仕事

「仕事で怒られる」怒られるかどうかかは顔で決まるって本当?!

更新日:

 

なんで私だけ…。
キャリ子

 

 

KEI
どうしたんですか?

 

 

ちょっと聞いてくださいよ!
キャリ子
私と職場の同僚が揃って同じミスをしたんですけど、私だけ怒られて同僚はお咎めなしだったんですよ!明らかに贔屓ですよね!
キャリ子

 

 

KEI
それは確かに不公平ですね。

 

 

そうですよね!絶対に上司の好みの子だからあの子は怒られなくて、私だけ怒られたんですよ。
キャリ子

 

 

 

KEI
もちろんその可能性も否定はできませんが、もしかすると同僚の方は顔によって怒られなかったのかもしれません。

 

 

 

顔ですか?ということはやっぱりその子が上司のタイプだからってことじゃないですか!
キャリ子

 

 

KEI
いえ、そうではないんです。
KEI
ちなみにその同僚の方の顔は大人っぽいですか?

 

 

そうですねぇ、キレイなお姉さんって感じですけど、それが何か関係あるんですか?
キャリ子

 

 

KEI
それから、怒られた原因というのはうっかりミスですか?

 

 

そうですけど、なんで分かったんですか?
キャリ子

 

 

KEI
もしかすると、その方は大人っぽい顔だから怒られず、キャリ子さんは童顔だから怒られたのかもしれません。

 

 

童顔か大人びた顔かで怒られるか怒られないか決まったっていうんですか?
キャリ子
そんなことあるわけないじゃないですか!
キャリ子

 

 

KEI
実は、それがあり得るんです。
KEI
ということで、「怒られるかどうかは顔で決まる理由」について話していきたいと思います。

 

この記事を読んでほしい人

  • 仕事でよく怒られる人
  • 仕事であまり怒られない人
  • 自分は上司に嫌われていると思う人

 

 

怒られるかどうかは顔で決まる?

 

同僚や後輩が自分と同じような失敗やミスをしたにもかかわらず、自分だけ怒られたなんて経験は誰にでもあるかと思います。

 

 

すると、「自分だけが怒られるなんて、上司は自分のことが嫌いに違いない」と思うことでしょう。

 

 

しかし、顔のタイプによってあなただけ怒られたのかもしれません。

 

 

 

 

こんなことはあり得ないと思うかもしれませんが、とある研究によって証明されているのです。

ブランダイス大学の研究で、少額訴訟における506件の判例を基に、訴訟当事者の顔の印象によって司法判断に影響を及ぼすのかを調べました。

その結果、意図的な行為(器物損壊など)の場合は、大人びた顔の人の92%が有罪となり、一方で童顔の人は45%が有罪であったことが分かりました。

また、意図的ではない単なる過失である場合は、童顔の人の85%が有罪となり、一方で大人びた顔の人は58%が有罪になっていたのです。

参照元 The impact of litigants' baby-facedness and attractiveness on adjudications in small claims courts - Springer link

 

 

つまりこのことから、仕事で怒られるかどうかに関しては以下のような可能性があるということです。

仕事でうっかりミスをした場合:童顔は怒られる/大人びた顔は怒られづらい

仕事で明確な判断ミスをした場合:童顔は怒られづらい/大人びた顔は怒られる

 

 

顔とミスや失敗の内容によって怒られやすいか怒られにくいかが左右されるというのはバカげているとは思いますが、このような潜在的なバイアスが誰にでもあるのです。

 

 

そのため、もしあなたが大人びた顔つきであるなら明確な判断ミスに気をつけるようにしましょう。

 

 

一方で、もしあなたが童顔であるならうっかりミスに気をつけるようにしましょう。

 

 

 

 

あえて怒っている可能性も?

 

ここまで、顔とミスや失敗のタイプによって怒られるか否かが決まるということを話してきました。

 

 

ただ一方で、怒られるような原因や理由がなくとも怒られる、つまり上司があえて怒っているというケースもあります。

 

 

以下は「ORIGINALS 誰もが『人と違うこと』ができる時代-アダム グラント (著)」に記されていることです。

単に画期的な新薬を作ろうと話し合っているとき、管理職たちは特にリスクを冒そうとはしなかった。

しかし視点を変え、競合他社がこちらを潰しかねないと考えた時には、イノベーションを勧めないことがリスクだと気づいたのだ。イノベーションの切迫性は明らかだった。

変化を計画する人はたいていの場合、みんなの無関心にテコ入れするために、刺激的なビジョンを示そうとする。ビジョンを伝えることも重要だが、最初に伝えてもあまり意味がない。

他者に働きかけ、思い切った行動に出てもらうには、現状の何に問題があるのかをまず示す必要がある。安全圏から出てもらうためには、元凶に対する不満やいら立ち、怒りを認識させ、確実な損失を示さなくてはならない。

引用元 ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 P357-アダム グラント (著) 

 

 

ここから推察するに、上司はあなたにもっとリスクを冒して積極的な行動を取ってほしく、発破をかけるために怒っているのかもしれません。

 

 

上司に怒られたことで怒りが湧き起こり、それによって発奮することを上司は期待してあえて怒るのです。

 

 

つまり、怒ることはミスや失敗を責め立てるわけではなく、部下のやる気を起こすためのマネジメントの一つだということです。

 

 

この可能性を認識していれば、仮に理由なく怒られたとしても落ち込む必要はないでしょう。

 

 

怒られるということは、あなたへの期待の裏返しだからです。

 

もしあなたが怒りを感じやすいのであれば、抑制することをオススメします。

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なぜ怒られるのか?

 

仕事をしていると色々なことで怒られることがあります。

 

 

そして、誰しも怒られることは嫌なものです。

 

 

しかし、怒られる原因や理由を推察できる余裕があれば、もし怒られれタとしても感情的に落ち込むことは少なくなるはずです。

 

 

もしかすると自分の顔が原因で強く怒られたのかもしれませんし、単に発破を掛けられて怒られたのかもしれません。

 

 

もし上司や先輩に怒られた時は、怒っている要因や意図を読み取ることに意識を向けてみてはいかがでしょうか。

 

 

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