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【理由】「仕事の目標はない方がいい?!」その目標が成功を邪魔する

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「新卒でトップ営業マンになる」

「5年後までに年収1000万円稼ぐ」

「10年後には年商100億円企業の社長になる」

 

 

KEI
キャリ子さん、仕事の目標はありますか?

一般的には、仕事では具体的で大きな目標を持つことが良いとされていますよね。

 

 

私は仕事で大きな目標はないですね~(笑)

それなりに働いて、おいしいものいっぱい食べて、休みの日はゆっくり寝れればいいかな~。

キャリ子

 

 

 

KEI
そうですか。それならよかったです。

実は、大きな目標はない方がいいのです。

 

 

 

え、そうなんですか?!

でも、目標は大きい方が良いって言いません??

キャリ子

 

 

KEI
実はそうではないのです。

 

 

そうなんですね。なんか大きな目標を掲げている人の方が成功するのかな~って思ってました…。

でも、なんで大きな目標を持たない方が良いんでしょうか?

キャリ子

 

 

 

KEI
そう思いますよね。

それでは、「なぜ仕事では大きな目標がない方がいい理由」について話していきましょう。

 

 

 

 

なぜ大きな目標がない方がいいのか?

 

実は、大きな目標を持つことによるデメリットに関しては色々と言われています。

 

 

例えば、ノックス大学の心理学者ティム・カッサー博士はこのように言っています。

「金銭的野心が大きすぎると、現実とのギャップから不満が生まれ余計自己実現できなくなる」

 

 

また、2011年にデューク大学の論文によると、

「業績の低い企業ほど大きな目標を掲げている傾向がある」ということです。

 

 

むしろ、

「業績の良い企業ほど大きな目標を掲げず、生産性の悪化につながるリスク(無駄)を減らすことに注力」していたそうです。

 

 

ちなみに、目標設定に関する多くの研究を検証したハーバード・ビジネススクールのワーキングペーパー「目標を設定することの副作用(Goals Gone Wild)」でも、このように言われています。

大きな目標を立てるほど失敗する確率上がり、目先の利益を優先するようになり、モチベーション上がらず、ズルもしやすくなる。

 

 

大きな目標を持たない一方で、働く意味を見出している人がいます。

あなたは何のために働いていますか?

働く理由はお金?趣味?存在意義のため?それとも◯◯のため?【考察】

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目標設定による6つのデメリット

 

下手な目標設定は本来の目的を歪め、不利益を被る元になる可能性があるということを考えなければなりません。

 

まずはこちらの事例をご覧ください。

ニューヨーク・ジェッツのクォーターバックだったケン・オブライエンは、被インターセプト率(投げたパスを守備側にキャッチされること)が高かった。

そこで、「被インターセプト率を下げよ」という一見しごく妥当な目標を課された。その際、パスが奪われるごとに罰金を科すという一項が契約に加えられた。

その結果、被インターセプト率は下がった。

しかしこれはパスの回数が減ったためにすぎず、総合的なパフォーマンスは低下した。

引用元 目標設定がもたらす大きな「副作用」 - HBR

 

続いてこちらもご覧ください。

またシアーズは、自動車修理工の生産性を高めるため、1時間当たり147ドルの利益を上げよというゴールを設定した。

これでモチベーションは高まったのだろうか? 答えはイエスだ。

全社中の修理工たちが、顧客に水増し請求をするようになった。

参照 目標設定がもたらす大きな「副作用」 - HBR

 

このように、「目標設定にはデメリットがある」ということが分かるかと思います。

 

もちろん、目標設定の全てが悪というわけではありません。

 

しかし他にも、目標設定は次に挙げるようなデメリットをもたらす可能性があるのです。

 

そもそも無理な目標を課されることってありませんか?特に営業なんかだとありますよね。

関連記事 「営業ノルマが無理!」だと感じた時に確認すべき3つのこと【解説】

 

 

視野が狭くなる

目標を絞り込むことによって、その目標だけに執着してしまうのです。

 

目標に集中できる一方で、それ以外の物事に注意を払えなくなるのです。

 

すると、他のチャンスや可能性が近くにあっても見えなくなる可能性があります。

 

 

モチベーションが上がらない

目標が大きすぎると、最初から達成イメージを持つことができなくなります。

 

目標に向かって順調の時は問題ありませんが、遅れや問題が生じた際に挽回策を考える以前にやる気を失ってしまうのです。

 

そのため、目標に向かって取り組むモチベーションが湧かなくなる可能性があると言えます。

 

 

長期的な利益を損なう

短期的に目標に縛られてしまうと、目先の利益にばかり走ってしまいます。

 

本来は対価を得るよりも、むしろ信用を得る方が大事な場面で利益を追求してしまうようなことです。

 

すると、「長期的に取り組んだ方が大きな利益になること」を損なってしまう可能性があります。

 

 

自暴自棄になる

目標達成への見通しが厳しくなった場合、全てを投げ出してしまいます。

 

目標達成まで道中において障害や問題が発生して、想定以上の負荷が掛かる場合などこのような状態に陥ってしまいます。

 

すると早期挽回を図って、計画からはかけ離れた無謀なことをする可能性まで出てくるかもしれません。

 

 

倫理観を損なう

目標を達成するために、手段を選ばなくなります。

 

例えば営業マンで言うと、架空計上をしたり、開示情報を隠蔽して商品・サービスを提供してしまうようなことです。

 

つまりズルをしたり、不正をしたりと、倫理的ではない行動や非人道的な行動をしてしまう可能性があります。

 

 

学ばなくなる

「目標を達成しさえすればいい」という考えに至ってしまいます。

 

目標を達成することだけが目的となり、そこに至るまでの物事への関心を失ってしまいます。

 

すると、経験や失敗から学習しなくなる可能性があると言えます。

 

 

目標が希望的観測になっていないか?

 

目標を立てることは、必ずしも悪いことではありません。

 

しかし、考えも無くただ単に目標を設定することは、目標が単なる希望的観測になってしまうのです。

 

加えて、目標を立てたことで満足してしまい、さらには変化への適応を避けることにつながってしまいます。

 

むしろ変化の激しい現代では、その状況に合わせて柔軟に対応(目的を変えていく)が重要です。

 

 

 

 

大きな目標の代わりに持つべきもの

 

では、大きな目標を持たない場合、どうしたらいいのでしょうか?

 

 

その代わり、この2つを持つことをオススメします。

習慣

曖昧な木法

 

 

「習慣」と「曖昧な目標」を持つ利点

 

目標の代わりに「習慣」と「曖昧な目標」を持つことで、様々なメリットがあります。

 

では、そのメリットとは何でしょうか?

 

 

習慣

習慣は、意志の力を必要とせず、特に考えずに動くことができるようになります。

 

意志や熱意、モチベーションに頼ると脳が疲弊してしまい、行動に支障が出てしまうのです。

 

また習慣化することで、行動しようか迷う時間が大幅に削られるため初動が速くなり、やるべきことに対する抵抗感や不安感が無くなります。

 

 

曖昧な目標

曖昧な目標を持つことで、物事に対して柔軟になり、変化へ適応できる状態を作ります。

 

ちなみにこんな研究結果があります。

2011年にユタ大学の研究で、41名の被験者に健康診断を受けてもらい、下記のように2つのパターンで結果を告げました。

 

そして改めて3週間後、被験者にダイエットに対するモチベーションを聞きました。

 

(1)健康診断の結果を数値ではっきりそのまま伝えた

(2)健康診断の結果に上下3%程度の幅をもたせて伝えた

 

その結果、(2)の「健康診断の結果に上下3%程度の幅を持たせて伝えた」方が、ダイエットに対するモチベーションが向上し、体重が減少したのです(明確な理由は不明)。

 

参照 In Praise of Vagueness: Malleability of Vague Information as a Performance Booster ー SAGE Journals

 

このように、習慣と曖昧な目標を持つことは取り組みへの抵抗感や不安感を減らします。

 

一方で、状況への対応力や適応力を上げることにつながるのです。

 

 

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目標に縛られないことが大事

 

最も大事なことは、目標に縛られないことです。

 

 

先ほど言ったように、目標を持つこと全てが悪いわけではありません。

 

 

しかし、現代のように目まぐるしく変化が起こる世界においては、「今日の目標が明日の目標ではなくなってしまう」可能性があります。

 

 

そのため目標に固執するのではなく、その状況に応じて目標も変えていくことで、変化へ適応できるようになるのではないでしょうか。

 

目標設定によるデメリット

視野が狭くなる

モチベーションが上がらない

長期的な利益を損なう

自暴自棄になる

倫理観を損なう

学ばなくなる

 

「習慣」と「曖昧な目標」を持つことで、達成可能性を高めていきましょう。

 

 

「今の職場は目標どころか希望する見いだせない」という人も少なくないでしょう。

そんな人は転職することで目標も希望も持てるかもしれません。

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KEI

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