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この記事を読んでほしい人
- 近いうち面接を控えている人
- 現在面接の結果を待っている人
- 面接をしたばかりで手応えを感じている人(感じていない人)
面接での手応えをあてにしない方が良い理由
よく「面接の感じが良かったから合格に違いない」と、面接での手応えを当てに面接の合否を予想する人がいますが、当てにしない方がいいでしょう。
もちろん、面接で感じたポジティブな空気そのまま合格することもありますが、一方でものすごく改心の出来で、かつ面接での雰囲気もすこぶる良かったにもかかわらず不合格ということもあります。
では、なぜ面接で手応えを感じたとしても、当てにならないと言えるのでしょうか?
面接での手応えが当てにならない3つの理由
僕は仕事柄、これまでに大手企業から中小零細企業まで数多くの面接対応を行ってきました。
その中で、「面接で手応えを感じた」にもかかわらず不合格だった人を何人も見てきました。
当初は僕自身、「なぜ面接で好感触だったのに見送り何だろう?」と疑問に感じていました。
しかし面接の背景が見えてくるにしたがって、面接での手応えと面接の結果は一致しないということが分かりました。
そこで、面接者が面接で手応えを感じたものの不合格になってしまったケースにおいて、特に原因となるものが3つあると考えており、それがこちらです。
決済権者が面接官ではない
面接官のキャラ(会社のマニュアル)
相対評価
それではこれらについて一つずつ解説していきます。
面接に落ちる人にはいくつかの特徴があります。あなたは大丈夫ですか?
決済権者が面接官ではない
面接官が決済権者ではない場合、面接の合否は面接官以外が決めます。
そのため、面接官自身は面接者に対して好印象を持ち、前向きに面接者の評価(フィードバック)をするものの、最終的に他者(面接官の上司や採用に関わっている他の社員)の判断で内定を見送られることがあります。
また面接官も人なので面接では主観的な判断に基づいて面接を行ってしまい、「この人は良いな」と思ったとしても、他の人から見ればそうでもないことが往々にしてあるのです。
このように、面接官が採用の決済権を持たない場合、その面接官との面接にいくら良い感触を持ったとしても、合格が保証されるものではありません。
いずれにしても面接で重要なのは印象です。
面接官のキャラ(会社のマニュアル)
面接官のキャラやその会社の面接マニュアルに則った結果として、面接で手応えを感じることはよくあります。
単に面接官が誰にでもフレンドリーで穏やかであったり、その会社の面接マニュアルによって「面接においては好感を持たれるような対応を」とされていることはあります。
すると、これによって面接者は自分の発言や対応が面接官にウケたと思い込むきっかけとなってしまうのです。
面接官がとてもポジティブな表情や反応をしていたとしても、内心「この人はちょっと難しいな」という判断を下しているケースは少なくありません。
実際、面接後に面接者の人に面接での様子を尋ねると「とても良い雰囲気で、伝えたいことも伝わったと思います!」と言う一方、面接官からは「話していることが抽象的で良く分からなかった。ちょっと難しいと思う」という、双方相反する印象を持っていることがあります。
相対評価
相対評価によって、結果が覆ることはよくあります。
例えばあなたが面接でとても好印象かつ高評価だったとしても、翌日面接をした他の人があなた以上の出来だった場合、あなたの面接での結果は覆ってしまうでしょう。
面接官としても「どの候補者もとても良かった」というように、全員の評価が高いために面接での反応も良好だということはありあす。
しかしそのポジションでの採用枠に限りがある場合、いくら高評価であっても(面接で確かな手応えを感じたとしても)不合格になることはあるのです。
面接では経験や実績のみで決まるわけではありません。
大手企業ほど面接での手応えは当てにならない
ここまで「面接での手応えが当てにならない3つの理由」について話してきましたが、これは大手企業ほど当てはまると思います。
というのも、大手企業は最終的な面接結果を面接官以外の人も交えて(重役、人事部、配属部署)総合的な判断を下す傾向がありますし、最近では企業のレピュテーションリスク(評判)を気にして面接でも悪い印象を持たれないような対策を打っていることがありますし、また大手企業ほど受験者は多いからです。
一方で中小零細企業は、面接者が社長(決裁者)であったり、面接の体裁を整えていなかったり、応募者が1人~2人しかいないということがよくあります。
そのため大手企業の面接をする人ほど、面接での手応えを当てにしない方がいいでしょう。
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面接で手応えを感じる瞬間とは?
ちなみに面接において、どのような瞬間に手応えを感じるのでしょうか?
基本的には面接官が和やかだったり、ポジティブな言動をした時ですが、具体的に考えてみましょう。
そこで、僕が転職サポートをした方々の中で「面接で手応えがあった」と話していた人の話を思い出し、その瞬間として挙がってたものをここでは紹介します。
おそらく、多くの人も面接で同様の瞬間に手応えを感じたことがあるのではないでしょうか?
- 「前向きに考えています」と言われた
- 希望額を聞かれた(給与の話をされた)
- 面接官が終始にこやか(和やか)だった
- これまでの経歴を褒められた
- 入社した場合の話をされた
- 自分の話に乗ってきた
- カジュアルな話もできた
これらのような瞬間に「この面接はいけた!!」と思うようです。
しかし先ほども伝えたように、このような瞬間に感じた手応えというのは当てになりません。
したがって、これから面接に臨む予定の人はこのことを念頭に面接に臨んでほしいです。
面接で良い結果だろうが悪い結果だろうが、入社後のパフォーマンスには関係ありません。
面接で手応えを感じなくても不安になる必要はない
手応えを感じられることがある一方で、「全然手応えがなかった」ということもあるのが面接です。
しかし面接での手応えというものが当てにならないので、面接で手応えを全く感じられなかったとしても不安になる必要はありません。
面接官からの印象や評価が芳しくなかったとしても、その企業の面接官以外の人がふとした点に着目し、評価してくれるかもしれません。
また、その会社の面接方針がゆえに、面接官が堅い表情を崩さず、面接室での厳かな空気感を作り、面接者の態度や印象を見ているだけかもしれません。
はたまた、他にも候補となる面接者がいて、全員企業側の期待値を上回るには及ばなかったものの一人は採用しなければならず、その中であなたが最も高評価であり内定を出される予定かもしれません。
このようなことも往々にして考えられるため、もし面接で全然手応えを感じられなかったとしても不安になる必要はないのです。
もし面接に落ちてしまったのであれば、不合格だったと思われる理由を分析することで次につながります。
無心で面接結果を待つ
面接が終わったら無心でその結果を待ちましょう。
面接で抱いた期待や不安とは裏腹に、企業では評価や判断を下しているものです。
たとえあなたが面接で手応えを感じたとしても不合格になることもあれば、全然手応えがなかったとしても合格になることもあります。
自分の都合で期待や不安を抱いたところで、それが面接結果を左右するものではありません。
面接での出来不出来に無用な期待や不安を寄せるのはやめましょう。
ちなみに忙しい中で転職活動をするのであれば、転職エージェントを活用するのがオススメです。
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