この記事を読んでほしい人
上司に不信感を持っている人
自分の仕事が正当な評価を受けていないと思う人
自分を活かせる環境で働きたいと思う人
信用できない上司ってどんな上司?
まずは「信用できない上司の特徴」について挙げていこうと思います。
ただしあくまで”信用できない”のであって、「『無能な上司が生まれる理由』無能な上司の10の特徴と6つの対処法」や「『なんか上司が嫌いだ…』絶妙に嫌いな上司の4つの特徴【解説】」で話しているような、能力や好き嫌いとは関係ありません。
そのため、「能力はあるのに信用できない」という上司や、「嫌いではないけど信用はできない」という上司もいるということは踏まえておきましょう。
信用できない上司の中で最も厄介なのが、マニピュレーター上司です。
信用できない上司の3つの特徴
僕も、これまで仕事をしてきた中で数多くの上司がいました。
とても信用できる上司がいた一方で、どうしても信用できない上司もいました。
そこで信用できない上司の特徴について考えてみたところ、以下の3つの共通点が出てきました。
それがこちらです。
エビデンスを残さない
反論しない
人前で電話をしない
ということで、これらについて解説していきます。
エビデンスを残さない
部下とのやり取りにおいてエビデンス(証拠・根拠・証言・形跡)を残さない上司は信用に欠けると考えます。
例えば、その上司と仕事の打ち合わせをした際に口頭でのやりとりだった場合、何か問題が起きた時に「言った言わない」という水掛け論に発展してしまう可能性があります。
しかし問題が起きた場合、何もエビデンスが無い状況においては責任を擦り付けられてしまう可能性が出てきます。
(真偽を問わず、強い権限を持つ上司の発言が真実と見なされる状況は往々にしてあります。)
一般的に考えれば問題の責任を取るのは上司ですが、「報告も相談も無かった」とされてしまえば、上司も責任を逃れることができ、その問題の当事者である部下が責任を負うことになるかもしれません。
上司の指示で動いたのに責められると、こう思っちゃいますよね…。
反論しない
誰にも反論せず、いわば誰にでも良い顔をしている八方美人の上司も信用に欠けると考えます。
例えば、その上司の上司から何か指摘を受けた際に何も反論をしないのはもちろんですが、部下から何か提案をされた場合にも何も反論をしないような上司がいます。
一見とても良い上司のようですが、裏を返せば単なる言いなりであり、責任逃れの姿勢だとも言えます。
上司という立場であれば、社内外から矢面に立つことは往々にしてあり、その際に部下や会社のために戦う必要があります。
しかし反論しない=戦えない(戦う気の無い)上司は信用に値しません。
上司だけに留まらず、同じ意見しか持たない社員しかいない組織もヤバイのです。
人前で電話をしない
電話をする際に、デスクの前から立ち去り、廊下や屋外など一人になれる場所で電話をする上司も信用できないと考えます。
もちろん人事関連で公にできない情報など、部下には明かせない内容の話であれば仕方ありませんが、常に携帯を片手にデスクから離れて話す上司は注意です。
なぜなら、電話の内容が良い悪いにかかわらず、自席で話をできない=話を聞かれたくないということは、何かしら後ろめたさを感じているということです。
そのような人である場合、それが上司どうこうは関係なく、信用するのは難しいのではないでしょうか。
一方で、”良い上司”とはどんな上司なのでしょうか?
信用できない上司の下で働くということは…
ここまで信用できない上司の3つの特徴について話してきましたが、信用できない上司の下で働くということは仕事の上で大きなリスクとなります。
例えば、自分の仕事の評価が適正になされなかったり、部下である自分に責任を押し付けられてしまったり、やる意味のない仕事を振られてしまうなどです。
つまり信用できない上司の下で働くことで、自分のキャリアに傷がついたり、空白の時間が生じてしまう可能性があります。
では、もし自分の上司が信用できないという場合、どうしたらいいのでしょうか?
信用できない上司にはどう対処する?
もし、自分の上司が信用できないという場合、何かしらの対処法を講じる必要があります。
なぜなら先ほどお伝えしたように、信用できない上司の下で働くということは自分の仕事にリスクを及ぼす可能性があるからです。
上司が信用できないからといって急に転職することは現実的ではないので、自分で自分の身を守ることが重要です。
仮に信用ならない上司でも、気に入られておいて損は無いものです。
上司とのやり取りをカタチに残す
信用できない上司だからといって、問い詰めたり、さらに上の上司に相談するということは得策ではありません。
さすがにそのようなことをしてしまうと、あなた自身の人間性や考え方を疑われてしまいます。
そのため、「上司とのやり取りを常に記録に残す」ことが、信用できない上司から自分の身を守る術となります。
信用できない上司の下で働く上で最も怖いことは、その上司に裏切られてしまうことです。
上司に許可を取ったにもかかわらず、上司から指示されたにもかかわらず、上司と話をしたにもかかわらず、ハシゴを外されてしまって自分に責任転嫁されてしまえば大きなダメージを負うことになります。
しかし上司とのやりとりにおいて、常に記録を取っていればそれがエビデンス(証拠・根拠・証言・形跡)となり、自分の身を守ってくれるはずです。
そのため、上司に確認や許可を取る場合はメールで行ったり、もしメールを返してくれない場合は、口頭で許可や指示を受けた旨のお礼として、メールを上司に送るようにしましょう。
もしそのメールに対して返信が無かったり、メールを見ていないという言い訳をされたとしても、メールさえ残っていれば上司の管理義務を問うことができます。
”合わない上司”や”嫌いな上司”、あなたにもそんな上司がいませんか?
信用できない上司は表向きは優しい?
僕の経験上、信用できない上司ほど部下に対して優しい(甘い)ものです。
これは、責任を負いたくないために部下に対して予防線を張っているのだと思います。
もし上司に確認や許可、指示を受けたにも関わらず失敗してしまった場合、上司が優しいと部下としても上司に強くは言えないものです。
一方で、厳しい上司ほど自分に責任を感じるがゆえに、部下に対して厳しいのだと思うのです。
そのため、もしあなたの上司が妙に優しいのであれば、信用できる上司なのか否かを見極める必要があるかもしれません。
信用できない上司の特徴
一方で、常に怒鳴っている上司っていませんか?
-
「怒鳴る上司」なぜ怒鳴るのか?上司が怒鳴る3つの理由がこちら
続きを見る