











この記事を読んでほしい人
- 部下が言うことを聞かなくて困っている人
- これから部下を持つ予定の人
- 部下の成果を高めたい人
部下をマネジメントするには?
どうしたら部下のマネジメントがうまくいくのでしょうか?
仕事において、部下とコミュニケーションを取るシチュエーションは色々あります。
そこで多くの人が困ることは、言うことをきいてくれなかったり、こちらの意図が伝わっていなかったりすることです。
そして、それが続くとイライラしてしまい、部下に威圧的になってしまい、部下の心が離れてしまうなんてことがあるんじゃないでしょうか?
部下を操る5つのテクニック
部下とのコミュニケーションに悩んでいる人にオススメの方法があります。
これから紹介する5つのテクニックを使うことで、自分が部下をまるで操っているかのように行動してくれるかもしれません。
部下をマネジメントするにあたって、部下のパーソナリティを把握することは必須です。
褒め方と叱り方
良いことや悪いことをした時には、3分以内に褒める・叱るということをしましょう。
ダラダラと褒めたり叱ったりすると、どうしても部下の集中が切れてしまいます。
すると、聞く態度は見せていたとしても本質的な理解には至りません。
成果を褒めたり叱るのではなく、あくまでプロセスを褒めたり叱ることが大事です。
誰でも結果をコントロールすることは難しいですが、自分の行動をコントロールすることはできます。
結果に至るまでの努力や行動が、”どのようにして良い結果や悪い結果に結びついたのか”を部下に認識してもらうことで、具体的な行動を変えるきっかけになります。
部下が成果を上げることは上司の評価につながります。どうやって成果を上げさせていますか?
伝え方
伝え方に関しては、「一点集中」と「繰り返し」があります。
一点集中とは、部下に指示を与える場合は一つのことに絞って伝えるのです。
ほとんどの人は、期待をするあまり多くを伝え過ぎてしまいます。
ただ、それが誤解や問題がを生んでしまいます。
また、人は一度に多くのことを言われると集中力と記憶力が分散し、何も頭に残りません。
繰り返すこととは、大事なことは何度も繰り返し伝えるのです。
現代広告の父と呼ばれるデビッド・オグルヴィが繰り返しの重要性について、「繰り返すことで信憑性が増し、影響力が上がる」と言っています。
また、心理学者ウィリアム・ウィルソン・ランバートの説得実験では、2~3回の繰り返しでは説得率が46%だが、10回の繰り返しでは説得率が82%まで上がったそうです。
ただし、繰り返される内容が全く同じだった場合、3回目までは説得効果があるものの、3回以上になると説得効果が低減するようなので、言い回しや表現を変えることで効果を保つことができるようです。
伝えることもコミュニケーションの一部ですが、あなたはちゃんとできていますか?
距離の縮め方
距離の縮め方に関しては以下外オススメです。
- 一歩近づく
- サイコロジカルタッチ
- 感情を伝える
一歩近づくというのは、自分から相手との距離をつめることです。
これにより、相手の脳に「この人とは仲がいいんだ」と錯覚させることができます。
そしてこの錯覚が続くと、実際にそう信じるようになるのです。
続いてサイコロジカルタッチですが、これは挨拶や声をかける時に肩など触っても不自然でない箇所に触れます。
これだけで親近感を上げることができます。
そして感情を伝えるとは、「◯◯してくれると嬉しいな」と自分の感情を伝えることです。
ほとんどの人が、直して欲しいところを伝える時に「それはダメだからこうしなさい!」と命令的に伝えてしまいます。
しかし命令されると、人は自分の権利を主張しようと反発してしまうのです。
そのため、自分の感情を伝えることで相手の抵抗感を下げることができます。
他人との距離の詰め方は社交的な人に倣うと良いでしょう。
アメとムチ
ノルマを達成などを目的として、今までしていなかった行動を増やす必要がある場合はアメ(報酬)を使う方が効果的です。
こんな実験があります。
ノース・ショア・ユニバーシティ病院で、感染症対策のため手を洗ってもらうことを目的に、どうすれば職員が手洗いを徹底してくれるか検証したのです。
具体的には、手洗い場の「手を洗いましょう」という貼り紙が、どの程度効果があるのかを2パターンに分けて調べました。
(1)警告サイン:「手洗いをしないと感染症に繋がります」というサインを表示
(2)賞賛サイン:手洗いをしたら「Good Job!」というサインを表示
その結果、(1)警告サインでは手を洗う人の割合がわずか10%しか上がりませんでした(監視カメラで手洗いをしているかどうか監視されていますと貼り出しても変わらず)。
一方、(2)賞賛サインではたった1ヶ月間で手を洗う人の割合が90%も上がったのです。
これはアメを与えるとドーパミンが分泌され、それによって脳の報酬系が刺激されて行動する意欲につながります。
ドーパミンは心地よさを感じる脳内物質なので、それを求めるために行動するようになります。
逆にコスト削減などを目的として、今までしていた行動を減らす必要がある場合はムチ(罰則)を使う方が効果的です。
ワシントン大学医学部によるこんな実験があります。
ヘッドフォンの左右どちらから音が出たか、またモニターを見て左右どちらが光ったかを判断してもらう実験で、以下の2パターンい分けて調べました。
(1)学生がそれに正解する度に5セントから25セント貰える
(2)学生がそれに間違える度に5セントから25セント取られる
結果、(1)より(2)の方が、”自分の間違いの訂正に努めたり、間違わないよう集中する確率が3倍も高かったのです。
参照 Reward and punishment act as distinct factors in guiding behavior ー Science Direct
間違いやミスを減らすなど、悪い習慣やクセを止める場合にはムチを使う方が効果的だということです。
ただし、大きなバツにする必要はなく、小さなバツでも人間の脳には大きな刺激が与えられるそうです。
部下の仕事のモチベーションを持続させるためにはこの方法が有効です。
その他
ピアプレッシャーというものがあります。
やる気がない人と生産性高い人を組ませることで、やる気の無い人の生産性を高めるものです。
例えば、優秀な部下と生産性の低い部下の席を隣にして自然と比べられる環境を作ることで、生産性の低い部下の成果を高めることにつながります。
部下の仕事へのやりがいを見出してあげることも上司の仕事かもしれません。
マネジメントよりも大事なこと
ここまで部下をマネジメントするためのテクニックについて紹介してきましたが、これらはあくまでテクニックに過ぎません。
そのため、テクニックの効果を発揮するためにはマネジメントする人の「気持ち」が備わっていなければ役に立ちません。
「成長してほしい」
「一人前になってほしい」
「自分を超えてほしい」
このようなことを本心で思えることができないと、テクニックも小手先のものになってしまい、かつ本気でないことを部下に見透かされてしまうでしょう。
上司の気持ちを感じ取ることができないと、部下も信頼を寄せることはありません。
口先では前向きでもっともらしいことを言っていたとしても、気持ちが入っていないとどこか嘘っぽさがにじみ出てしまいます。
「背中を見せる」ではないですが、気持ちが入っていれば、無意識的な振る舞いにもそれが表れるはずです。
すると、多少コミュニケーションに行き違いがあったとしても部下は信頼を寄せてくれるはずです。
良い上司になることで、さらなる成長の機会が拡がるはずです。
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