










この記事を読んでほしい人
- 仕事でストレスを感じている人
- 仕事のストレスが溜まっている人
- 仕事でストレスで不調を来している人
なぜ仕事でストレスを感じるのか?
仕事でストレスを感じることはありませんか?
おそらく仕事をしている人であれば、多かれ少なかれ日々ストレスを感じているのではないでしょうか。
では、どんな時にストレスを感じるのでしょうか?
仕事でストレスを感じる状況とは?
あなたは、どのような時に仕事でストレスを感じますか?
色々あると思いますが、ここでは代表的な「仕事でストレスを感じる6つの状況」について挙げていきます。
上司や先輩から怒られたとき
仕事でミスをしたとき
仕事が覚えられない・できないとき
理不尽な目にあったとき
人間関係が悪い・改善できないとき
会社の方針や方向性に納得ができないとき
おそらくほとんどの人は、これらの状況においてストレスを感じるはずです。
上司や先輩から怒られたとき
職場の上司や先輩から怒られるとストレスを感じます。
もちろん、それは真っ当なお叱りであってもショックを受け、凹み、ネガティブな感情が芽生えてしまうものです。
特に20代~30代の人ほど、上司や先輩から怒られたときにストレスを感じているのではないでしょうか。
仕事でミスをしたとき
仕事でミスをしてしまったときにストレスを感じます。
うっかりしていたり、ボーっとしていたり、勘違いしていたりと、悪気はないのに仕事のミスをしてしまうことはあります。
そんな時は自分の不甲斐なさに苛立ちを感じ、ストレスになってしまいます。
ただし、怒られるのを恐れてミスを隠してはいけません。
仕事が覚えられない・できないとき
仕事が覚えられなかったり、仕事ができないときにもストレスを感じます。
しっかり教えてもらったし、自分でも頑張っているのに覚えられない、できないということはあります。
そんな時も自分に劣等感を抱き、ストレスとなってしまいます。
仕事を覚えられない・できないことで落ち込む必要はありません。
理不尽な目に遭ったとき
理不尽な目に遭うとストレスを感じます。
言われたようにやったのに怒られたり、筋の通らない応対をされたり、暴言や罵倒をされたりといったことが仕事で起こることがあります。
このような理屈の通らない状況に面したときには誰しもストレスを感じます。
人間関係が悪い・改善できないとき
人間関係によってストレスを感じる人も多いでしょう。
職場の上司や先輩、同僚、または部下との関係性が悪く、仕事に支障が出ることがあります。
仕事のストレスの中でも人間関係によるストレスがもっとも大きいかもしれません。
人間関係だけを理由に転職するのはオススメしません。なぜなら…
会社の方針や方向性に納得ができないとき
会社の方針や方向性に納得できないという人はいませんか?
直接自分がタッチできないことだからこそ歯がゆさを感じるということはあります。
会社の方針や方向性は自分でどうにもできない一方で、自分への影響も大きいがためにストレスになるのです。
こんな会社や職場にストレスを感じている人は多いのではないでしょうか?
仕事のストレスが限界を迎えると…
仕事でストレスを感じることは多かれ少なかれあります。
しかし、度を越してしまうとそれは危険です。
なぜなら、過剰にストレスが溜まり限界を超えてしまうことで、鬱になったり自殺に追い込まれてしまう可能性があるからです。
では、どのような状態が「ストレスの限界」を示すのでしょうか?
転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?
「ストレスの限界」を示すサイン・症状
僕は転職エージェントとして働く中で、数多くの転職相談を受けてきました。
その中には、仕事のストレスが原因で転職を希望する人もいました。
そして、そのような転職希望者の中には体調に変化が表れるという人もおり、実際に彼らから聞いた「ストレスの限界」を示すサインや症状がこちらです。
出勤時間が近くなると震える
会社に着くと頭が痛くなる
職場で人の目を見て話せなくなる
仕事のことを考えると吐き気がする
これらについて詳しく話していきます。
単純に寝不足で体調不良という可能性も心得ておきましょう。
出勤時間が近くなると震える
出勤時間が近くなると身体が緊張して震えてしまいます。
休みの日だと出勤時間になっても震えることはないのに、仕事がある日は震えが起こってしまいます。
「仕事に行くだけ」と頭では分かっているにもかかわらず、身体が仕事に行くことへの拒否反応を表していると言えます。
会社に着くと頭が痛くなる
会社に着いた途端に頭が痛くなるという人もいます。
それまでは特に何ともなかったにもかかわらず、会社に着いて仕事が始まると徐々に頭痛がしてくるのです。
これも仕事に対する拒否反応の一つだと言えるでしょう。
職場で人の目を見て話せなくなる
職場の人と話すときに無意識的に目を合わせられなくなってしまいます。
自分では普通に話しているつもりなのに、相手からは「どうしたの?」と言われて気づくようです。
特に人間関係で問題を抱えている人に対してほど、この症状が現れるものです。
仕事のことを考えると吐き気がする
仕事のことを考えるだけで吐き気を感じてしまいます。
特に体調が優れないわけではないにもかかわらず、「明日は仕事かぁ」と考えただけで気分が悪くなってしまうのです。
そしてさらにこの症状が悪化すると、実際に吐いてしまうという人もいます。
今挙げたような症状が現れるのであれば、早急に転職することをオススメします。
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2種類のストレス
ここまで「ストレスを感じる状況」と「ストレスの限界を示すサイン・症状」について話してきました。
ストレスを感じることは不快ですし、基本的にストレスは感じない方がいいものです。
しかし、全てのストレスが悪いわけではないのです。
有害なストレスと無害なストレス
ストレスには「無害なストレス」と「有害なストレス」という2つのストレスがあります。
そして、一つ目の無害なストレスはうまく対処すれば、それを糧にやる気や向上心といったポジティブな感情を引き出すことができます。
一方で有害なストレスは、ただただ心身を病んでいくのです。
無害なストレス(急性ストレス)
無害なストレスは”急性ストレス”といいます。
そして「仕事でストレスを感じる状況」で挙げた中で、無害なストレスを感じる傾向にあるのが以下の状況です。
上司や先輩から怒られたとき
仕事でミスをしたとき
仕事が覚えられない・できないとき
無害なストレス(急性ストレス)は、突発的に発生したり短期的に感じることが多く、自分の努力で改善することが可能です。
ストレスを感じた瞬間は落ち込んだり、怒りが湧いたり負の感情が芽生えはしますが、すぐに落ち着かせることができます。
また、対処法が確立されているため、これをきっかけにやる気や向上心という正の感情を湧き起こすことも可能です。
ストレス以外にも、漠然とした不安を感じることはありませんか?
慢性ストレス
一方で有害なストレスを”慢性ストレス”と言います。
そして「仕事でストレスを感じる状況」で挙げた中で、有害なストレスを感じる傾向にあるのが以下の状況です。
理不尽な目にあったとき
人間関係が悪い・改善できないとき
会社の方針や方向性に納得ができないとき
このストレスは、常態化していて長期的に感じることが多く、自分の努力で改善することは困難です。
そして有害なストレス(慢性ストレス)を受けるほど、「『ストレスの限界』を示すサイン・症状」で挙げたような兆候や症状が現れます。
このストレスを受け続けると、ダメージを心身に蓄積させていき、最悪の場合には疾患として心身に影響を及ぼすことになってしまう恐れがあります。
こんな上司がいる職場ほど、慢性ストレスを抱える可能性は高くなります。
どちらのストレスなのか?
このように、ストレスといっても性質は異なり、人に与える影響もまた異なるのです。
もしあなたがストレスを感じていた場合、そのストレスが無害な急性ストレスなのか、それとも有害な慢性ストレスなのかを認識すること重要なのです。
実際はっきりとは分からないかもしれませんが、先ほど挙げた例のように、急に発生した状況であったり自分でなんとかできそうな状況なのか、それとも以前から存在している状況で自分では改善しようのないようなことなのかを基準に判断するといいでしょう。
そして2つのストレスへ対処する場合のやり方は異なります。
ストレス解消のために試すこと
ここでは、無害なストレス(急性ストレス)と有害なストレス(慢性ストレス)、この2つのストレスの対処法をそれぞれ説明していきます。
ストレスを抱えた時はそのままにしておくのではなく、早めに行動して解消することで心身が安定するはずです。
仕事でメンタルがやられてしまった場合は、こちらを参照ください。
急性ストレスへの対処法
まずは急性ストレスへの対処法です。
あえてうまくやろうとしない
ネガティブな人から距離を置く
前向きにとらえる
運動する
自己啓発書には頼らない
すごく簡単で単純な方法ばかりですので、ストレスを感じた時は気軽に試してみるよ良いかもしれません。
あえてうまくやろうとしない
うまくやろうとするほど、キラーストレス(心の病につながるようなストレス)という有害なストレスに襲われるのです。
特に何か失敗してしまった時ほど、人は「次はもっとうまくやろう」と思うものです。
しかしそんな時こど、なぜ失敗したのか原因把握と注意だけに努め、うまくやることを意識しないことで無駄なストレスを受けなくて済みます。
むしろ失敗を前提に遊びを取り入れてみると案外うまくいくものです。
ネガティブな人から距離を置く
他人のネガティブな感情に触れるだけでもストレスになるのです。
いくつかの研究で、下記のようなことが分かっています。
炎上ネタを見るだけでストレスを受ける
周囲にネガティブなことを言う人がいるだけで、自分のコミュニケーションもネガティブになる
ストレスが溜まった人の映像を見るだけでコルチゾールというストレスホルモンの値が上がる
嫌味や悪口ばかり言う人と一緒にいると、自分に対して向けられたものではないにも関わらず嫌な気分になったという経験はありませんか?
ネガティブな人の影響によってストレスを感じることもあるため、そんな人とは距離を置くことが大事です。
人間関係のストレスに悩んでいる人は、こちらの記事をどうぞ。
前向きにとらえる
自分の事でストレスを感じるのは、挑戦する時か自分に無力感を感じる時です。
しかしそれを前向きに捉えることで、結果的に幸福感につながります。
乗り越えることのできるストレスは、やりがいや生きがいになるものです。
また、そのようなストレスを「成長の糧」と前向きに考えている人ほど、免疫力が高まり、脳が成長し、長生きするとされています。
これはアンチエイジング効果のあるデヒドロエピアンドロステロンという成分が分泌するためだと、1998年に行なわれた被験者3万人を1年間の追跡調査した研究で判明したそうです。
これと逆にストレスを後ろ向きに捉える人ほど、ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌され、老化していくのだそうです。
だからこそストレスを感じた時は事実として受け止め、あえて「これは自分を成長させてくれるのだ」と思うだけで良い方向に転ぶかもしれません。
仕事で受けるプレッシャーは悪いものではありませんが、過度なのであれば。
運動する
運動はストレス解消につながるというと、なんとなく分かる気がしませんか?
実際、運動にはストレスに対する効果があって、運動することでこのような効果があります
運動で体内に分泌されるものとその効果
BDNF(脳由来神経物質):脳が成長して吸収力↑&ストレス↓
ノルアドレナリン:気分を高めてくれる
セロトニン:抗うつ効果
ドーパミン:集中力が上がる
イライラしている時や気分が滅入っている時に運動したことで、なぜか気持ちがスッキリしたことはありませんか?
それは、運動にはこのような効用があるからなのです。
ストレスを感じた時には、軽めの運動でもいいので体を動かしてみましょう。
筋トレもオススメです。
自己啓発書には頼らない
これはオマケですが、落ち込んだ時や気分が下がっている時に自己啓発書を読むことは止めておきましょう。
よく、気分やモチベーションを上げるために自己啓発書を手に取る人がいますが、モントリオール大学の研究で30名を対象にした実験で、自己啓発書が好きな人はストレスに弱くうつ傾向が高いということが分かりました。
もちろん自己啓発書を読む人がストレスに弱いのか、それともストレスに弱い人が自己啓発書を読むのかという問題はありますが、実際に自己啓発書をよく読む人とそれ以外の実用書を読む人の性格や自尊心に差はありませんでした。
つまり、自己啓発書を読んだとしても大した効果は無いということです。
もちろん参考程度に読むことはいいですが、自己啓発書を読めば自分は変われると思って読むことは止めたほうがいいでしょう。
ストレスを感じた時は偉人の”名言”を読むことをオススメします。
慢性ストレスへの対処法
続いて慢性ストレスへの対処法ですが、結論これは転職することです。
慢性ストレスは、常態化していて長期的に感じることが多く、基本的に自分の努力で改善することは困難であるためです。
また先ほど伝えたように、知らず知らずのうちに心身を蝕んでいきます。
ただし、慢性ストレスはあくまで環境要因ですので、環境を変えることで改善できる可能性がとても高いといえます。
だからこそ、慢性ストレスだと認識したのであればなるべく早く転職を考えましょう。
心身が壊れてしまったら、その環境に残ったとしても元も子もありませんので。
有害なストレス(慢性ストレス)への対処法は職場を変えることです。
どんなストレスなのか正確に認識すること
もしあながたがストレスを感じたのであれば、それがどちらのストレスなのか正確に把握することに努めましょう。
安全なストレスはうまく対処することであなたのやる気やモチベーションの向上を促す存在になります。
一方で、危険なストレスは放置しておくとあなたの心身にいつの間にかダメージを与えます。
だからこそストレスを感じたときは放置しておくのではなく、まずは自分が感じているストレスはどんなストレスなのかを考えてみることが重要です。
ストレスへの対処法
どうしてもストレスが解消されないのであれば、”働く環境”を変えてみてはいかがでしょうか?
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