












この記事を読んでほしい人
- 成果を出して出世・昇給を目指している人
- 在籍している職場の業績悪化に悩んでいる人
- 職場の人と仲良くする必要なんてないと思っている人
仲が悪いと業績も悪くなる理由
仕事において、職場の人と仲良くする必要はありません。
しかし、職場の人同士の仲が悪いと結果的に業績も悪くなります。
おそらくほんとの人は、「職場の仲が悪い=業績が悪くなる」ということをなんとなくイメージできるかとは思います。
でも、なぜ職場の仲の良し悪しが業績に影響するのでしょうか?
それは、当たり前ですが仲が悪いと社員同士のコミュニケーション自体が減ります。
そしてコミュニケーション回数が減ると、以下の3つのものが失われるからです。
情報交換の欠如
発想や創造の欠如
貢献や献身の欠如
職場の仲が悪くコミュニケーション機会が減ると、これら3つのものが無くなってしまうことによって業績が悪くなってしまうのです。
それでは、なぜこの3つのものが失われてしまうのでしょうか?
情報交換の欠如
職場の仲が悪いと情報の交換が無くなります。
すると、ある特定の情報を手に入れることで何かしらの利益を創出することができるものが成されなくなってしまいます。
その簡単な例をここに示します。
「Aが担当しているB社が○○という商品を求めている」という情報をCがたまたま手に入れた。
しかしCはAと仲が悪かったため、わざわざその情報をAに話すことはなかった。
そのため、結果的にB社はちょうど提案のあったD社から○○を購入することに至った。
この例はあからさまかもしれませんが、仲が悪いことでコミュニケーションを取らないと、このようなことが起きる可能性も往々にしてあります。
自分では大して重要ではない情報でも、ある人にとってはとても有益な情報かもしれません。
しかし仲の悪さゆえ、その情報の伝達が遮断されてしまうわけです。
すなわち、職場の仲の悪さから起きるコミュニケーション不足が情報交換を停滞させてしまい、結果業績に悪影響を及ぼすのです。
転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?
発想や創造の欠如
職場の仲が悪いと発想や創造も無くなります。
一見、職場の仲の良さ=コミュニケーション機会は発想や創造と関係が無さそうです。
しかしコミュニケーションと発想・創造は密接に関係しているのです。
例えばコミュニケーションと発想や創造の関係性を肯定し、それを促す工夫をしているのがGoogleです。
イノベーションを生み出すには「知と知の組み合わせ」が必要であり、さらに、それらの知は距離が離れている(異分野である)ことがポイントであると、言われています。
社食のレイアウトに関する以下の2つの仕掛けは、偶然居合わせた人々の会話が弾むように、という意図が隠されています。
引用元 【海外企業ユニーク事例】社員の健康とイノベーションが狙い?Google社の仕掛けだらけの社員食堂 - 働き方改革ラボ
このように、社員間のコミュニケーションが活発化すれば新たな物事が生まれる可能性が高まると言えます。
つまり逆説的に言えば、仲が悪くコミュニケーション機会が少ないと新たな発想や創造が生まれにくくなり、改善策や解決策が施されず業績に悪影響を及ぶかもしれません。
あなたが個人的にコミュニケーションに自信が無いのであれば?
貢献や献身の欠如
職場の仲が悪いと社員同士の貢献性や献身性も無くなります。
しごく当たり前のことですが、仲の良くない人のためにまで身を粉にするという人は稀です。
いわゆる親切心が育まれるか否かということですが、仲が悪いとこの心意気は芽生えません。
親切心があれば、他の人が困っていれば手を貸すでしょう。
また他人にメリットがあることであれば、言われずとも教えようとするでしょう。
そしてこのような貢献・献身の心があると、それが相乗効果として現れます。
恩送り(ペイフォワード)は科学的にも証明されているため、ここで食事をした子は高い確率で将来人助けをするはずです。
なぜなら、親切にされた人は他者へ親切にする確率が3倍になるそうです。さらに親切をした人も、人生の満足度が高まり落ち込む頻度が減るとのことです。https://t.co/zVLrfhMI7Z
— ケイ雑学 (@mikaitabi) September 11, 2021
つまり、他人のためにひと汗流せる組織では個人プレーにならざるを得ません。
そのため、相乗効果から得られる利益が阻害されてしまい業績に悪影響を及ぼすのです。
親切がさらなる親切を生み出すだけでなく、他にも良いことが?
仲が悪い職場の特徴
ここまで職場の仲が悪いと業績に悪影響が及ぶという話をしてきました。
その一方で、どのような職場だと仲が悪くなってしまうのでしょうか?
これを知ることで、今は仲が良い職場は関係性悪化を防ぎ、すでに仲が悪い職場は改善の糸口となれば幸いです。
僕が考える仲が悪い職場の特徴は3つあります。
利権意識が強い
派閥意識が強い
年齢の乖離
これらの特徴がある職場ほど社員同士の仲が悪化すると考えられます。
では、その理由をそれぞれ話していきます。
一方で、このような職場だと仲が良くなるのではないでしょうか?
既得権への固執
各人の既得権へ固執していると職場の仲が悪くなります。
これは(本来は会社のものであるが)権益を自分のものだという認識が強いがあまり、自然と他者を敵とみなし寄せ付けないようになります。
例えば、担当している営業先を他者(他部署)から遠ざけるために、営業先にとって有益な情報を他者(他部署)が持っていることを知っていたとしても繋ごうとはしません。
これは、営業先の意中の相手が他者や他部署に心移りしてしまうことで自分が必要とされなくなるという恐怖と現在利益の分配による取り分の減少を懸念しているというわけです。
そのため、既得権へ固執している人がいる職場は自ずと仲が悪くなる傾向があります。
既得権へ固執している人ほど他人に意地が悪いものです。
派閥意識の強さ
派閥意識が強いと職場の仲が悪くなります。
「同じ方向を向く組織がヤバイ理由と同じ方向を向く組織の特徴【解説】」で話しているように、派閥を持つことは組織において良いことだと考えられます。
しかし一方で、派閥意識が強すぎると自派閥以外の人とのコミュニケーションに難が生じます。
例えば、自分と仲の良いグループ以外の人を理由なしに敵視したり、物事の正否ではなく派閥に所属しているか否かで判断するようになります。
このようなことが派閥ごとに起こることで、より一層派閥間の争いが増えて仲が悪くなっていきます。
派閥に属することは面倒ですが、どこにも属さず孤独なのもまた辛いものです。
年齢の乖離
年齢が乖離している人が属する職場は仲が悪くなります。
こちらに関しては必ずしもそうとは限りませんが、歳の差による価値観や感覚には大きな違いがあります。
ちなみにこんな話があります。
様々な人種(白人、黒人、アジア人、ヒスパニックなど)と様々な年代の人々が属したコミュニティーにおいては、人種よりも年代同士で固まる傾向があるそうです。
そして企業のようなコミュニティーにおいてはより顕著だということです。
これらのことから、特にほどんどの社員が日本人である私たちの職場においては、年齢が離れている人同士が属している職場ほど仲が悪くなる傾向が高いと考えられます。
仲の良さは職場選びのポイント
あなたがもし転職を考えているのであれば、職場の仲の良さは転職後の昇給や賞与に大きく関わってくるポイントだと言えます。
職場の仲が悪い職場に転職してしまえば、本来上がるはずの給料やもらえるはずの賞与を手にできなくなってしまう可能性があります。
仕事内容や給与、福利厚生といった明確な条件も大事である一方、転職先の職場の雰囲気も事前にキャッチアップできると良いでしょう。
一方で、社員同士の仲が悪い職場にいる人であれば、業績が向上している仲の良い職場への転職を考えることをオススメします。
もしあなた自身に力があったとしても、社員同士の仲が悪い職場にいては宝の持ち腐れとなってしまうからです。
職場の仲の良さは仕事をする上でとても重要な要素の一つなのです。
なるべく自分と価値観の合う仲間がいる職場で働きたいものですよね。
転職をする場合、多くの人は転職サイトで求人を探します。
ただし自分一人だと、多くの求人をの中から自分の能力や経験、条件に見合う求人を探し、さらに面接日程の調整や労働条件、給与の交渉までを行うのはとても時間と労力が掛かります。
一方で転職エージェントに任せれば、数十~数百社もの求人からあなたに最適な求人を紹介してくれます。
また、応募書類の添削、面接日程の調整、労働条件や給与の交渉と全てを行ってくれます。
そのため、普段仕事で忙しくてもスムーズに転職活動に励めます。
ただ、ひとえに転職エージェントといっても、「求人数が多い」「新卒・第二新卒向け求人が多い」「高年収の求人を扱っている」「専門職系の求人を扱っている」「地方求人が多い」など、各転職エージェントによって特徴や強みはバラバラです。
したがって、これらを理解した上で”自分の状況に合った”転職エージェントを活用することで、満足のいく転職を叶えることができます。