














この記事を読んでほしい人
- 収入が会社の給料のみという人
- サラリーマンは安定していると思っている人
- 会社から高給を受け取っており満足している人
なぜサラリーマンでも収入源を複数持つべきなのか?
最近では副業を解禁する会社も散見されることで、以前よりは副業などをして収入源を複数持つ人や持とうと試みる人は増えてきました。
しかしそれでも、ほとんどサラリーマンは本業一本で会社からの給料に依存しています。
ただ、毎月安定した給料を手にしているサラリーマンであっても給料以外の収入源を持つべきだと思うのです。
給料だけに依存する3つのリスク
では、なぜサラリーマンであったとしても給料以外の収入源を持つべきだと思うかというと、こちらの3つの理由からです。
給料が上がらない
クビになる
会社が潰れる
サラリーマンだとしても、これからはこの3つのリスクと向き合わなくてはならないのです。
ということで、これら3つについて解説していきます。
給料が上がらない
サラリーマンとして一つの企業に勤め上げたとしても、自ずと給料が上がっていくということはないと考えられます。
かつては年功序列で在籍年数や年齢とともに昇給していくということもありましたが、その制度も破綻してきています。
そのため、年功序列を廃止して成果主義に移行する企業も年々増えています。
事実、「日本における成果主義制度導入状況の経時的変化-年功制の縮小と年俸制の拡大(1991~2016)-」において、以下のように述べられています。
1996年から2016年にかけて、年齢や勤続年数に基づいて評価・処遇を行う年功制を導入している企業の割合は低下していた。さらに、1991年から2014年にかけて、労働者の短期的な業績に応じて賃金を年単位で設定する年俸制を導入している企業の割合及び適用労働者の割合は増加していた。年功制の低下と年俸制の増加は、職層と企業規模に関わらず、広範囲の企業及び労働者において見られた。
5年前までのデータにはなりますが、その後も年功序列を廃止して成果主義を導入する企業は増えているでしょう。
このことから、サラリーマンでも給料が上がっていくことが約束されてはおらず、むしろ下がってしまう可能性も多分にあるということなのです。
一方で、年収が上がらない人にはその人自身に欠けているものもあります。
クビになる
サラリーマンであれば、よっぽどのこと(不正や著しい企業の業績不振など)が無い限りはクビになることはありません。
しかし、それは日本の解雇規制が厳しいからです。
ただ、その解雇規制が緩和する可能性は大いにあると思っていて、日本企業の競争力向上のためにコストコントロールしやすくなるように政府が舵を切ることもあり得ないことではありません。
実際問題として、「高年齢者雇用安定法」が施行されたように、今後企業は従業員を70歳まで雇う努力義務が発生しました。
つまりこれは、企業にとっては生産性の高くない人材コストをより長期的に払うことにつながるわけで、それによって企業経営に支障を来すことは予想ができるでしょう。
また併せて人口減少による消費減退や若い労働力確保が困難になることから、企業経営の健全化のために解雇規制が緩和されるというのはあり得ない話ではないのです。
解雇規制についてはこちらの記事でも話しています。
会社が潰れる
いくらその会社に尽力してその会社での地位を築いたとしても、潰れてしまっては元も子もありません。
ただし、定年までその企業が存続する確証はないどころか、潰れてしまう可能性の方が高いと思われます。
完璧なデータが無いので正確なことは分かりませんが、50年存続する企業はほんの一握りで、20年~30年存続するだけでも立派だと言えます。
一方で先ほど話した70歳定年というように、ほとんどの人はとともに約50年働くようなライフスタイルになってくるため、勤め先の方が先に息絶える可能性が高いと言えます。
また、先の東日本大震災やコロナウイルスの流行といった天災や、リーマンショックやバブル崩壊による不況などで倒産したり、企業は存続しても国際競争力の低下や人口減による市場縮小によって企業体力低下とともに他社に買収や吸収/合併されるということは今後ますます増えてくるでしょう。
これらのことから、会社が潰れたり、買収されてそれまでの努力が水の泡となってしまう可能性は今後より高くなっていくと思われます。
あなたの会社にはこの特徴はありませんか?
一点集中が報われるのであれば
今後は、「給料が上がらない」「クビになる」「会社が潰れる」というリスクが高まることが予想されるため、改めてサラリーマンであっても給料以外に収入源を持っておくべきだと思います。
しかし一方で、こんな考えもあるかもしれません。
本業に集中する方が中途半端に時間や手間を分散するよりも大きく稼げる。
確かに、給料以外の収入源を作ることは、本業に割く時間や手間をそちらに回さなければいけません。
そのため、本業が疎かになってしまい給料が上がらず、また他の収入源を確保できず、”二兎を追う者は一兎をも得ず”という可能性は否めません。
もちろん可能性が無いとは言えませんが、それでも収入源を複数持つ方が一点集中するよりもリスキーな選択ではないと思います。
本業に集中すれば報われる可能性が高いのであれば、その方が良いでしょう。
ただし、将来的に見ると3つのリスクでも説明したように、かつてのようにサラリーマンとしてその会社で頑張ったとしても、その見返りは年々少なくなってくるはずです。
それならむしろ、本業が消失したとしても他でまかなえるような状態を築く方がリスクヘッジになるはずです。
「収入源を増やそうと頑張ったけどうまくいかない…」という人は、アレが原因かもしれません。
KEIの収入源はこちら
ここまでサラリーマンでも収入源を複数持つべき理由について話してきましたが、「そんなお前はどうなんだ?」と思われる人もいるかもしれません。
そこで、ここでは僕の現在の収入源を紹介したいと思います。
ちなみに僕はサラリーマンとしてとある企業に勤めており、それが本業になります。
では、早速僕の現在の収入源ですがこちらです。
会社からの給料(メインの収入)
副業
株式投資
ブログ
※イベント
僕は現在会社からの給料が最も大きな収入源ですが、その他に4つの収入源があります。
まず副業としてこちらの会社を運営しており、年間300万円~500万円ほど売り上げがあります。
会社として考えれば大した金額ではありませんが、本業と比べて微々たる時間と手間によってもたらされる金額と考えればバカにできません。
また、2020年5月から米国株投資を開始し、現在は個別株と投資信託、ETFに投資をし、幸い少しずつ増えています。
そして正にこのブログを運営することで、アフィリエイト広告収入があります。
(月に2千円~5千円ほどと、まだまだこれからですが…。)
イベントに関して「【解説】僕が趣味でお金を稼ぐ方法。気軽に趣味を副業化しよう!!」で書いたように交流会やフットサルを行っていましたが、コロナウイルスが流行り出してからは活動自粛につき、イベントからの収入は現在途絶えています。
僕はこれらの収入源を持つまでに約10年掛かりましたが、人によっては1年~2年で同じように複数の収入源を持つことは可能だと思います。
そして今後は、これらの収入源から得られる金額を大きくしつつ、さらに収入源となるものを作っていこうと思っています。
複数の収入源を持つことに興味を持った人は、こちらもご覧ください。
給料日が複数あったら嬉しくない?
収入源が複数あるということは、給料日が複数あることと同じです。
月に1度ではなく、月に2度、3度と給料日があったらうれしいですよね?
もちろん本業と比べるとささやかな金額になるかもしれませんが、それでも給料日以外にお金が入る仕組みがあれば喜びを感じる機会も増えますし、心にも財布にも余裕が生まれます。
また、この記事でも話したように、長期的に見れば複数の収入源を持つことは現代を生きる上では大きなリスクヘッジとなり得ます。
まだ本業以外に収入源が無い人は、少しずつ他の収入源を作っていってみてはいかがでしょうか?
忙しすぎて本業以外に避ける時間がないという人は、まずは働く環境を見直してみましょう。
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