







この記事を読んでほしい人
- 仕事のモチベ―ションが上がらない人
- やりたくないことを任されてしまった人
- やりたい仕事ができなくて落ち込んでいる人
2種類のやりたくない仕事とは?
”やりたくない仕事”とは、どんな仕事だと思いますか?
やりたくない仕事には、大きく分けて2つあります。
それがこちらです。
できないこと・・・能力以上のことや知らない領域や分野に関すること
単純作業・・・代わり映えしない同じ作業の繰り返し
この2つが、普段仕事をする中で頼まれると拒否反応が出てしまうような仕事です。
できないこと
「できないこと」とは、これまでの仕事の経験やスキル、ノウハウではすぐに対応できないものであり、その仕事に取り組むために新たに知識を習得したり、技術を身に付ける必要があるものです。
例えば、「商品やサービス名を考えてほしい」という依頼をされた場合、少なくともキャッチコピーに関して調べなければならないでしょう。
「採用に関するプロジェクトに参加してほしい」と依頼されたのであれば、採用手法や労務に関して多少なりとも勉強しておく必要があるでしょう。
仕事を行なうために「何が必要でどのような順序で進めていくのか」ということを、自分で考えなければならなりません。
できないこととはつまり新しいことであるため、それを覚えて慣れるまでに一定の時間と努力を要するものです。
そうしたことから、「できないこと」はめんどくさく感じ、やりたくないと思う人は少なくありません。
新しい知識やスキルを学ぶことは現代サラリーマンにとっては必要不可欠です。
単純作業
「単純作業」とは、ひたすら同じことを繰り返すようなものです。
例えば、ひたすら資料をコピーするであったり、エクセルに数字を入力し続けるであったり、次から次へと電話をかけまくるというようなことです。
単純作業のほとんどは誰でもすぐにできてしまうような簡単なものです。
ただし、すぐに飽きてしまう上に単純作業を行っている時間の経過が長く感じてしまいます。
中には単純作業を好む人もいますが、日々単純作業だとしたらイヤになるのではないでしょうか。
すなわち「単純作業」もやりたくない仕事の一つだと言えます。
仕事がめんどくさいと思うとやる気がなくなりますよね。
「やりたくない仕事」がモチベーションを高める
先ほど紹介した2つの「やりたくない仕事」のうち、このうち一方がモチベーションを高めてくれる効果があるのです。
それは「できないこと」です。
今の自分の能力ではできない仕事をやることで、結果的にモチベーション高めてくれるのです。
つまり、最初はやりたくない仕事であっても、やっていくうちに仕事へのやる気が増していくというわけです。
仕事ができない場合は「なぜできないのか?」を考えることが重要です。
なぜやりたくない仕事がモチベーションを高めるのか?
現時点で「できないこと」に対してできるようにする、もしくはできるようになるには、先ほども伝えたように「新たに知識を習得したり、技術を身に付ける必要」があります。
そしてこの新しいことを行なうことにこそ、モチベーションアップを含めた良い作用があるのです。
新しい経験をしている時の脳では、ドーパミンが大量に出てモチベーションが上がり、そこから何かを学び取ろうという意識が強まります。
また、新しいことを学ぶことはストレスにも効果があると分かっており、こんな実験結果があります。
200人のビジネスマンを対象にした実験で、以下の2つのグループに分けてストレスに対しての反応を調べました。
(1)普通のリラックス法を行う
(2)自分の仕事に関する新しい技術や知識、テクニックを学ぶ
※仕事の幅が拡がる知識を学ぶこと(あえて頭を使うような作業に取り組んだり、工夫をする)
実験の結果、(2)の自分の仕事に関する新しい技術や知識、テクニックを学んだグループの方がストレスに強くなり、ずるい行動(ごまかしたり)をすることが少なくなったのです。
やる気を促すチャレンジ・シーキング
ちなみにこれは僕の経験になります。
営業の仕事をした際に、売上予測をすることになりました。
売上を予測するといっても単に予想をするのでは意味が無いので、それまでのデータを元に予測できないかと色々調べたところ、「重回帰分析」というものが使えるのではないかということを知りました。
しかし、重回帰分析に関する知識がないどころか(文系出身で)数学に弱いため、その時点で売上を数学的に予測するという仕事は「自分のレベルを超えるもの」でした。
それでもなんとか、チンプンカンプンながらも色々調べながらやってみると、なぜか楽しくなってきて、営業の仕事以上に時間を忘れて没頭してしまったのです。
正直その時は、慣れ親しんでいる営業の仕事をしているときよりも、売上予測に関与しているときの方が楽しかったのを覚えています。
このようなことを「チャレンジ・シーキング」と言います。
今までやったことのない仕事に関することをやってみることで、日々のモチベーションの向上や疲労感の低下につながると言われています。
やりたくない仕事であっても、その時「できないこと」に取り組むことにはメリットがあります。
ただし多くの人は新しいことに対して不安や恐怖を感じる性質があるため、ほとんどの人は自分ができないことに対してはやる気が起きないどころか拒否反応を抱いてしまうのです。
一方で単純作業に関しては、それを行なう仕組みや考え方を工夫しないとモチベーションアップにはつながらないのです。
つまり、頼まれたことを言われたとおりに行なっているだけでは退屈だということです。
やりたくない仕事でも、工夫次第でやりがいのあるものになるかもしれません。
やりたくない仕事をやるメリットとは?
「やりたくない仕事=できないこと」をやることでモチベーションが高まるということについて話してきました。
しかしそうは言っても、「モチベーションが高まるだけなら…」という人もいるのではないでしょうか。
確かにそれだけであれば、自分がやりたい仕事に携わりと思いますよね。
ただ、やりたくない仕事をやるメリットは他にもあるのです。
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「やりたくない仕事=できないこと」をやること3つのメリット
モチベーションを高めること以外にも、「やりたくない仕事=できないこと」をやる意味はあります。
なぜなら、以下のメリットがあるからです。
スキルが拡がる
重宝される
自分の価値が高まる
それでは各メリットについて説明していきます。
ちなみにモチベーションの上げ方は人によって異なるのです。
スキルが拡がる
当然のことではありますが、できないことをしていけば(大概は)そのうちできるようになります。
つまり、それまでAしできなかった人がBという仕事をすることで、「A+Bができる人材」へと変化を遂げるのです。
それはすなわちスキルが拡がることを意味します。
重宝される
できないことをすることでスキルが拡がり、「A+Bができる人材」になると言いました。
すると必然的に人材の価値は上がります。
職場において、AもしくはBしかできない人材よりも「A+Bができる人材」の方が重宝されるのは言うまでもありません。
組織において重宝されるのは結局コレが上手い人なのかもしれません。
自分の価値が高まる
「A+Bができる人材」になり、職場において重宝されるようになれば、それはつまり自分の価値が高まったと言えるでしょう。
結果的に自分の価値が高まることは、社内外含めて今よりも良い条件・待遇に身を置ける可能性が高まることと同じ意味です。
「やりたくない仕事=できないこと」をやることは、結果的に自身の立場や状況を優位なものにします。
価値を高めるためには”成長”を挙げる人は少なくありませんが…。
やりたくないのは最初だけ
やりたくない仕事(できないこと)をやることは、通常の仕事以上に負荷が掛かるため大変です。
しかし、新たな物事に取り組むことで仕事に対してのモチベーションが高まり、そして結果的にあなたの能力を伸ばしてくれるはずです。
自分の能力以上の仕事を頼まれたときは、「これは儲けもんだ!」というくらいの気概で取り組んでみてはいかがでしょうか。
できないことに挑戦することのメリット
モチベーションの向上
ストレス耐性の向上
疲労感の低下
何がやりたいか分からないという人は、自分のパーソナリティを理解することで分かるかもしれません。
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