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この記事を読んでほしい人
- 面接を控えている人
- あまり印象良くみられない人
- 面接に着ていく服を悩んでいる人
服装の効果とは?
服装によって、他人に何らかの影響を与えることができるのです。
例えば、「人は似たような服装をしている人に対して好感度が高くなる傾向がある」というようにです。
このように服装には様々な効果があり、そのようなケースを一つずつ紹介していきます。
面接は印象によって合否が左右されると言っても過言ではありません。
マイナスの印象を避ける
「不潔なこと、服装がだらしないこと」は、男女どちらからも敬遠される最も多い理由の一つです。
そのため、少なくとも身だしなみを整えることは必須です。
ちなみに、この結果の元となった研究は下記になります。
シドニー大学を中心に行なった「関係性破壊要因」という研究で、人として付き合いたくない人の特徴を調べました。
まずは92名の学生たちにどのような人が嫌いかということをヒアリングしました。そしてそれをリストアップした上で、嫌われやすい人の特徴を項目として整理し、49タイプにまとめました。
次にモテない人の特徴49タイプを294名の学生に対して提示し、どのタイプが嫌かを調査することで、モテない人の特徴とそれぞれの項目が重視される度合いを調べました。
それらの実験を踏まえ、シドニー大学が2,744名の独身の男女への調査で判明した、異性に対するモテない人の性格的な特徴や共通点をランキングで発表しました。
参照 Relationship Dealbreakers: Traits People Avoid in Potential Mates
ちなみにランキングは以下の通りです。
※5位以降は省略しています。
1位:不潔、服装がだらしない
2位:なまけもの
3位:貧しすぎる
4位:ユーモアのセンスが無い
5位:会うのに3時間以上かかる場所に住んでいる
ちなみに、服装は高級で派手な服を着ている人よりもシンプルな服を着ている人の方が、仕事を依頼されやすいという研究結果もあるようです。
これは何となく分かるような気がしますね。
笑顔が素敵なだけで印象は抜群に良くなります。面接練習では話す練習よりも笑顔の練習をした方がいいかもしれません。
エンクローズド・コグニション
実は、その職業をイメージさせるような服を着ると、ある特定の能力が上がるのです。
心理学の世界では、服が人の意識や行動に影響を与えることが知られていて、これエンクローズド・コグニション(enclothed cognition)と呼びます。
それを証明するような研究がこちらになります。
米国ノースウェスタン大学で行なわれた研究で、被験者に白衣を着せて、集中力を要する作業をやらせました。
すると、白衣を着なかった時より作業がはかどったのです。
参照 Mind Games: Sometimes a White Coat Isn’t Just a White Coat ー The New York Times
このように、服装が自分自身の心理に影響も与えるということです。
専門性×仕事へのコミットメント
その仕事に合わせた身なりをしているほど、能力が高く見えるのです。
つまり、「その服を着ているとプロフェッショナルに見えるか?仕事へのコミットメントが感じられるか」ということが重要です。
米国のとある大学で、講師の服装と生徒たちがその講師の話を集中して聴いているかどうかということを調べました。
すると、講師の服装がきちんとした身なりの方が学生はしっかり聴講しており、かつ評価も高かったということです。
戦略的な服装とは?
では、面接へ臨むにあたってどのような服装が良いのか考えていきましょう。
こちらが、僕が考えた「面接に臨む戦略的な服装」です。
スーツ:ブラック、グレー、ネイビー
シャツ:ホワイト
ネクタイ:ブルー
靴とベルト:ブラック
ハンカチ:ブルー
ペン:レッド
※男性の服装のみ
割と一般的な装いになってしまいましたが、戦略的意図はありますので一つずつ説明していきます。
服装に関しては基本的にはスーツなので、なかなか工夫することは難しいですが、黒、白、グレー、ネイビーといった暗い色が落ち着いた人に見えるでしょう。
また、シンプルな服装の方が仕事を依頼されやすいということから、できる限りシンプルにします。
ただ、例えばアパレルなどのように業界によっては多少アレンジした方が印象が良かったりする場合には、それに合わせて特徴を出しても良いかもしれません。
青はリラックスをもたらす色であるため、ほどよく注意力などが減り拡散している状態になります。
面接前に鏡であなた自身を確認する時、青色を目にすることでリラックス効果をもたらします。
人間の意識の中では、赤は警戒を意識させる色であるため、赤色を見ると不安を掻き立てて周囲に注意を払うようになり、注意力が上がるようになります。
そのため、SPIや適正試験がある場合は、赤色のペンを用意することで集中力を高めましょう。
面接の前には自分の装いを鏡の前で眺め、「自分は優秀なビジネスマンだ」とセルフイメージをしましょう。
そうすることで潜在的な能力が表に出て、相手に自信があるような印象を与えることにつながるはずです。
ただし、いくら服装が完璧でもまともに受け答えできなければ元も子もありません。
服装はあくまでツール
服装で印象を良くすることはできます。
しかし最も大事なことは、自信になるための経験・知識・スキルを備えていることです。
そもそも、経験・知識・スキルがないことには、服装はただのメッキにしかなりません。
服装は、あなたの能力を相手に伝えるためのツールでしかなく、それをどう上手く使うかというだけなのです。
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