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この記事を読んでほしい人
- なぜ仕事をしているのか悩んでいる人
- 自分の仕事に納得感を持てない人
- 今の仕事に疑問を感じている人
なぜ「仕事に意味」を求めるのか?
人は、なぜ「仕事に意味」を求めてしまうのでしょうか?
それは、この2つのことが原因としてあると僕は考えます。
自分への特別感
周囲からの影響
この「自分への特別感」と「周囲からの影響」によって、「仕事に意味」を求める人が世の中に多く存在するのだと思うのです。
そしてこの2つは、現代の社会思想とテクノロジーにおける功罪が根っこにあるのではないかということです。
現代社会思想によって「自分への特別感」という思想が育ち、他方ではテクノロジーの発展によって「周囲からの影響」を受けるようになり、それが合わさり「仕事に意味」を求める人が多くなっっていったのだと思うわけです。
(ちなみに、ここではこのブログの性質上、仕事への意味として話を展開していきますが、人生への意味を求める人が増えたことが背景としてあることは含みおきください。)
それでは、この2つの原因が、どのようにして「仕事に意味」を求めることを促したのでしょうか?
それについては、原因を一つずつ解説していきます。
仕事の意味ではなく、目的を持つことは良いと思うのです。
自分への特別感
「仕事に意味」を求める人ほど、自分への特別感を持っています。
これはどういうものかというと、「自分という人間は他人とは何か違った特別な存在だ」という思いや考えです。
僕はこれを勝手に”Only One思想”と呼んでいます。
そしてこのOnly One思想があるがゆえに、「自分が歩む道=仕事にも意味がある」という思いや考えに至ってしまうのではないかと思うのです。
このような思想が発展した背景には、「ナンバーワンになれなくとも、オンリーワンにはなれる」という考えが基になっていると思います。
(2002年に流行ったSMAPの「世界に一つだけの花」がこの考えを促進させたような気もします。)
何かで一番になることが叶わなかった際、その傷心を癒す捌け口としてオンリーワンが登場したのです。
しかしオンリーワンとなるためには、物事に含蓄(意味を含み持つこと)があるということが前提だと見なされてしまったのです。
ナンバーワンはただそれだけで存在価値が認められるのに対し、オンリーワンは何かしらの意味を持つことをしない限り存在価値が否定されてしまうのです。
そしてほとんどの人はナンバーワンになれないため、このオンリーワンを目指すことになります。
そのため、自分、つまりは自分が人生の中で多くの時間を費やす仕事に対して意味を見出そうとするのです。
オンリーワンになりたいにも関わらず、こんなオンリーワンにはなりたくないものです。
周囲からの影響
周囲からの影響も、「仕事に意味」を求めることを加速させます。
これは、他人が何か意味のありそうなことを成していることを見聞きすることで、「自分も」という思いや考えに駆られてしまうのです。
そしてこれは、スマホやSNSの発達によってどこぞの誰かも知らない赤の他人の状況を垣間見ることができるようになったことが強く関係しています。
それまでは、自分の同じような人の状況を見聞きすることはテレビや雑誌くらいしかなく、今と比べてずっと触れる機会は少なかったわけです。
しかし自分と対して変わらなそうな他人が、先述したオンリーワンを確立していることを目の当たりにするようになったことで、頻繁に自分との比較対象が現れるようになったのです。
赤の他人であっても、そのようなことを頻繁に目にするようになることで、「多くの人が意味のあることを成している」という錯覚に陥ってしまうのです。
すると、自分も意味のあること(仕事)をしないと何者にも成れないという思いや考えに至り、無理に意味を見出そうとしてしまうのです。
「仕事に意味」を求めると辛くなる理由
ここまで「仕事に意味」を求めてしまう理由について話してきましたが、それによって辛さを感じることになってしまうと思うのです。
というのも、意味とういうものは結果的に生まれるものであって、生み出そうとするものではないからです。
つまり、意味があるか否かは後々にならないと分からないものなのだと思うのです。
それにも関わらず、「仕事には意味ありき」という考えで意味を求めてしまうことで、存在しないものを生み出そうとする苦しみに悶えるのです。
「『自分にしかできない仕事』と考えるのは奢りだと思うワケ」で話しているように、そんなものはこの世にほとんどないように、最初から仕事に意味なんて無いのだと思います。
これは僕の想像ですので確かなことは言えませんが、インターネット勃興前の人たち(これを呼んでいるあなたのご両親など)は仕事に意味を求めていたでしょうか?
少なくとも僕の両親や祖父母はそんなこと全くありませんでした。
もちろん、「誰かのため。人の役になる。」くらいのものはありましたが、先ほど話したような特別感と言えるほどのものを仕事に求めていたとは思えません。
単に自分が就いている仕事だから、自分が任されていることだからという程度の思いや考えで仕事をしていた人が多かったのではないでしょうか。
「世の中を変える」であったり、「多くの人に影響を与える」といったような崇高な意味を持たずとも、仕事はできますし、そもそも99.99%の人の仕事に大した意味なんか無いのだと思います。
それにも関わらず、自分が漫画や映画の主人公かのごとく、自分の進む道=仕事がさも意味を持っているかのような振る舞いをしてしまうがゆえ、虚無感に駆られ辛くなってしまうのだと思うのです。
後々になって意味合いが異なるように、価値観も変わるものです。
意味なんて後から付いてくるもの
最初から仕事に意味を求めたところで、意味なんてないのです。
意味とは物事の結果として付いてくるものだと思うのです。
例えばこんな経験はありませんか?
意味があると思ってした言動が、実は何の影響も効果ももたらさなかったということが。
「意味がある」と思った上での言動は悪いことではありません。
しかし、それに本当に意味があるのか無いのかは後々にならないと分からないものの方が多く、仕事もそうだと思います。
そのようなものに対して、行う前から意味を見出そうとしてもストレスにしかならないと思いませんか?
今の仕事に虚無感を抱いてしまうのであれば、仕事を変えてみてはいかがでしょうか?
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