










この記事を読んでほしい人
- 他人と話すことに自信が無い人
- コミュニケーションに自信を持っている人
- 自分の話が相手に伝わりづらいと悩んでいる人
コミュニケーション力を向上させるためには?
「コミュニケーション力を向上する」といっても、一体何をすればコミュニケーション力が高まるのか分からないものです。
もちろん、多種多様な人と対話する機会を重ねていくことで、多少はコミュニケーション力は向上するかもしれません。
また冒頭でも話したように、本格的にコミュニケーション力を向上させたいのであれば、心理学や脳科学を学ぶことが必要になると思われます。
しかし、ちょっとした工夫をするだけで、すぐにでもコミュニケーション力を向上させることはできるのです。
コミュニケーション力を向上させるために効果的な4つのこと
そこで、ここではコミュニケーションを向上させために効果的な4つのことを紹介したいと思います。
他人とのコミュニケーションにおいて、これらのことを行うことで、相手からの信頼や理解を得ることにつながる可能性が高まるはずです。
真似をする
表現方法を帰る
自信を捨てる
紙やすりを触る
他人とのコミュニケーションにおいてこれらのちょっとした工夫を施すことで、あなたのコミュニケーション力は高まるでしょう。
職場の人とだけ対話していると、コミュニケーションが凝り固まってしまいます。
真似をする
相手の真似をするとコミュニケーション力は向上します。
ただ完全に模倣するというわけではなく、例えば相手が笑ったら自分も笑ったり、相手が恐縮したら自分も恐縮するというように些細なことで構いません。
では、なぜ真似をすることがコミュニケーションの向上につながるのでしょうか?
一つの説として、人類進化の過程において、非力な人類は他人と協力して何かを行う(狩りや子育て)機会が多く、その際に相手を模倣することで信頼関係を築いてきたのではないかと言われています。
そしてそれを発端に、言語や表情、ジェスチャーといったようなものが生まれていったのではないかということです。
また、真似とは異なりますが、主観的類似(考え方や思いが近いこと)は現実的類似(趣味や出身が近いこと)よりも親密性を高める効果があることも、相手を真似ることでコミュニケーション力が向上することを示唆していると考えられます。
相手と同じジェスチャーをすることも、コミュニケーションにおいて効果的です。
表現方法を変える
表現の仕方を変えることも、コミュニケーション力の向上に一役買います。
他人との信頼関係を築くにあたっては、「何を伝えるかよりも、どう表現するか」の方が重要です。
例えば、あなたが複数人(多人数)とコミュニケーションを図る場合は、断定口調で話す方が信頼を得やすいでしょう。
一方で、あなたが誰か一人や少人数を相手にコミュニケーションを図る場合には、ぼかした話し方(~かもね、~でしょうね)の方が信頼を得やすいでしょう。
※少人数相手に断定口調をしてしまうと高圧的に感じられてしまうため。
そのため、誰かとコミュニケーションを図る際には、何を言うかよりもどう言うかに気を配るといいでしょう。
自信を捨てる
自信を捨てることは、コミュニケーション力向上のきっかけとなります。
「他人とのコミュニケーションにおいては自信を持つことが大事」と思うかもしれませんが、実はそうではないのです。
こちらの研究についてご覧ください。
2003年に発表された「自信とパフォーマンス、成功、幸福、健康」に関する論文によると、
- 自信が高くても、特に仕事の能力が高いわけではない
- 自信が高い人は、長期的には嫌われやすい
- 自信が高くても、リーダーシップが高いわけではない
このように、むしろ自信を持つことでコミュニケーションを破壊してしまう可能性があるのです。
では、なぜ「自信を持つこと」がさも良いようにされているかというと、 心理学者ロイ・バウマイスター曰く、
自信の高さがもてはやされるのには、いくつかの複雑な原因がある。わたしたちは客観的な成果を重視するが、自信を持っている人の多くは、自分の成功や幸福を大げさに言いふらしがちだからだ。
引用元 「自分に自信を持て!」はデメリットのほうが大きい - Paleolithic Man パレオな男 アラフォー男がアンチエイジングについて考えるブログ
つまり、「自信を持つことは良い」というのは、自信過剰な人の主観的な価値観だったというわけなのです。
持つべきは「自信」よりも「謙虚さ」なのです。でも、なぜだか分かりますか?
紙やすりを触る
紙やすりを触りながら相手と話すことも、コミュニケーション力の向上につながります。
「意味が分からない」と思いますので、まずはこちらをご覧ください。
ドレクセル大学の実験で、67名の学生を対象に紙やすりを触りながらドアに指が挟まっているところ等の痛そうな画像を見てもらい、一方の比較対照群にはつるサランラップを触りながら痛そうな画像を見てもらいました。
そしてその後、全員の脳波をチェックしながら画像を見てもらったところ、紙やすりを触りながら画像を見たグループの方がラップ触ったグループよりも脳の中の共感能力が働いた時に活性化する部位が活動的になっていたのです。
参照元 Experiencing haptic roughness promotes empathy - ScienceDirect
つまり、これは他人の感情に敏感になっていることで、共感能力が高まっているのではないかと考えられます。
コミュニケーションを取る上で、相手の気持ちを汲むことは大事なことですが、実際に共感んするのは難しいものです。
そこで物理的に刺激を与えることで疑似共感を生み、それにより共感力が高まりコミュニケーション力の向上につながるのでしょう。
共感力を高めるには、EQを高めることが重要です。
ちょっとした工夫を意識する
ここまで「コミュニケーション力を向上させるために効果的な4つのこと」について紹介してきましたが、コミュニケーションを取る際に大事なことは”ちょっとした工夫を意識する”ことだと思うのです。
他人とコミュニケーションを取る際、気を遣って話すものの、意識して何かを変えるということはあまり無いのではないでしょうか?
しかし、このちょっとした工夫を意識してコミュニケーションを取るだけでも、相手が自分に抱く印象は良くなるはずです。
特に上司とのコミュニケーションにおいては、いかに工夫するかが気に入られるためのポイントです。
そもそもコミュニケーションとは?
コミュニケーションというと、多くの人は”話すこと”をイメージするでしょう。
しかし話すこと以外にも、振る舞いや表情、声質、間合い、装いなどもコミュニケーションの要素となります。
もちろんコミュニケーション主な要素は話すことですが、コミュニケーションという体系的な行為によって相手に与える印象は、話すこと以外の要素からの方が大きいのです。
したがって、コミュニケーション力を向上させるにあたっては、むしろ先に挙げた振る舞いや表情、声質、間合い、装いといった要素を強化することが極めて重要なのです。
面接におけるコミュニケーションにおいても、話すことよりもそれ以外の要素が重要なのです。
コミュニケーションを取る上での意識
多くの人は、コミュニケーションを取る時に「何を伝えよう。どう伝えよう。」と意識します。
しかし良いコミュニケーションを図るためには、「何を考えているか。どう思っているか。」と相手を意識することが必要なのだと思います。
相手の考えや思いを意識した上でコミュニケーションすることが、コミュニケーション力向上の第一歩となるのではないでしょうか。
コミュニケーションを取る上でもう一つ重要なことは、「自分がどのような人間か」を知ることです。
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