仕事

座りっぱなしで仕事することが良くないこれだけの理由【解説】

更新日:

 

あぁ~、腰が痛いなぁ~。
キャリ子

 

 

KEI
腰痛ですか?

 

 

はい、そうなんです。最近なんか腰が痛くて…。
キャリ子

 

 

KEI
もしかするとそれは、長時間座りっぱなしで仕事をしているからかもしれませんよ。

 

 

あ、確かに最近はデスクワーク続きで、一日中座ったままパソコンを叩いてる日々ですね。
キャリ子

 

 

 

KEI
実は座りっぱなしでいることは色々と良くないことばかりなんです。

 

 

 

腰痛以外にも何かあるってことですか?
キャリ子

 

 

KEI
はい、あります。

 

 

ちなみに、それって何なんでしょうか…?
キャリ子

 

 

KEI
それでは早速、「座りっぱなしによるデメリット」について解説していきましょう。

 

この記事を読んでほしい人

  • 仕事がデスクワーク中心の人
  • 最近はリモートワークで家で仕事をしている人
  • 特に思い当たることはないものの身体に変調を感じる人

 

 

座りっぱなしによるデメリットとは?

 

一般的な会社勤めの人の多くは、毎日デスクワークを中心に仕事を行っているのではないでしょうか。

 

 

それに加えて、通勤での電車やバスでも座り、休日も自宅で座って過ごしていると思います。
(コロナ禍で以前よりも外出頻度が減った今は特に。)

 

 

事実、日本人の座っている時間は1日平均7時間で、これは世界で最も座っている時間が長い国民だとされています。

 

 

そのため、腰痛持ちが多いことも関連しているかもしれません。

 

 

しかし、座っている時間が長いことによるデメリットは腰痛だけに留まらないのです。

 

 

腰痛にお困りなら、椅子を見直してみてはいかがでしょうか?
臨床試験で実証された腰痛対策椅子【バランスシナジー】

 

長時間座っていることによる腰痛以外の弊害

 

長時間座っていることで血流が悪くなってしまうことによって、腰痛になるという人は多くいます。

 

しかし座っている時間が長時間化することは、腰痛以上に恐ろしい弊害が潜んでいるのです。

 

ここでは、長時間座っていることによるいくつかの弊害を挙げていきます。

 

座りっぱなしって疲れませんか?

関連記事 「疲れたぁ」仕事で感じる11のタイプの疲れとその解消法とは?

 

 

死亡リスクの向上

長い時間座っているような日々を過ごしていると、死んでしまう確率が高まります。

 

早稲田大学スポーツ科学学術院の岡浩一朗教授によると、

「オーストラリアの研究機関が座位時間と総死亡リスクについて調査したところ、1日の総座位時間が4時間未満の成人に比べて、8~11時間の人だと15%増、11時間以上だと40%増、ということがわかった。このパーセンテージは、WHOが推奨する1日30分以上のウォーキングやランニングなどの運動を週5日実施していても、相殺できない」

引用元 座りすぎの死亡リスクは最大40%増——日本人は世界一座りすぎている - BUSINESS INSIDER

 

様々な調査や研究が示すところによると、座りすぎは肥満や糖尿病、高血圧や心筋梗塞、脳梗塞、癌などの病気を誘発するとのことです。

 

ストレス過多になることも、寿命を縮めてしまうかもしれません。

参考 仕事でストレスを感じる6つの状況とストレスの限界を示す4つの症状

 

 

鬱や不安神経症の発症

座っている時間が長いことによって、鬱や不安症などの精神性疾患を引き起こしてしまう可能性もあります。

 

タスマニア大学で3367人のオフィスワーカーを対象に約4週間の活動記録を集めた研究によると、1日の座っている時間が6時間を超えると鬱や不安神経症に近い症状が確認されたとのことです。
(ちなみに男性よりも女性の方がこの傾向が強かったとのことです。)

 

このように長時間座っている状態が続くことで、メンタル面に不調を来してしまうかもしれません。

 

あなたが感じている漠然とした不安も、もしかすると長時間座っていることが原因かもしれません。

参考 仕事で感じる不安の正体とそれを解消するための6つの方法【解説】

 

 

生産性の低下

長時間座って仕事をしていると、生産性が落ちてしまいます。

 

こちらをご覧ください。

テキサスA&Mヘルスサイエンスセンターの実験で、コールセンターの従業員167人を2つのグループに分け、仕事の生産性について調べました。

①普段通り座って業務を行ったグループ

②スタンディングデスクを使って業務を行ったグループ

この結果、スタンディングデスクを使って業務を行った(立って業務を行った)グループは、座って業務を行ったグループと比べて契約の成約率が46%高かったのです。

参照元 Call Center Productivity Over 6 Months Following a Standing Desk Intervention - Taylor & Francis Online

 

 

 

また、このような実験結果もあります。

7歳~10歳の子ども282人を対象に、2つのグループに分けて行われた実験でも、

①イスに座って授業を行ったグループ

②スタンディングデスクで授業を行ったグループ

結果、スタンディングデスクで授業を行った(立って授業を行った)グループの子どもの方が作業の達成度が12%高く、教師の質問に対しても手を上げる回数が増えて積極的に授業に参加するようになったとのことです。
(ちなみに、グループディスカッションへの積極的な参加やおしゃべるの減少まで見られたそうです。)

参照元 The Evaluation of the Impact of a Stand-Biased Desk on Energy Expenditure and Physical Activity for Elementary School Students - National Center for Biotechnology Information
Search database

 

つまり、座るよりむしろ立って仕事をした方が、より集中して仕事に取り組める可能性が高いと言えるのではないでしょうか。

 

 

僕は最近、このようにして定期的に立って仕事をしています。 


デスクワーカーはどうしたら良いのか?

 

ここまで、長時間座っていることのデメリットについて話してきましたが、デスクワークをしている人の多くは勝手にスタンディングデスクを導入したり、立ったまま業務にあたるということは難しいと思います。

 

 

それでは、そのようなデスクワーカーはどうしたらいいのでしょうか?

 

 

僕としては「仕事をサボることで得られるメリットとそのサボり方について【解説】」でも話しているように、昼休みやちょっとした休憩時に外を歩いたりすることをオススメします。

 

 

たったそれだけでも大分改善されるはずです。

 

 

また、それすら難しいということであれば、トイレに行く場合にちょっと遠回りして行ったり、エレベーターではなく階段を使ったりと、多少なりとも歩いたり動いたりするように心掛けるようにしましょう。

 

 

そして休みの日には、20分~30分程度でも近所を散歩したり、家の中にいる時は定期的に立って何かをしたりと、長時間座っている状態を避けるようにすることをオススメします。

 

 

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サラリーマンもアスリートと同じ

 

アスリートは試合や練習に励むだけではなく、自分の身体を労わることも仕事の一つです。

 

 

しかし、サラリーマンであってもアスリートと同じだと思いませんか?

 

 

サラリーマンだとしても、業務にだけ打ち込んでいては心身に故障を来してしまいます。

 

 

だからこそ自分の身体を労り、心身のメンテナンスに気を配れるサラリーマンこそ、長期的な活躍につながるのではないでしょうか。

 

 

まずは仕事の合間にちょっと散歩でもしてみましょう。

 

 

まずは自分の心身を把握することから体調管理を行うのが重要です。

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