









この記事を読んでほしい人
- 仕事(会社)を辞めることが決まっている人
- 仕事(会社)を辞めたい人
- 転職を考えている人
仕事の辞め方が大事な理由
仕事は就くときも大事ですが、辞めるときも同じくらい大事です。
なぜなら、自分に迷惑をかけないようにするためです。
退職の際にトラブルになると、面倒なことになります。
仕事を辞める際のトラブル
これまで退職時の相談を受けた中で、以下のような状況になってしまった人がいました。
引き止めがすごくて、辞めるまでに予想以上の時間を要した
退職を伝えたら、急に無視されるようになった
過度な残業を強いられるようになった
辞めたあとも必要以上に電話がきた
「こんないじめのようなことがホントにあるの?」と思うかもしれませんが、意外にもこのようなケースは実際にあるのです。
このような状況になってしまうと、仕事の引継ぎがうまくできないどころか、「有給が消化できない」「次の職場へ移る準備ができない」などのデメリットも出てきます。
ちなみにこのようなトラブルが起こってしまうのは、以下のようなことが原因だったりします。
辞めることを自分(達)は知らされていない → 裏切られたように思う
いきなり言われても仕事の負担が増す → 迷惑を掛けられると思う
勝手に辞めるなんてズルい → うらやましいと思う
辞めることを伝えられた他の社員は、このような気持ちになってしまうのです。
いわゆる感情の問題ではあるのですが、人同士が働く場だからこそ感情的になってしまうのです。
そして業務上でのトラブル以上に、人間同士のトラブルこそ面倒なのです。
人間関係が嫌で辞める人は多いですが、この理由はあまりオススメできませn。
重要な”仕事の辞め方”
だからこそ、”仕事の辞め方”が重要なのです。
もちろん辞め方がしっかりしていたとしても、100%このような事態にならないとは限りません。
しかし少なくとも、起こる必要のないトラブルを防ぐ効果はあるはずです。
では、どのような”仕事の辞め方”をすればいいのでしょうか?
辞めようと思った時にはこれらを考えてみましょう。
トラブルを防ぐ仕事の辞め方
”仕事の辞め方”には、辞める手順があります。
これから説明する手順をに沿って退職することで、先ほど伝えたようなトラブルに巻き込まれる可能性は低くなるでしょう。
そのため、これから仕事を辞める予定の人はこちらを参考にしてください。
仕事を辞める手順
仕事を辞めるには、6つのステップがあります。
この6つのステップに沿って辞めることで、円満退社できる可能性が高まります。
※転職を前提とした退職の手順になります。
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1転職活動を行う
転職活動を行うにあたっては、在職中に行いましょう。
在職中に行うことで、転職に有利になります。
仕事をしながらだとなかなか大変ですが、転職エージェントを使うことでちょっと楽になるはずです。
在職中に転職活動した方がいい理由については、『【理由】仕事をしながら転職活動すべき!その方が圧倒的に有利だから』をご覧ください。
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2転職先を決定する
無事に内定がもらえたら、その会社に転職するのかを考えましょう。
転職先を決めるにあたっては、できることなら複数の内定をもらい、その中から選ぶのが理想です。
一つの内定に行くかどうか悩むより、複数の内定の中からどこに行くか悩んだ上での判断の方がより納得できます。
また、転職先を決めるにあたっては、しっかりと情報収集をしましょう。
転職してから後悔しても、元には戻れませんので。
内定をもらった企業をお断りする方法については、『【方法】「転職活動中の内定」罪悪感を抱かず辞退できるコツがこれ!』をご覧ください。
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3辞めることを伝える
転職先が決まったタイミングで、会社に退職を申し出るようにしましょう。
そしてこのポイントがもっとも重要になります。
上司や人事部にも伝えた上で、仕事で関わる機会が多い先輩や同僚、後輩にも打ち明けましょう。
ここで知らせていないがために、退職を公表されたときにトラブルとなります。
また、上司や人事部に伝える際は、決して会社に対してネガティブな発言(仕事内容や人間関係、給料などの話)はしないようにしましょう。
あくまでも転職先に自分のやりたい仕事があったということだけを強く伝えましょう。
さらにこのタイミングで引き留めにあうこともありますが、既に転職先に入社することが決まっているいうことをしっかり伝えましょう。
場合によっては色々な理由をつけて引き止めてくるケースもありますが、そこは”辞める意志が固いこと”を伝えることが大事です。
少しでも譲歩したり迷う素振りを見せると、付け込まれる可能性があります。
辞める前に準備しておくことでスムーズな転職ができますので、『【解説】「仕事を辞めたい」辞める前の準備が転職を有利にする』を確認しておきましょう。
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4引継ぎを行う
退職が承認されたら、自分の仕事を引き継ぐスケジュールを立てましょう。
ここで退職日がはっきりしたら、転職先と入社日について調整をしましょう。
ちなみに、退職が決まったがために残りの仕事を雑にする人がいますが、それはNGです。
そんなことをしてしまうと、いじわるや妨害をされてしまいスムーズな引継ぎができなくなる可能性があります。
引継ぎがスケジュール通りに終わらないと、有給を消化できなかったり、場合によっては転職してからも前の会社と連絡を取り合わなくてはならなくなります。
転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?
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5退職する
退職日は、余裕を持って過ごせるとベストです。
最終日になって、あたふたしながら引継ぎをするとトラブルの元になりかねません。
理想的なのは、デスク周りをきれいにし、関係各所へ挨拶へまわり、落ち着いて過ごすことです。
もし何かのきっかけで仕事を共にすることになったとしても、気持ちよく接することができるくらいあと腐れなく辞めるのがいいでしょう。
「終わり良ければ全て良し」ではありませんが、最後の印象が良いほど尾を引きません。
印象が大事だということについては「『初対面での印象が極めて大切な理由』第一印象は挽回できない【解説】」をご参照ください。
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6転職に向けての準備
有給消化で時間に余裕があるのなら、転職先の業界や業務の予習をオススメします。
どうしても転職したばかりだと、その環境に慣れるまでに時間が掛かるものです。
しかし多少なりとも転職先の情報が頭に入っていれば、立ち上がりが早く業務に対応できるようになります。
これができるのとできないのとでは、自分に掛かるストレスが大きく変わります。
また、事前準備をしてくるという行為が転職先の人たちの印象を良いものにするでしょう。
そうすることで、仕事を教えてもらいやすくなると言えます。
この事前準備をする人はとても少ないですが、コレを行うだけで転職先の環境に素早く順応できるようになります。
退職がうまくいかない場合の最終手段は…、
ここで説明したように、転職先が決まっても気を抜かず、辞めるまでの行動をしましょう。
それこそが、無駄なストレスを抱えずスムーズに辞めることにつながります。
転職がうまくいく人ほど退職交渉にも余念が無いものです。
退職時にこそ人柄が出る
転職支援をしていて思うのは、「人は辞める時に本性が出る」ということです。
ある人は、退職日まで一生懸命に仕事をして、辞めるときは周囲の人に感謝をします。
一方である人は、退職が決まってからは仕事の手を抜き、責任を放棄します。
その場限りの関係になるかもしれませんが、あと腐れがあると後々トラブルになることもあります。
そのため、お互い気持ちよく別れられるように心掛けましょう。
これから転職予定の人は、転職エージェントに相談しながら進めることで無用な退職トラブルを防げるかもしれません。
退職をする場合、執拗な引き留めや嫌がらせに遭うということがあります。
しかし転職エージェントに相談することで、そのようなトラブルへの対処法を教えてもらうことも可能です。
また転職エージェントに任せれば、数十~数百社もの求人からあなたに最適な求人を紹介してくれ、応募書類の添削、面接日程の調整、労働条件や給与の交渉と全てを行ってくれます。
ただ、ひとえに転職エージェントといっても、「求人数が多い」「新卒・第二新卒向け求人が多い」「高年収の求人を扱っている」「専門職系の求人を扱っている」「地方求人が多い」など、各転職エージェントによって特徴や強みはバラバラです。
したがって、これらを理解した上で”自分の状況に合った”転職エージェントを活用することで、満足のいく転職を叶えることができます。