



















この記事を読んでほしい人
- よく第一印象が悪いと言われる人
- 第一印象を軽く考えている人
- 第一印象を改善したい人
初対面での印象が大切な理由
面接での自己紹介を失敗した
新しく担当するクライアントへの訪問に遅れた
このように、初対面での印象付けを失敗してしまうということは誰にでもあるのではないでしょうか?
しかし多くの人は、「次回挽回しよう(印象回復に努めよう)」と考えます。
ただ、そう簡単に挽回できるものではないのです。
では、なぜ初対面での印象、いわゆる第一印象を改善するのが難しいのでしょうか?
それは、「初頭効果」というものが関係しています。
これは、最初に抱いた相手が後々も影響を及ぼしていくというもので、諸説ありますが、最初の数秒から数分で抱いた印象が半年~最大3年も続くと言われています。
つまり、仮にあなたが誰かから「仕事ができなそう」「信用に値しない」「恐そう」などとネガティブな印象を第一印象で与えてしまったとしたら、少なくとも半年間はそのような人物だと思われてしまうということです。
たとえ、そのような人物ではないことは明白であっても、初対面での印象が相手に与えるバイアスは思っている以上に大きいのです。
そしてこのバイアスの強さを証明する実験について、「仕事で成果を出しても評価されない理由。評価をされるには【解説】」で紹介しています。
また、これは残酷な話しですが、振る舞いや言動だけではなく、顔の印象だけで信頼できる人かそうではない人か判断されてしまうそうです。
画像引用元 ファースト・インプレッションの重要性とは。 - BMW
これは、プリンストン大学の心理学教授アレクサンダー・トドロフ氏の研究のために作成されたCGですが、どちらの顔が信頼できそうだと思いますか?
おそらく、向かって左側の顔だと思ったのではないでしょうか。
(答えはこちらで確認してください。)
このように、人の第一印象というのはほんの一瞬のうちに無意識のうちに決められているのです。
だからこそ、どんな場面においても初対面での印象(第一印象)が極めて大切だと言えるのです。
第一印象が良ければ面接に合格すると言っても過言ではありません。
初対面で心掛けるべきこと
初対面での印象の大切さと、それが顔だけで決められてしまう怖さについて話してきました。
しかしそうなると、「どうやって相手に良い第一印象を与えれば良いのか?」と考えてしまいます。
これはあくまで僕の考えですが、初対面の相手に対して”親切であろう”と心掛けることです。
転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?
こちらをご覧ください。
シンプルなルールにもとづいて、人の役に立とうとする。それが「5分間の親切」だ。「5分間もあればできる親切を、”誰にでも”喜んでしてあげるべきなんです」。
初対面の人に会うたびに、リフキンは相手にいくつか質問して、「5分間の親切」を実行するチャンスを探す。今どんな仕事に取り組んでいるのか。何か困っていることはないか。意見やアドバイス、誰か紹介してほしい人はいないか。
リフキンは、助けた人のうち何人が自分にお返しをしてくれるだろうか、とは考えない。
これは、シリコンバレーで最高のネットワーカー(多くの人脈を持つ)であるアダム・リフキンについて言及されていることです。
ここから考えられることは、数多くの人から信頼されていなければシリコンバレーで最高のネットワーカーと呼ばれることはなく、そう呼ばれるに至ったのは親切心の賜物なのではないかということです。
つまり、誰であっても初対面の人に対して「親切ができないか」と心掛けることが自ずと第一印象を良くするのだと思います。
実際に何かできるかどうかは分かりません。
しかし、初対面の人に対しては常にそう心掛けることで、相手に良い印象を与えることにつながるのかもしれません。
親切を心掛けることは相手だけでなく自分にとってもメリットがあります。
初対面の人に対しては第一印象に全力を注ぐこと
ここまで、初対面での印象について話してきましたが、改めて第一印象の重要性が理解できたかと思います。
そしてこれらのことから言えるのは、初対面の人に対しては第一印象に全力を注ぐべきだということです。
第一印象が悪くなってしまえば、いくら後々努力したとしても、改善できるまでには多くの時間や労力を要することになります。
しかし第一印象さえ良ければ、その後に何か失敗をしたとしても大目に見てもらえるはずです。
それゆえ、初対面の相手に対してはいかに良い第一印象を与えるかを考えて臨みましょう。
謙虚さも第一印象を良くするポイントの一つです。
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