










この記事を読んでほしい人
- 新しい会社に転職を控えている人
- 就職・転職したばかりの会社で仕事をしている人
- 経験があるから周囲のサポートなんて必要ないと思っている人
新人の時に周囲にサポートを求めることが重要な理由
転職して新しい会社に入社したら、仕事の経験の有無にかかわらず積極的に周囲にサポートを求めていくことが重要です。
なぜなら、周囲にサポートを求めるかどうかで仕事のしやすい環境が作れるか否か左右されるからです。
ある仕事の経験を活かして転職した場合、ほとんどの人は経験者としての自覚や自信を携えて新しい職場で仕事をしようとします。
確かに経験者として採用されたのであれば、なるべく周囲に迷惑(手間)を掛けずに一人で仕事を進めていこうとするのは理に適っています。
しかし自分の力だけで仕事をすることは、結果的に新たな環境で飛躍できる可能性を下げてしまうことになるのです。
具体的には、以下3つのメリットを手にできないということです。
良好な人間関係の構築
ミスを許容される状況
自身のプロモーション
新人の時ほど周囲にサポートを求めることでこれらのメリットを受けられ、先々仕事をしやすい環境の形成につながります。
それでは、先に挙げたメリットについて一つずつ説明していきます。
良好な人間関係の構築
周囲にサポートを求めることで、人間関係に好影響を与えます。
「仕事には人間関係の悩みがつきもの。嫌やあの人への対処法【解説】」で詳しく話していますが、人は助けられた人のことではなく、”助けた人のことを好きになる”という心理効果があります。
そのため、上司や先輩、同僚など周囲の人にサポートしてもらった人ほど周囲からの好意を持たれやすいのです。
誰しも経験があるかと思いますが、他人に何かを尋ねられて、それについて教えてあげることで快感を覚えます。
つまりサポートを求めることは、「誰かのために何かをしてあげたい」という欲求を満たしてあげることにつながり、その欲求を満たしてくれた相手に良い印象を抱くのです。
それゆえ、もし自分が分かっていることやできることであっても、人間関係の構築を目的にあえてサポートを願い出ることは上手いやり方だと言えるでしょう。
ただし、こんな人だとサポートを求められても悪態をついたりします。
ミスを許容される状況
周囲にサポートを求めることで、多少のミスでも許される状況を作れます。
もしその仕事の経験があったとしても、ミスをしてしまうことはあります。
新しい会社であれば尚更で、以前の職場とはやり方やルールが異なります。
しかし、周囲にサポートを求めていればミスをしても大目に見てくれる可能性が高いと言えます。
なぜなら人というのは、自分(達)の忠告=アドバイスを聴かずによそ者(新人)が進めた物事に対してはうまくいっても反感を抱きます。
一方で他人が忠告を聞かずに他人(新人)が進めた物事が上手くいかなかった時は、「自分(達)の忠告を聞かないからだ」と考え、失敗した人を叩きます。
このことから、予め周囲の忠告を受け取ってから仕事を進めさえすれば、成功しようが失敗しようが受け入れてくれるのです。
特に新人の時は、ミスを許してくれる環境を作っておくことが、その先仕事を進める上でやりやすくなるはずです。
自身のプロモーション
周囲にサポートを求めることは、自身のプロモ―ションにつながります。
誰かにサポートしてもらう過程において、自分の強みや弱み、キャラクターや考え方といったパーソナリティーを知ってもらえるはずです。
そしてそのことは、相手にとってどのように仕事で関われるかを考える機会を与えます。
そのため、サポートを求め受ける時に自分を相手に伝えることで、その後の仕事での関わり方を提示することができると言えます。
つまり、周囲にサポートを求めるということは、周囲へ自分自身を理解してもらう機会になり得るということなのです。
自分をプロモートするというのは仕事をする上でとても重要なことです。
どのようにして周囲にサポートを求めるのか?
ここまで「新人の時ほど周囲にサポートを求めるべき」理由について話してきました。
しかし先にも話したように、転職先で周囲にサポートを求められない人は少なくありません。
(特に経験者ほど、プライドが邪魔して一人で仕事をしがちです。)
そこでオススメしたいのは、「アドバイスを求める」ということです。
周囲からのサポートというと、仕事そのものを手伝ってもらうというイメージをしてしまうかもしれませんが、自分の仕事についてのアドバイスだけで先ほど挙げたメリットを得られます。
転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?
〇〇をしようと思うのですが、△△で良いと思いますか?もしよければ□□さんのご意見を伺えればと思いまして。
周囲の人にこのように伝えた上で仕事をすることで、アドバイスを送った人は”相手を助け、自分も関った”という状況が作られます。
加えて自身のプロモーションも兼ねて、「私は〇〇の経験はあるのですが」や「私は〇〇はちょっと苦手でして…」というように、アドバイスを求める際に自分のことも併せて伝えられると尚良いでしょう。
このようにほんの些細なことで構わないので、新人の時ほど周囲の人にサポート=アドバイスを求めることをすれば、後々仕事をしやすい環境が自ずと整うはずです。
アドバイスを求めるという”謙虚さ”自体が大きな効果を発揮します。
サポートを求めることは弱さではない
周囲からのサポート求めることは自身の弱さだと考える人はいますが、そうではありません。
米国建国の父、ベンジャミン・フランクリンは友人を得るため、よく助言を求めたそうです。
なぜならそうすることで、自分自身の「判断力と知恵を高く評価してもらえるようになる」からと。
つまり周囲のサポートを求めるということは、他人の関心を自分に向けさせるための巧妙な方法だと言えます。
誰も傷つけず、かつ自分という人間を認識してもらえるのであれば、特に新たな環境において周囲にサポートを求めることは有効な方法ではないでしょうか。
周囲にサポートを求めるためには、ある程度の社交性はあった方がいいでしょう。
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