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【方法】「仕事の目標達成率をUPさせる!!」計画立案テクニック

更新日:

 

今月、仕事の目標が達成できるかなぁ…。
キャリ子

 

 

KEI
仕事の目標を達成できるかどうか、毎月不安になりますよね。

 

 

そうなんです。どうやって目標を達成しようかなぁって。
キャリ子

 

 

 

KEI
ちなみに目標を達成できるか否かは、"計画の立て方"で決まると言っても過言ではありません。

 

 

 

”計画の立て方”、ですか?
キャリ子

 

 

KEI
ほとんどの人が、営業目標や集客目標、納期目標など、目標という名のノルマにプレッシャーやストレスを感じながら、日々仕事をしています。
KEI
しかしできる限り努力しても、なかなか達成できなかったりします。

 

 

私もその一人です…。
キャリ子

 

 

KEI
もしかすると達成できなかったのはそもそも「目標までの計画の立て方」に問題があったからかもしれません
KEI
そのため、効果的な計画を立てることができれば、今よりも簡単に目標をクリアできるようになるはずです。

 

 

その計画の立て方って何なんですか?!教えてください!!
キャリ子

 

 

KEI
わかりました。

それでは、「目標達成の可能性を上げる計画の立て方」について解説していきましょう。

 

この記事を読んでほしい人

  • 仕事の目標をなかなか達成できない人
  • 毎月のノルマがプレッシャーの人
  • 無計画に仕事に臨んでいる人

 

 

目標達成率を上げる計画の立て方

 

達成の可能性の低い計画は、そもそも目標に結びついていなく、計画自体に無理があることがほとんどです。

 

 

そのため、「目標に紐づいた現実的な計画」を立てることが重要になります。

 

 

では、どのようにして「目標に紐づいた現実的な計画」を立てればいいのでしょうか?

 

 

計画を立てるなら、自分のが調子の良いタイミングを知っておくと良いでしょう。

参考 クロノタイプに合わせた生き方が重要!自分のタイプは?【診断】

 

 

2つのテクニック

 

「目標に紐づいた現実的な計画」を立てるにあたっては、2つのテクニックが重要です。

WOOP

チートデイ

 

この2つを計画に取り入れることによって、より目標達成に近づくことができます。

 

それでは、「WOOP」「チートデイ」とは一体どのようなものなのでしょうか?

 

 転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?

 

WOOP

ニューヨーク大学の心理学教授ガブリエル・エッティンゲン博士の提唱する、「WOOP(ウープ)」というテクニックがあります。

 

これは、現実的な計画を立てることで、目標達成率が2倍になります。
※4ヶ月間このWOOPをした人と、していない人とを比較

 

WOOPとは、「Wish(願望)」、「Outcome(成果)」、「Obstacle(障害)」、「Plan(計画)」の頭文字を取ったものです。

 

そしてWOOPでの目標の立て方は、このように設定していきます。

ish(願望)
達成は難しいが、努力すればなんとかなりそうな程度の目標を立てる
※方法が分からないことや、自分の努力ではどうにもならない目標にしてしまうと失敗する

 

utcome(成果)
願望を達成した場合のメリット(良いこと)を考える

 

bstacle(障害)
できるだけ細かく、自分が失敗・挫折したりサボったりしているところを想像する

 

lam(計画)
具体的な行動計画に落とし込む
例:「営業成績を上げるため、訪問を5件/日して、貴社後に5件の反省点を書く」

 

これがWOOPによる計画の立て方です。

 

ちなみに、WOOPを使うときの注意点としては、Wish(願望)とOutcome(成果)だけでやった気になり満足してしまうため、Obstacle(障害)とPlan(計画)も必ず行うようにしましょう。

 

また、ノルマは必要ないのです。

 

なぜなら、ノルマを立てるほど人はやらなくなってしまうからです。

 

さらに、WOOPをするまえ前に、軽い運動をすることでストレスを減らし、瞑想することで想像力の向上と冷静さを得られるためオススメです。

 

瞑想のやり方はこちらをご覧ください。

参考 瞑想がもたらしてくれる6つの効果とは?瞑想があなたを変える【紹介】

 

 

チートデイ

チートデイとは、守らなくてはならない計画や目標のための行動を、特定の周期で”あえてやぶる日”を設けることです。

■チートデイの条件

あらかじめ計画にチートデイを設定しておく

計画全体の15%をチートデイにする

 

実際にチートデイを設けることで、モチベーションが上がり、計画倒れが起きにくいということがわかっています。
【理由】「あえて仕事をサボる」計画的なサボりが生産性を上げるワケでもサボりの有効性について話しています。)

 

こちらの実験をご覧下さい。

ポルトガルカトリック大学での実験で、カロリー制限を行っている人たち36名を2つのグループに分けました。

(1)週1回のチートデイを設けて、2週間のカロリー制限

(2)チートデイはなく、2週間のカロリー制限

この結果、チートデイを設けたグループの方が体重が減りやすかったのです。

参照 You CAN eat chocolate cake on a diet! Planning a 'cheat' day boosts motivation making slimming success more likely ー Daily Mail Online

 

つまり、定期的にダイエット(カロリー制限)をしているにもかかわらず気にせず好きなだけ食べる日を設けた方が、むしろ痩せることができたのです。

 

研究チームの見解としては、「チートデイを設けたグループの方がダイエットを楽しく感じて、無理なく行うことができたのではないか」ということです。

 

減量に対するモチベーションとメンタル・感情・欲求をコントロールするセルフコントロール能力が向上したことで、体重が減ったといえるのではないでしょうか。

 

人は、普段から自分を抑制し続けると、結果的に抵抗できない衝動が湧き出てくるものです。

 

これが原因で、自分自身のセルフコントロール能力そのものを破壊し、結果的に以前よりも我慢できなくなってしまうのです。

 

また、最近の論文では、貯金、勉強、ビジネスなど、様々な目標やプロジェクトにおいてもチートデイが効果があるということが言われています。

 

続いて、こちらの実験についてご覧ください。

64名の参加者を2グループに分けて下記の条件の下、貯金・運動・ダイエット・禁酒などの目標に挑戦してもらいました。

(1)チートデイの方法を教えた

(2)何も教えなかった

この結果、どのような計画や目標に対してもチートデイを使ったほうが達成率が高かったのです。

 

あえて自分から失敗した場合と、意図せず失敗してしまった場合では、モチベーションの保ち方が異なってくるようです。

 

つまり、モチベーションを下げ、計画倒れを引き起こすものは「予期せぬ失敗」なのです。

 

 

 

計画倒れを引き起こす3つの原因

 

WOOPやチートデイを用いて計画を立てたものの、計画倒れで終わってしまう可能性もあります。

 

そのため、計画を立てる際に、「何が原因で計画倒れが起こってしまうのか」を把握しておくことが大切です。

 

計画倒れを引き起こす主な原因がこの3つです。

計画自体に無理がある
人は自分の能力を2倍ほど高く見積もってしまう傾向があり、その結果、できると思った期間の2倍の時間を要してしまう

ポジティブ思考
楽観的になりすぎることで、現実を見失ってしまう

厳しすぎる
失敗を許容したり、力を抜くこともないと、完璧主義になってしまう

 

この3つに注意して計画を立て、行動することで、目標を達成できる可能性を上げることができるはずです。

 

過度なポジティブ思考や完璧主義に陥ると、仕事がうまくいきません。

関連記事 「仕事から逃げたい」と現実逃避に走る人の特徴とは何か?【解説】

関連記事 仕事のミスを隠すと生じる3つのデメリットとは何か?【解説】

 

 

計画の再設定と計画をダメにする現象

 

「目標への計画を立て、それに沿って行動すれば」終わりというわけではありません。

 

 

計画がうまくいっているのかどうかを定期的にチェックし、その状況に応じて再設定したりメンテナンスしていくことがとても重要です。

 

 

計画の再設定

 

あなたが立てた計画が良いものなのか、計画はうまくいっているのかどうか、自分だとなかなか判断しにくかったりします。

 

そこで、計画の良し悪しや計画の進行状況を確認するために、ハートフォードシャー大学の心理学教授リチャード・ワイズマンが提唱する、この10個のチェックリストを参考にするとよいでしょう。

 

この10個から外れてしまっている場合、計画を再設定した方が良いかもしれません。

(1)目標は1つにすること(特に新しいことをするとき)

 

(2)自分が何をしたいのか、最低2~3日は考える

 

(3)過去に失敗した目標はやめる

 

(4)他人の目標に振り回されない(例:友人が出世したから目標を決める)

 

(5)小さい目標(サブゴール)に分け、それぞれに期限を設ける

 

(6)目標を人に話す
※具体的で、達成したか否か客観的に分かる目標にし、失敗した時のプレッシャーが自分にかかるようにしておくことで達成率は2倍になる(リチャード・ワイズマン)

 

(7)目標を立てた動機を定期的に思い出す
※忘れてしまうとその目標に対する執着も失う

 

(8)サブゴールを達成するたびに、ご褒美を用意しておく
※達成感をより感じるようになる

 

(9)達成度を記録する
※記録することで自制心とモチベーションを高める

 

(10)人の習慣は簡単には変わらないということを知っておく

 

 

 

計画をダメにする現象

 

「どうにでもなれ効果(The What-The-Hell Effect)」を知っていますか?

 

ひとつの小さな失敗のせいで、自制心が崩壊してしまう現象のことです。

 

この「どうにでもなれ効果」のせいで、うまく進んでいた計画もダメになってしまう可能性があります。

 

これが起こると、そのあと自己嫌悪に陥ってしまい、計画自体を投げ出してしまうのです。

 

例えば、お金の使い方や倫理観でも全く同じことが起こります。

 

人は1万円札から1000円札に両替すると使いやすくなりますし、街中でもゴミや空き缶が散乱しているほど人はポイ捨てしやすくなってしまいます。

 

つまり、小さなミスや小さな例外が引き金となり、自暴自棄になってしまうのです。

 

「どうにでもなれ効果」が起こりやし条件と対策がありますので、説明します。

 

過度なプレッシャーも目標達成の障害になるため、それを和らげることが大事です。

参考 【方法】仕事のプレッシャーをやわらげる!4つの思考法がコチラ

 

 

「どうにでもなれ効果」が起こりやすい条件

「どうにでもなれ効果」が起こりやすい条件には2つあります。

短期目標しか無い
短期目標しかない場合、目先の利益しか見えていない分、目先の誘惑に負けやすくなります。

 

何かを「やめよう」とする目標を立てた時
人間は「やめる」という目標を設定すると、誘惑に負けやすくなります。

 

このことから、目標を立てる時には「短期目標」と「何かをしないという目標を立てる」ことは止めましょう。

 

 

「どうにでもなれ効果」を防ぐ対策

「どうにでもなれ効果」を防ぐ対策も2つあります。

短期目標を長期目標に置き換える
長期目標に置き換える変えることで、目先の誘惑があったとしても「まだ目標への道中だ」という意識が起こり、自制心が働きます。

 

やめる目標を「やる目標」に置き換える(代替行動を決める)
「これをやめる代わりに○○をやる」という形に置き換えることで、目標への取り組み方が変わります。

 

例えば、「夜食を辞める代わりにスクワットを10回やる」にすれば、夜食を採る習慣がスクワットをする習慣に変わっていくのです。

 

計画も完璧に仕立てたにも関わらず、それでも仕事がうまくいかないってことってありますよね。

参考 【方法】「仕事がうまくいかない理由が分からない!」はコレで解消

参考 仕事で不遇を味わう人へ。乗り切るための考え方と過ごし方【方法】

 

 

思いつきで計画を立てることはやめよう

 

仕事の計画を立てる場合、なんとなくの思いつきで目標を立てる人がいますが、これを機に止めましょう。

 

 

目標を達成できるか否かは、70%以上が「計画」で決まります。

 

 

この記事で計画の重要性を伝えてきましたが、その計画をなんとなく立ててしまうようでは、その時点で目標達成が厳しくなるといっても過言ではありません。

 

 

そのため、計画こそ考えに考え抜いて緻密に立てることで、後々楽になるはずです。

 

 

ここで伝えた計画の立て方や計画への取り組み方を参考に、仕事の計画を立ててみましょう。

 

目標達成率をUPさせるテクニック

WOOP

チートデイ

計画倒れを引き起こす3つの原因を抑える

 

 

目標を立てるとき、小さな目標を持つことはいいですが、大きな目標を持ってはいけないのです。

【理由】「仕事の目標はない方がいい?!」その目標が成功を邪魔する

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KEI

仕事やキャリア、生活などに役立つ情報を科学や雑学を交えて発信しています。 仕事の仕方、時間の使い方、コミュニケーション、キャリア形成、睡眠、食事、フィジカルケア及びメンタルケアなどを基にハタラクのアップデートを目指します。 プロフィールはこちら

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