


しかし、人生において仕事の時間が占める割合はとても多いものです。










この記事を読んでほしい人
- 今の仕事にやりがいを感じていない人
- 仕事のモチベーションを高めたい人
- 仕事を楽しみたい人
やりがいのある仕事とは?
「やりがいのある仕事」とは、どんな仕事だと思いますか?
人によって色々あると思いますが、このような感じでしょうか。
世のため人のためになる仕事
自分が楽しいと思える仕事
自分が成長できる仕事
でもこれを見ても、漠然としすぎていてイマイチ分かりませんよね。
ところで、やりがいに関する研究というのが実は方々で行なわれています。
まずは、そこで判明した「やりがいのある仕事の定義」を紹介します。
やりがいのある仕事の定義
これから説明するものが、ある研究を基に定義した”やりがいのある仕事”になります。
厳密に言うと、「やりがいを生み出す仕事」と言った方が正しいかもしれません。
そして、それがこちらです。
難しい仕事
前進を実感できる仕事
この2つの仕事を”すること”でやりがいが生まれるのです。
良い上司、良い職場で仕事をすることでもやりがいは見出せます。
難しい仕事
難しい仕事がやりがいを生むようです。
インディアナ大学の研究で33件の論文をメタ分析し、5万人を対象に「頭の良さと幸福の関連性」を調べました。
そこで判明したのは、複雑で頭を使う仕事をしている人の方がやりがいを感じ、収入も高くなり、総じて満足度が高かったということです。
つまり、積極的に難しい仕事を選択(チャレンジ)している人ほど充実していると言えます。
また「チャレンジ・シーキング」といって、今までやったことのない仕事をやってみることで、疲労感の低下やモチベーションの向上につながるとも言われています。
一方、簡単で楽な仕事をしていると、幸福度は上がりづらいとも言えます。
あまりやりたくない仕事こそ、モチベーションUPの秘訣です。
前進を実感できる仕事
また別の研究では、自分が前進している感覚が必要だということが分かりました。
つまり、前進していることで成長を実感することができ、それによってモチベーションが向上するのです。
すると、より真剣にその仕事に取り組むことができ、やりがいを感じるということです。
「自分が何のために働いているのか?」という問いに明確に答えられる人ほど仕事にやりがいを感じるものです。
やりがいを生み出す5つの要素
先ほど説明したこととは別の話にはなりますが、過去に行われた259件の職業研究から、約20万人分のデータを取り出し、統計処理したという研究があります。
そこでは、仕事を決めるに際して大事な5つの要素があるということが言われています。
そして、その5つの要素を踏まえてさえいれば、仕事の種類や内容に関わらず、やりがいを見出すことができるのです。
さらに、継続的に仕事にやりがい感じることができれば、それは天職になり得ます。
ではその5つの要素とはどんなものなのでしょうか?
「ジョブ・クラフティング」という方法でも、仕事にやりがいを見出せます。
5つの要素
5つの要素とはこれらになります。
- 難易度
- 全体性
- 多様性
- 自治性
- 反応性
これらを一つずつ説明していきます。
転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?
難易度
前のトピックでも「難しい仕事」がやりがいを生むということを話しましたが、人は簡単すぎる物事に対して飽きてしまいます。
そのため、常にある程度の難しさを仕事に設けていくことで、やりがいを感じて働くことができるようになります。
ゲームなんかでも、簡単なものだとすぐに飽きてしまうように、仕事も簡単だと飽きてしまうということです。
全体性
これは自分が関わる仕事において、スタートからゴールまでを関われることを意味します。
つまり、全体の仕事の一部だけを担うような仕事からはやりがいが生まれないのです。
例えば、ある部品だけを作ったり、あるデータをだけを入力するといった単純作業といったものです。
確かに、製造ラインや事務職に就いている人ほど、仕事に対するモチベーションは低い気がします。
多様性
仕事を通じて、多くのことに関われることです。
多くのことに関われるということは、多くのことにチャレンジすることができ、幅広い成長の可能性があるということです。
これも、先ほど伝えた「チャレンジ・シーキング」に通じることと言えます。
自治性
これは裁量を持つことです。
自分の意思や考えで、自分の仕事をマネジメントできることです。
つまり、自由度が高い仕事ほど、やりがいを感じるのだと言えます。
反応性
先に説明した「全体性」や「自治性」に絡みますが、自分が関わった仕事の結果を得ることができることです。
つまり、自分が行なった業務や作業が、最終的にどうなったのか(誰かが喜んだのか?何かに影響があったのか?など)を確認できることです。
これによって、自分が関わったことの結果の良し悪しに関わらず、そこから学習して成長することにつながります。
特に大事な要素とは?
ここまで、仕事にやりがいを生み出す5つの要素について説明してきました。
この中でも特に大事なものは全体性で、「誰かのためになっている」という他者への影響を感じ取れることがとても重要だとされています。
このことからも、できるだけ自分で全体の工程に携われるように工夫することが大事です。
人にも5つの要素があり、それが交わってパーソナルティを形成しています。あなたは自分が果たしてどんな人だと思いますか?
どの仕事に就くかは二の次
やりがい研究の第一人者であるエイミー・レズネスキー教授が言ったことです。
「天職を見つけるために一番大事なのは、どんな仕事に就いているのか?好きな仕事なのか?ではなく、自分の仕事や活動により自分のまわりの社会や世界を少しでもより良くする事ができているという信念こそが重要で、これこそが天職の定義だ。」
ここから言えることは、たとえあなたが希望の仕事に就いていないとしても、仕事への関わり方次第で、やりがいを感じることができるということです。
ほとんどの人は、「何の仕事に就くか」、「何の仕事をするか」ということに注目しがちです。
しかし、「どう仕事に関わるか」という考え方をするだけで、やりがいを手に入れることができるのではないでしょうか。
これらを意識して、あなたの仕事にみやりがいを見出しましょう。
やりがいが見出せなくて転職する場合は、適性を考えてはいけません。
-
-
【理由】仕事の適正を考えて転職しない方がイイ!その理由とは?
続きを見る