












この記事を読んでほしい人
- プレゼンや面接を控えて既に緊張している人
- いつも本番で失敗してしまう人
- 上がり症な人
スポーツ選手が緊張に強い理由
大観衆の中で平然と自分のプレーをして一定の結果を出すスポーツ選手は、「緊張なんてしないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、超一流のスポーツ選手であっても極度の緊張を感じ、試合前には極度にナーバスになる選手も少なくありません。
しかし、彼らは緊張に対する術を心得ていたり、緊張に対して強くなる試みを行っているからこそ、大観衆の前でも自分のプレーをして一定のパフォーマンスを上げることができるのです。
そして、彼らの緊張に対する術や試みというものは、度々あるプレゼンや面接に望むサラリーマンにも参考になる部分は多いと思います。
では、スポーツ選手はなぜ緊張にうまく対処できるのでしょうか?
緊張を和らげる6つのテクニック
スポーツ選手が行う”緊張を和らげる方法”はいくつかあります。
そしてそれらは、プレゼンや面接を前に感じる緊張に対しても効果を発揮できると考えられます。
そしてここでは「6つの緊張を和らげるテクニック」として紹介します。
これから大事なプレゼンや面接を控えている人は、事前にここで紹介することを試してみることをオススメします。
転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?
瞑想する
瞑想するだけでプレッシャーや不安を和らげることができます。
プレゼンや面接の直前に行うだけでも効果があるので、当日は少しだけ早く現地に行き、そこで瞑想してみましょう。
ちなみに座禅を汲んで瞑想する必要はなく、「『会社が休みの日に簡単にできる』科学的に有意義なリフレッシュ方法」でも話しているように、ただ歩くだけでも瞑想効果を得ることはできます。
旅思考
旅思考というのは、結果にとらわれるのではなく「人生は旅である」と考えることです。
どうしてもプレゼンや面接に望むにあたり、結果を意識してしまいます。
それゆえ、より緊張を感じることにつながってしまうのです。
しかし旅思考をすることによって、「たとえ失敗したとしても長い人生の中のちょっとしたスパイス」程度に考えることができ、過程を楽しめるようになります。
面接では考え方を変えるだけでも、うまくいくものです。
ルーチン
元野球選手のイチローが行っていたことでも知っている人もいるかもしれませんが、何か決まったこと(儀式)を行うと緊張が和らぎます。
また、ルーチンを行ってから本番を迎える方が成功率が上がるという研究もあります。
例えば、『その時感じる緊張を絵で表し、それに上から塩を振り、5秒待ってからゴミ箱に捨てる』といったようなことをするのです。
緊張したときには、一定時間全く関係ないことを集中して行うだけで、血圧が下がるため、緊張が和らぐのです。
一方でルーチン化した仕事は飽きますよね…。
頭の中で歌を歌う
プレゼン中や面接中に頭の中で歌を歌います。
なぜなら、頭に考える余裕があることで緊張を感じることができるからです。
そのため、歌を歌ったり、楽しかったことを思い出したり、その日の夕飯を考えるなど、全然関係のないことを頭に入れることで余裕を無くすのです。
ちなみに面接に落ちる人ってどんな人だと思いますか?
1秒以上呼吸を置く
プレゼンや面接が始まる直前に、1秒ほど呼吸を置きます。
サッカーで最も緊張する場面として、PK(キッカーがゴールキーパーと1対1でボールをゴールに向かって蹴る)があるのですが、この時は試合会場にいる人の視線がそこに集中するためものすごいプレッシャーを感じるはずです。
しかし、1秒以上呼吸を置いて蹴った選手は、PKの入る確率が1.38倍になったのです。
(ボールを蹴る前に1秒以上呼吸を置いて蹴ると成功率が80%で、1秒以内は56%)
こんな方法でもプレッシャーを解消することができます。
プレッシャーをかけた状態で練習する
プレッシャーをかけた状況で練習すると、本番で緊張を感じづらくなります。
プレゼンや面接の練習を行うことがあると思いますが、黙々と一人でやるのではなく、誰かに見てもらいながら練習するとプレッシャーを感じることができるでしょう。
また、もし誰もいない場合は、自分の練習している姿をカメラに映して行うだけでも、効果があるとされています。
つまり、”誰からに見られている”という意識がプレッシャーを生むことにつながるというわけです。
面接練習をするのであれば、こちらの方法がオススメです。
緊張に強い人の特徴
ここまで緊張を和らげるテクニックについて紹介してきましたが、一方で元々あまり緊張しない=緊張に強い人もいます。
では、なぜそういった人たちは緊張に強いのでしょうか?
実は緊張に強い人には、ある特徴があるのです。
自己意識レベル
プレゼンや面接をする際、どうしても自分の見え方や振る舞い方を意識してしまいます。
しかし緊張に強い人は、あまり自分のことを意識しないのです。
全く意識しないわけではないのですが(全く意識しなかったら相手の印象を損ねる可能性があります)、自分を意識する頻度や程度が一般的な人よりも低いとされています。
プレゼンや面接による不安を解消したいなら、コーピングという方法がオススメです。
神経症的傾向が低い
神経症的傾向とはメンタルの安定度合のことで、これが高い人ほど繊細だと言えます。
そのため、神経症的傾向が低ければどちらかというと鈍感であり、緊張や不安を感じにくいのです。
ただ、これは生まれつきのものであるため、鍛えることは難しいでしょう。
不安を感じることは悪いことではなく、むしろ全く感じないのはNGです。
サイコロジカルモメンタルが高い
サイコロジカルモメンタルとは、障害が発生した際、自分の特技と噛み合わせて解決していこうという意識のことです。
そしてこれは、過去の成功体験によってもたらされるのです。
そのため、過去の成功体験が多い人ほど自己肯定感が高く保たれるため、あまり失敗を意識しないようになり、また失敗してもなんとかなると考えることができるのです。
なぜ本番で失敗してしまうのか?
誰もが緊張を感じる一方で、本番をうまく乗り切る人もいれば失敗する人もいます。
では、ここではちょっと見方を変えて、なぜ失敗してしまうのでしょうか?
もちろん、そもそも準備不足であれば失敗するのは目に見えていますが、準備も万全にもかかわらず失敗してしまうのにはいくつかの原因が考えられます。
ここでは、「失敗を誘発する2つの原因」について見ていこうと思います。
失敗はしたくないのは当然ですが、こちらを見れば失敗しても大丈夫だと思えるはずです。
-
-
「面接の失敗談」みんなはどんな失敗をやらかしているのか?【紹介】
続きを見る
不安対策が不足している
失敗とは、プレッシャーが掛かる状況で不安が起こるために起こるものです。
そのため、プレゼンや面接の準備と併せて、不安対策もする必要があるのです。
不安対策がされていないことで、本番で脳内が不安でいっぱいになり、話したりボディランゲージするための処理能力が無くなってしまいます。
つまり、プレゼンや面接で必要つとされる準備とそのような状況で感じるプレッシャーに対する準備は別物であり、改めて先ほど紹介した緊張対策をすることで失敗する確率を下げることができるはずです。
不安対策をすると良いですが、前提としてプレゼンや面接の準備はしておきましょう。
自意識過剰
他人は自分が思うほど見ていないものです。
それにもかかわらず、多くの人は「すごい見られている」と勝手に思い、緊張していってしまうのです。
プレッシャーが強い時にパフォーマンスが落ちる人たちの多くは、脳の前頭前皮質の活動が低下してしまうのですが、これはいわゆる考えすぎによって起こることです。
例えば、プロゴルファーに以下の方法でプレーをさせるという実験があります。
(1)暗算しながらプレー
(2)録画されて他のプロにチェックされながらプレー
結果はどちらもパフォーマンスは低下するのですが、(2)の方が大きくパフォーマンスを低下させたのです。
つまりプロスポーツ選手であっても、自分の動きが注目されていると考えてしまうことで、失敗する可能性が高まるということです。
他人に見られると緊張が増しますが、自分自身を見ることは緊張を和らげます。
ゲン担ぎという名の緊張対策
「これをすれば試合に勝てるんだ」
スポーツ選手が試合前に行きつけの飲食店で決まったものを食べたり、グラウンドに触って何かを呟いたりするシーンを見たことはあると思います。
いわゆるゲン担ぎですが、これこそが緊張対策なのです。
ゲン担ぎに集中することで、試合を前にして感じる緊張から注意を背けるのです。
ものすごく緊張を感じるスポーツ選手のように何かゲン担ぎを行うことで、プレゼンや面接に感じる緊張も和らぐのであれば、あなたも何かゲン担ぎを考えてみてはいかがでしょうか。
自分は緊張しやすいのか否か。あなたはどちらだと思いますか?
-
-
【診断】ビッグファイブ理論!コレであなたの本当の性格が分かる?!
続きを見る