それさえ欠けていなければ、業界や会社を問わず年収が上がる可能性は高まるはずです。
この記事を読んでほしい人
- 年収を上げたい人
- 年収が上がらずに悩んでいる人
「年収が上がらない」という人に欠けているもの
年収が上がらない人に欠けているものというと、”経験”や”スキル”、”知識”、”資格”、”人脈”などが思い浮かぶのではないでしょうか?
もちろん、無いよりあった方が年収が上がる可能性は高まるでしょう。
しかし、これらはすぐに手に入るものではないですし、手に入ったとしても年収が上がることを約束するものではなありません。
一方で、年収を上げるためには今挙げたものよりも重要で、かつすぐ手に入る大事なものがあります。
そして、それこそが”年収が上がらない人に欠けているもの”なのです。
お金を稼いでいる人(年収が高い人)が持っているものは何だと思いますか?
年収が上がらない人に欠けている3つのもの
「年収が上がらない人」に欠けているものは3つあります。
それがこちらです。
目的
発信
自責
この3つが欠けている人ほど年収は上がりません。
逆に言えば、この3つさえあれば年収は上がる可能性が極めて高いと言えます。
それでは、これら3つについて説明していきましょう。
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目的
まずはこちらの質問にYESかNOで答えてください。
- 世の中には漫然とした人生を送る人もいるが、私は違う
- 私はその時々の人生を生きており、未来については本気で考えていない
- 人生でやるべきことはすべてやり終えたような感覚になるときがある
これは人生における目的の有無を確認するテストなのですが、結論からいうと人生に目的を持っている人ほど年収が高くなります。
(一つ目がYES、二つ目と三つ目がNOの人ほど人生に目的を持っているということになります。)
コーネル大学の研究で、4660名を対象に全員に性格テストや人生に対する満足度などをチェックした上で、参加者たちがどれだけ人生の目的を持っているのかを調べました。
その結果、10年前に人生の目的を持っている人、目的を多く持っている人ほど収入も貯金額も多かったのです。
また、人生の目的レベルが標準偏差より1ポイント上がるごとに貯金額が224万円も上がったそうです。
このことからも、人生の目的を持つことで年収が上がるかもしれません。
発信
自分から発信する人ほど年収が高くなります。
というのも、集団において最初に発言する人ほどリーダーとして任命されやすく、つまり自ら率先して発信する人ほど昇進が早いと言われています。
いわゆる外向性なのですが、企業の上層部にいる人の60%は「自分は外向的だ」とする一方で、一般的な人は16%しかないそうです。
したがって、自分から進んで発信(発言)すれば周囲から評価されることにつながり、それこそが昇進のチャンスになるということなのです。
自責
自分に責任や原因を求める人ほど年収が高くなります。
以前「お金持ちに共通する6つの考え方。コレを知ればお金持ちになれる?」にも書きましたが、いわゆる「統制の所在(原因を内側に求めるか外側に求めるか)」が重要です。
つまり、自分にとってネガティブな結果や状態である場合、自分に対して問題や課題を探そうとします。
一方で、自分にとってポジティブな結果や状態である場合も、自分に対して原因や理由を探そうとするのです。
そして、統制の所在が内側(自分)にある人ほど収入が増えるのです。
お金を稼ぐには、自分がどういう人間か把握することはきわめて重要です。
「年収が上がらない」という人に欠けている視点
「年収が上がらない」という人には、欠けている視点もあります。
例えば、業界・業種です。
もしあなたが年収500万円欲しいと思っても、百貨店勤務(小売)である場合、いくら経験やスキルがあっても難しいものです。
参照 業界別平均年収ランキング【最新版(2019年)】 - doda
他には、個々の会社です。
あなたの会社の年収の上限が450万円だとしたら、いくら頑張って成果を出したとしても、やはり年収500万円に到達する可能性はきわめて低いでしょう。
それなら、同レベルの人を求めている会社で年収の上限が500万円以上の会社を探し、そこに転職しさえすれば年収が上がる可能性は高まります。
このように、自分のいる場所や環境の中だけを見ているだけでは年収は上がりづらいものです。
むしろ自分がいる場所や環境の外に目を向けることで、大幅に年収が上がる可能性は存在しているのです。
年収を上げたいのであれば…
「年収を上げたい」と思うのであれば、まずは自分が変わらなければいけません。
もちろん、外部環境によって年収の上がりやすさは変わりますが、成果を出して年収を上げるにしても、昇進して年収を上げるにしても、転職して年収を上げるにしても、自分に足りないものが何なのかを認識し、それを埋めることが大事です。
世の中の年収を上げている人の大半は、自分に欠けているものに気づき、そこを改善することから始めています。
自分が変わることこそ、年収が上がるきっかけになるはずです。
転職して年収を上げたい場合、目先の年収に惑わされてしまう人ほど年収が上がりません。
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