仕方ありません。
しかし、それ以上に無用な不安を抱える方が精神的に辛いのだということをこれを機に学びました。
仕事のミスは強いプレッシャーが原因であることが多いです。そのため、プレッシャーを和らげることが大事です。
仕事でミスを隠すのは恥ずかしいから
仕事でミスしてしまったときに隠そうとするのは、発覚した時に”恥ずかしいから”という人も少なくないはずです。
特に仕事の経験を積んで歳を重ねた人ほど、仕事でのミスを恥ずかしく思うのではないでしょうか。
これは僕が部下を率いていた時の話の話ですが、僕の不注意によって顧客とトラブルになってしまったことがありました。
これにより顧客対応に追われた僕は、1週間ほど部下のサポートができなくなってしまったのです。
そのため1週間ほどバタバタすることを部下に伝えなければならなかったのですが、それには自分のミスが原因だということも伝える必要がありました。
正直、「部下に自分の仕事のミスを話すなんて恥ずかしい…」と思いました。
やはり上司としての威厳を保ちたかったからです。
しかしそういうわけにもいかず、部下に自分のミスを話ました。
そうしたところ幸いにも部下は理解してくれて、部下からはこう言われました。
「KEIさんでもミスすることがあるんですね。なんかちょっと安心しました」
この時思ったことは、ミスは自分にとっては恥ずかしいものかもしれないけど、相手、特に部下や後輩にとっては人間味を感じる要素なのかもしれないということでした。
そのためミスを隠すのではなく、正直な姿を示すことで自分をアピールすることにつなげればいいのではないでしょうか。
ただし、仕事ではしてもいいミスとしてはいけないミスがあります。
ミスを打ち明けることは自分を許すこと
ミスをした時は怒られることもありますし、恥ずかしい思いもします。
しかし、ミスを隠すことはそれ以上に大きなデメリットがあります。
一方で、こう考えてみてください。
「ミスを打ち明けることは、ミスを認めること。つまり自分を許すことだ。」
ミスをすることはマイナスではありますが、それを打ち明けて認めるには勇気が必要です。
しかし勇気を持って行動に移せたのであれば、自分を責める必要はありません。
また、自分のミスがきっかけでその仕事の欠陥部分が見つかり、改善につながるかもしれません。
そのためには、そもそもミスを打ち明けなければ始まりません。
ミスは打ち明けることで事態はポジティブに変わるのですから、ミスを打ち明けたのであれば自分を許してあげましょう。
ミスを恐れてしまうと積極的に仕事ができなくなってしまいますよね。でも、そんな恐怖を取り払う方法があります。
ミスができることは良いこと
ミスをしても死ぬわけじゃないですし、恥ずかしいのも一時のことです。
ミスをしてしまった時はいさぎよく謝り、報告した方がむしろ楽になれます。
また、若い時ほどミスできるものです。
実際、年齢が上がるほどフォローしてくれる人や責任を取ってくれる人、また教えてくれる人が少なくなります。
すると、おちおちミスもしていられなくなります。
だからこそ、若いうちにミスをすることで失敗から多くのことを学ぶことができ、結果的に自分の利益になるはずです。
ミスを認めてそこから学ぶことこそ、財産になるのではないでしょうか。
ミスを隠すことによるデメリット
ちょっとしたミスすら糾弾されてしまうような職場にいるなら、環境を考え直した方がいいかもしれません。
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