







それでは早速、「仕事でモチベーション低下を防ぐスケジューリングの仕方」について解説していきましょう。
この記事を読んでほしい人
- 理由もなくモチベーションが下がってしまう人
- 仕事のモチベーションの波が激しい人
- 仕事のモチベーションを維持したい人
特に理由はないのに仕事のモチベーションが下がる
日々仕事をしていると、なぜか急にモチベーションが下がることってありませんか?
仕事で失敗したわけでもなく、人間関係が悪いというわけでもなく、特に仕事で問題があったわけでもないのにモチベ―ションが下がるという人は少なくないと思います。
そのように不意にモチベーションが下がってしまうと、色々とデメリットが出てきます。
例えば、このようなデメリットが考えられます。
ダラダラ仕事することになり残業時間が増える
集中して仕事に取り組めないため成果が上がらない
仕事に取り組む姿勢を疑われて社内での評価が下がる
このように、ちょっとしたモチベーションの低下が原因で、仕事に様々な問題を抱えることになってしまうのです。
しかしだからといって、モチベ―ションを上げるために美味しいものを食べたり旅行をしたり、映画を観たりしたところでその効果は一時的です。
では、モチベーションが下がった時は一体どうしたらいいのでしょうか?
自分が働く理由が明確な人ほど、モチベーションが低下しにくいものです。
仕事のスケジューリングを工夫すればモチベーションは下がらない?
仕事へのモチベーションを低下させず、かつ維持するためには、仕事のスケジューリング(予定の立て方)を工夫することです。
仕事の予定の立て方を工夫することで、急なモチベーションの低下を防ぎ、モチベーションを一定させることにつながります。
では、どのように仕事のスケジューリングを工夫するのかというと、この3つのポイントを押さえて予定を立てることです。
日単位で計画を立てる
物事を始めるのは月曜日
親切をした翌々日
この3つのポイントを押さえて仕事の予定を立てれば、原因不明なモチベーションの低下を防ぎ、かつモチベーションを維持できるはずです。
なぜモチベーションが下がらないのか?
改めて仕事のスケジューリングを工夫するだけで、モチベーションが下がらず維持できます。
しかし、「なぜそれだけでモチベーションが下がらないの?」と思うことでしょう。
これについては、先に挙げた3つのポイントそれぞれに理由があるからです。
ということで、それぞれのポイントがモチベーション低下を防ぐ理由を説明していきます。
日単位で計画を立てる
計画を1日単位で考えるとモチベーションだけでなく、達成率も上がるのです。
まずはこちらをご覧ください。
ミシガン大学の論文で、162名の被験者に対して様々な場面を想定し、誕生日や仕事のプレゼンなどの将来の予定(いつ行うのか)を尋ねました。
その結果、月単位よりも日単位で考えた人のほうが、イベントの期日や締切の予定を29.7日も早めに見積もったのです。
また、年単位と月単位では8.7ヶ月も早くその予定を考えたのです。
つまり、より短いスパン(期間)で考えると、その予定や期日が近いもののように感じて早め早めに行動を起こすようになるのです。
例えば、「テストまであと1ヶ月」よりも、「テストまであと30日」と考えた方が達成率が行動に移すスピードも上がるのです。
また、こちらは別の実験です。
1100名の参加者に、「子供ができた」と想像してもらい、次の2つのパターンにおいて「いつからこどもの大学進学資金を貯めるべきか?」ということを尋ねました。
(1)大学進学18年後
(2)大学進学は6,570日後
その結果、(2)の6,570日後に大学進学と伝えられた人たちの方が、4倍も早めに貯金計画に着手しようとしたのです。
このような実験結果からも分かるように、日単位で計画を立てることが、モチベーションUPにつながるはずです。
日単位で立てたスケジュールをこなすには、仕事のスピードも重要です。
物事を始めるのは月曜日
新しいことを始めるのであれば、月曜日がオススメです。
こちらも、まずはとある実験について紹介します。
ワシントン大学の実験で165名の参加者を集めて、彼らを2つのグループに分け、それぞれ近いうちに達成したい新しい目標を決めてもらいました。
(1)「3月20日の木曜日から始めてください。」とお願いしたグループ
(2)「3月20日の木曜日から始めてください。これは冬から春に切り替わる新しいスタートをきるために非常に重要な日です。」とお願いしたグループ
その結果、(2)の新しいことを始めるために大事な日だと考えた参加者グループは目標の達成率が3.5倍も高くなったのです。
これは、新鮮な気持ちで物事をスタートした場合かどうかで、モチベーションに大きな差が出るということが証明されたと言えます。
自分にとっての切り替えのタイミングを意識し、それに合わせて行動を行うことで目標達成率が上がるのでしょう。
また、”タイムランドマーク”といって、心理学的に何らかの意味を持った日付のほうが人の脳はモチベーションが湧くと言われています。
そのため、日本では一般的に”週の始まり”とされる月曜日に新しいことを始めるのが良いのではないでしょうか。
目標達成には、計画の立て方も重要です。
親切をした翌々日
親切をした”次の次の日(翌々日)”にモチベーションが上がります。
こちらについても、次の実験をご覧ください。
2013年にノートルダム大学で122人の男女を集め、15時~23時にかけて自分の身に起きた出来事を10日間に渡って記録してもらい、毎日*ビッグファイブ診断をして性格の変化の有無を調べました。
そして、他人への親切と目標への進み具合を測ったところ、以下のことが判明しました。
・他人への親切をすると、翌日には外向性、協調性、開放性が向上した
・目標に向かって何か行動をした日の翌日には、協調性、開放性、誠実性が向上した
・仕事で嫌なことやトラブルがあった翌日は神経症的傾向が高くなった
・開放性が上がった日の翌日(親切や目的への行動をした翌々日)にはモチベーションも上がる
この実験から言えることは、モチベーションを高めたいのであれば、”他人への親切”をスパイスにすると効果的だということです。
極端な話にはなりますが、日々小さな親切をすることで、モチベーションを高い状態に維持できるということになります。
ちなみに、親切の効用はモチベーションUPに留まりません。
仕事のモチベーション低下を防ぐスケジュールの立て方
ここまでスケジューリング(予定の立て方)によって仕事のモチベーションが低下しないということについて話してきました。
それでは実際、どのようにスケジュールを立てればいいのでしょうか?
ということで、ここでは仕事のモチベーションの低下を防ぐスケジューリングの仕方(予定の立て方)について説明していきます。
以下の手順に沿って、スケジューリング(予定を立てる)をオススメします。
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step
1達成したい目標までの期限を逆算する
例えば3ヶ月後にノルマ達成やプロジェクト完了を目指す場合、残り何日あるのかを出します。
step
2目標達成期限までの残数を見えるようにする
目標達成まで残りの日数が何日あるのを日々認識できるようにします。
カレンダーアプリなどを使って、残り何日かを知らせてくれるようなものを使うのがオススメです。
step
3行動開始を月曜日(休み明け)に設定する
新しい施策や修正した行動を行う場合、月曜日に行えるようにしましょう。
そのため、修正案や改善案は休み前までに設定しておくようにします。
ちなみに、月曜はあくまで休み明けで切り替えが意識できる曜日だからであって、休みが日曜日じゃない人や、他の曜日の方が切り替えが意識できる場合は、月曜日以外でもOKです。
step
4日々の行動にちょっとした親切のスケジュールも組み込む
誰かに親切をすることを予定に入れておきましょう。親切に関してはささいなもので構いません。
例えば、後輩にアドバイスをするであったり、同僚のグチを聞いてあげる、または家族にコンビニのスイーツを買ってあげるなど、職場以外の人でもいいのです。
人にはクロノタイプというものがあり、このタイプによってやる気が発揮される時間が異なります。
どうやっても仕事のモチベーションが上がらない場合
一方で、何をしてもモチベーションが下がったまま戻らないというケースもあります。
特に理由も思い当たらず、ただただモチベーションが低いままになってしまうのです。
そうした場合に考えられることは、今の仕事に対する熱意や思いが消えてしまったのかもしれません。
携わっていたプロジェクトが終わってしまったり、長く関わっていたために仕事への情熱が消えてしまったりということはあります。
ところで、あなたに適した仕事って何だと思いますか?一度、診断してみませんか?
人は単純な生き物
人は、ほんのちょっとしたことで気分が左右されるのです。
スケジューリング(予定の立て方)を変えただけで、モチベーションが下がるのを防げるはずなんてないと思うかもしれません。
しかし、人とは案外単純な生き物です。
だからこそ、些細な工夫をするだけでポジティブサプライズにつながるのかもしれません。
まずはこの3つを意識して仕事のスケジューリングをしてみてはいかがでしょうか。
スケジューリングの3ポイント
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